20世紀少年

20世紀少年

コンビニの店長をする平凡な青年・ケンヂ(遠藤健児)が、子供時代の仲間たちとともに、人類滅亡を企む謎の人物・ともだちに立ち向かう姿を描いたミステリー色の強い作品。ジャンルとしてはタイトルに本格科学冒険漫画と銘打たれている。ケンヂの子供時代の記憶が物語の真相を読み解く重要なパートとなっており、アポロ11号の月面着陸や万国博覧会といった70年代のおもなトピックも作中に登場する。なお、続編となる『21世紀少年』は『20世紀少年』の完結編といえる内容で、上下の2巻が発行されている。

正式名称
20世紀少年
ふりがな
にじゅっせいきしょうねん
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
 
推理・ミステリー
 
サスペンス
レーベル
ビッグ コミックス(小学館)
関連商品
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概要・あらすじ

かつて悪の組織から平和を守る正義の味方や一流のミュージシャンになることに憧れていた少年・ケンヂ(遠藤健児)。だが、大人になった彼は、かつて自分が憧れたようなヒーローではなく、実家のコンビニで店長を務めながら冴えない毎日を送る、ごく平凡な男になっていた。そんなある日、ケンヂは小学校時代の友人ドンキーが学校の屋上から投身自殺したことを知る。

ドンキーの死に違和感を覚えたケンヂは、やがてともだちと呼ばれる人物をリーダーとする教団がその死に関わっていること、そしてともだちが自分が少年の頃に考えたよげんの書の内容に従い、大量殺戮のテロを実行しようとしていることに気付く。「ともだちの正体は一体誰なのか?」よげんの書に書かれた出来事が次々と現実になるなか、ケンヂは、ともだちの正体を暴き、その野望を阻止すべく、少年時代からの幼なじみである仲間たちとともに行動を起こす。

登場人物・キャラクター

遠藤 健児 (えんどう けんぢ)

若い頃はミュージシャンを目指していたが、夢破れて母親のチヨとともに実家のコンビニを経営する男性。独身。キリコという姉がおり、彼女が実家にあずけた姪のカンナの面倒を見ている。小学生時代に遊びで悪の組織による世界征服のシナリオを描いたよげんの書をつくった本人であり、小学校時代の友人ドンキーの死をきっかけに、ともだちと呼ばれる謎のカルト教団を率いる人物の存在を知る。 やがて、ともだちがよげんの書に書かれた「細菌兵器を使った大量虐殺」を現実に実行しようとしていることに気付いたケンヂは、ともだちの正体を暴き、これを食い止めることを決意。よげんの書の存在を知る、かつての幼なじみたちとともに行動を起こす。 だが、政治権力を握ったともだちによって、逆に凶悪なテロリストへと仕立て上げられ、指名手配されてしまう。2000年12月31日の巨大ロボットを使用した細菌散布による血のおおみそか事件以降、行方不明になる。

遠藤 カンナ (えんどう かんな)

ケンヂの姉であるキリコの娘。登場時は赤ん坊だったが、のちに女子高生へと成長する。生まれてすぐキリコによって実家に預けられ、ケンヂと祖母のチヨによって育てられた。強気な性格で、運動神経が抜群。カードの数字を当てたり、スプーンを曲げたりできる超能力も持つ。 ケンヂを実の父親のように慕っており、ケンヂの残した白い帽子を愛用。また、ケンヂの歌が録音されたカセットテープをよく聴いている。ケンヂが行方不明になったあと、その意思を継いでともだちの野望阻止のために戦う。

遠藤 貴理子 (えんどう きりこ)

ケンヂの姉。好き勝手に生きてきたケンヂと違い、優秀でしっかり者。弟想いな女性で、ケンヂのために先輩からギターをもらってきてあげたり、ケンヂが交通事故を起こしたときは志望していた大学の受験を投げ出して病院にかけつけたりしている。また、父親が死んだ際も、バンド活動に明け暮れていたケンヂに代わって、自分が実家の酒屋を切り盛りした。 エリートサラリーマンの恋人がいたが、ともだちの命令を受けた殺し屋によって線路に突き落とされて殺害される。その心の隙をともだちに突かれ、血の大みそか事件で使用された細菌兵器の開発に携わることとなる。だが、のちに己の過ちに気付き、ともだちから人類を救うため独自に細菌兵器のワクチンを開発した。

ともだち

熱狂的な信者を持つカルト教団の教祖。信者たちからはともだちと呼ばれている。常に教団のマークが記されたマスクを被っており、名前や素顔は不明。邪魔な相手は「絶交」と称して、信者に殺害させるなど、極めて危険な思想を持つ。ケンヂが小学生のときに書いたよげんの書の内容に従い、各地でテロを実行。 細菌兵器を使った人類滅亡を企てる。同時に、友民党という政党を結成して政界へも進出。連立政権の一員となるなど、国家権力への影響力も強める。15万人が死亡した血の大みそか事件の実行犯であるが、権力を使い、この事件をケンヂたちによるものとでっちあげた。一方で、自らはケンヂたちから世界を救った英雄として称賛され、やがて日本の政治を一手に動かすほどの強大な権力を獲得。

落合 長治 (おちあい ちょうじ)

ケンヂの小学生時代の幼なじみで、よげんの書の存在を知るメンバーのひとり。あだ名はオッチョ。子供のころは、音楽好きで、大人びた思考をする少年だった。大学卒業後は一流企業に勤めていたが、息子の死をきっかけに会社を退職。インドで修行僧となり、この修行を通して、精神的・肉体的な強さを手に入れる。 その後、タイのバンコクへと移り住み、ショーグンという名で裏稼業を営んでいた。そのタイでともだちの計画の一端を知り、ケンヂの呼びかけに応じて日本へと帰国。ともだちの野望を阻止すべく行動をともにした。血の大みそか事件でケンヂが行方不明になったあとは、監獄に収監されていたが自力で脱獄。 その後、ユキジや女子高生となったカンナと再会し、ともにともだちと戦った。

瀬戸口 ユキジ (せとぐち ゆきじ)

ケンヂの小学生時代の幼なじみで、よげんの書の存在を知るメンバーのひとり。曲がったことが嫌いな勝ち気な性格の女性。弁護士の市原節子とは友人。幼いころから祖父に柔道を習っており、小学生時代は「史上最強の女子」と称されていた。また、中学時代に「不良グループ13人と喧嘩して全員病院送りにした」、高校時代に「暴走族相手に大立ち回りを演じた」といった数々の武勇伝を持つ。 成人後は成田空港の税関職員をしていていたが、やがてともだちの計画を知り、ケンヂと行動をともにする。血の大みそか事件でケンヂが行方不明になったあとは、東京に出てきたカンナを引き取り面倒を見ていた。 小学校時代にケンヂがいじめっ子のヤン坊、マー坊から自分を助けてくれようとしたことを覚えており、ケンヂに対して密かに好意を寄せている。

皆本 (みなもと)

ケンヂの小学生時代の幼なじみで、よげんの書の存在を知るメンバーのひとり。あだ名はヨシツネ。子供時代は気弱な少年だった。大人になってからは冴えないサラリーマン生活を送っていたが、ケンヂの呼びかけに応じて、ともだちの計画を阻止するべく行動をともにする。血の大みそか事件でケンヂが行方不明になったあとは、その意思を継ぎ、独自にともだちへのレジスタンス組織を結成。 リーダーとして組織をまとめる傍ら、自身も清掃係として、ともだちに対して疑問を持つ人物を洗脳するための施設であるともだちランドへの潜入捜査を行っていた。

丸尾 (まるお)

ケンヂの小学生時代の幼なじみで、よげんの書の存在を知るメンバーのひとり。小学校時代は、臆病だが気のいい食いしん坊な少年だった。成人してからは、ケンヂと同じ商店街でファンシーショップを営んでいた。ケンヂからともだちの計画阻止のために呼びかけられた際には、店を畳み、妻と息子を博多の実家へ戻してまで、これに応じた。 血の大みそか事件でケンヂが行方不明になったあとは、丸子橋という偽名で反ともだちの思想を持つ大物歌手・春波夫のマネージャーとなり、密かにともだちへの復讐の機会を窺っていた。

子門 真明 (しもん まさあき)

ケンヂの小学生時代の幼なじみで、よげんの書の存在を知るメンバーのひとり。あだ名はモンちゃん。ヘビが大嫌いな男性。大学時代はラグビーの花形選手として活躍する。卒業後は、社会人ラグビー強豪の酒造メーカーに就職するが、母の死をきっかけにドイツへと渡り、新たに輸入ビジネスを始めた。 小学校の友人であるドンキーの葬式でケンヂと再会。その後、ドイツへ戻るが、医師から不治の病を宣告されてしまう。そんなときに、ちょうどケンヂからの呼びかけがあり、これに応じて帰国。ともにともだちの計画阻止のために行動した。血の大みそか事件でケンヂが行方不明になったあとは、独自にともだちについて調査し、よげんの書の続きであるしんよげんの書を発見。 そのコピーをユキジに渡した。また、学校の教師となっていたサダキヨを尋ねて、ともだちの正体やキリコの行方などの情報を聞き出した。しかし、その直後にサダキヨによって殺害されてしまう。

ケロヨン

ケンヂの小学生時代の幼なじみで、よげんの書の存在を知るメンバーのひとり。カエルに似たルックスの男性。本名は不明でケロヨンはあだ名である。成人後は結婚し、そば屋を営んでいたが、のちに離婚した。ケンヂからともだちの計画を阻止しようという呼びかけを受けるも、これを断る。 以来、誘いを断って逃げたことを後悔し、罪悪感を背負いながら暮らしていた。血の大みそか事件でケンヂが行方不明になったあとは、息子とともにアメリカへ移り、車で各地を巡りながらそばを売る仕事につく。そんななか、ニューメキシコ州のある田舎町で血の大みそか事件と同様の細菌兵器が散布されたこと、さらにケンヂの姉であるキリコがその細菌に対するワクチンを配布していることを知り、地球を救うためにともだちとの戦いに身を投じる覚悟を決めた。

今野 裕一 (こんの ゆういち)

ヒッピースタイルの男性。ケンヂの小学生時代の幼なじみで、よげんの書の存在を知るメンバーのひとり。小学校卒業後は北海道に転校し、ケンヂとは疎遠になっていた。成人後、突然ケンヂからともだちの計画を阻止しようという手紙を受け取るも、当時ケンヂがテロリストとして指名手配されていたこともあり、これを無視する。 だが、のちにこの選択を後悔し、血の大みそか事件でケンヂが行方不明になったあとは、ひとり北海道のラジオ局でディスクジョッキーをしながら、繰り返しケンヂの歌を流し続けていた。だが、それが原因でともだちから命を狙われることとなる。

木戸 三郎 (きど さぶろう)

ケンヂの小学生時代の幼なじみで、よげんの書の存在を知るメンバーのひとり。あだ名はドンキ―。多くの兄弟姉妹がいる貧乏な家庭で育つ。小学生のころは足が速く、いつも鼻水を垂らしていた。また、理科だけは得意で、幽霊などの存在を一切信じないという科学的な思考の少年だった。成人してからは工業高校の教師になり、妻と幼い息子もいた。 かつての教え子である田村マサオがともだちの教団に入信したことで、ともだちの計画に気付くも、その後に自殺に見せかけて殺されてしまう。殺される前にケンヂへともだちのマークが入った手紙を送っており、これがケンヂがともだちの存在を知るきっかけとなった。

ヤン坊、マー坊 (やんぼう、まーぼう)

ケンヂの小学生時代の同級生である太った双子の兄弟。本名は不明。プロレス好き。小学生時代は乱暴ないじめっ子で、ケンヂたちからは「史上最悪の双子」と呼ばれて忌み嫌われていた。成人後は兄弟で会社を経営して成功を収める。子供のころと違って体型もスリムになり、物腰も柔らかくなっていたが、ヨシツネからともだちの計画を阻止すために協力してほしいと頼まれた際には、これに応じるふりをしつつ、密かにケンヂたちのアジトの場所をともだちの教団幹部である万丈目胤舟に通報した。 血の大みそか事件でケンヂが行方不明になったあとは、大きな権力を手にしたともだちにすり寄り、会社を世界的企業へと成長させただけでなく、マー坊は国の科学技術省長官へと就任する。 しかし、ある出来事がきっかけでともだちを裏切り、ケンヂたちに協力するようになった。なお、スリムだった体型は、その後すぐにリバウンドしたらしく、この頃には子供時代と同じ太った体型に戻っている。

神永 球太郎 (かみなが きゅうたろう)

予知夢の能力を持ったホームレスの老人。男性。その予知夢があまりにも当たることから、ホームレスの仲間たちからは神様と呼ばれて敬われている。かつてはボウリング場の経営者をしており、いつの日かボウリングブームが再来することを夢見ている。予知夢によってともだちの計画にいちはやく気付き、ケンヂが行動を起こすように促した。 血の大みそか事件以降は株で大儲けして莫大な資産を築き、日本人初の民間宇宙旅行者になった。

小泉 響子 (こいずみ きょうこ)

カンナと同じ高校に通う女子高生。ザ・エロイムエッサイムズというハードコアバンドの熱烈なファンで、たびたび学校をさぼってはライブに通っている。血の大みそか事件に興味を持ったことから、要注意人物として洗脳施設であるともだちランド送りに。そこで清掃作業員として潜入捜査をしていたヨシツネと出会ったことで、洗脳されずに済んだ。 しかし、血の大みそか事件の真実を知ってしまったことで、その後もともだちに狙われることになり、それから逃れるためにヨシツネやカンナと行動をともにする。また、サダキヨからモンちゃんが残したともだちの秘密にまつわる手がかりが記されたメモを託された。

五十嵐 長介 (いがらし ちょうすけ)

歌舞伎町警察署に勤務する刑事の男性。「伝説の刑事」と謳われるほどの優秀な刑事。同僚にはチョーさんと慕われている。娘と孫がいるが、これまで仕事一筋で生きてきたため、その関係はギクシャクしている。敷島教授行方不明の捜査を行ううちに、ともだちとその教団の危険性にいちはやく気付く。だが、あまりにも真実にたどり着きすぎたせいで、ともだちの組織の一員となっていた同僚のヤマさんによって殺害されてしまう。「チョーさん」「ヤマさん」という呼び名は人気TVドラマ「太陽にほえろ」の登場人物をイメージしている。

蝶野 将平 (ちょうの しょうへい)

歌舞伎町警察署に勤務する刑事の青年。伝説の刑事と謳われた五十嵐長介の孫で、祖父のような刑事になることを目標としている。優しい性格でやや頼りないところもあるが、強い正義感を持つ。歌舞伎町で発生した中国人殺しの事件がきっかけでカンナと知り合い、血の大みそか事件の真相を知った。

春 波夫 (はる なみお)

国民的な人気を誇る大物歌手の男性。ともだちによって開催が決定された万国博覧会のテーマ曲を歌っている。表向きはともだちに賛同しているが、裏では血の大みそか事件以降に逃亡犯となっていたマルオをマネージャーとして雇うなど、打倒ともだちに協力。かつてケンヂのバンドでドラマーをしていた。 また、似顔絵を描くのが得意という意外な一面も持つ。実在の歌手、三波春夫をイメージしている。

市原 節子 (いちはら せつこ)

ユキジの友人で、市原法律事務所を開いている女性弁護士。既婚者で夫がいる。ともだちの教団に入信した若者たちの家族から依頼を受け、早くからともだちの調査を行っていた。そのため、事務所に盗聴器を仕掛けられるなど、さまざまな嫌がらせを受ける。だが、それに屈することなくともだちと戦い、ユキジにも協力した。 また、ホームレスの支援活動なども行っている。

服部 (はっとり)

ケンヂの小学生時代の同級生である男性。よげんの書の存在を知る人物のひとり。あだ名はフクベエ。成人後に開かれた同窓会でケンヂと再会する。その後、ケンヂの呼びかけに応じて、ともだちの計画を阻止するべく行動をともにした。血のおおみそか事件で、ビルから落下して死亡したと思われていた。

佐田 清志 (さだ きよし)

ケンヂの小学生時代の同級生である男性。よげんの書の存在を知る人物のひとり。あだ名はサダキヨ。小学生時代は、いつもナショナルキッドのお面をかぶり、屋上で宇宙人と交信しようとする変わった少年だった。血のおおみそか事件のあと、カンナの通う高校に英語教師として赴任してくる。 ともだちの協力者で、かつて真実を突き止めようとしたモンちゃんを殺害。だが、そのことに苦悩しており、高校で出会った小泉響子にモンちゃんが残したともだちの正体にたどりつく重要な手がかりのメモを渡した。

山根 (やまね)

ケンヂの小学生時代の同級生である男性。よげんの書の存在を知る人物のひとり。ともだちの協力者で、血のおおみそかで使用された細菌兵器を作成した。血のおおみそか事件後は、大福堂製薬株式会社で、さらに凶悪な細菌兵器を研究・開発する。

万丈目 胤舟 (まんじょうめ いんしゅう)

ともだちの側近を務める男性。本名は万丈目淳一朗。ともだちの教団が政界に進出し、友民党となったあとはその党首、のちに幹事長を務める。もともとは手品グッズなどのインチキな商品を売る露天商で、ケンヂたちの街でも怪しげな商品を子供たちに売っていた。その他に、チャック万丈目として興行師の仕事をしたり、プロダクションの経営などを行っていたが、どれも上手くいかずに、やがてともだちとともに教団を設立する。 ともだちの計画を阻止しようとするケンヂたちと対立。

田村 マサオ (たむら まさお)

敷島教授のゼミに籍を置く、お茶の水工科大の男子学生。高校時代はドンキーの教え子だった。高校まで友達がひとりもいない孤独な青年であったが、そんなときにともだちと出会い、熱烈な信奉者となる。ともだちの望みに従い、殺し屋として活動し、ともだちの教団とトラブルのあった宗教団体の教祖・ピエール一文字を殺害した。

高須 光代 (たかす みつよ)

ともだちの教団の信者である女性。ともだちに疑問をもつ者たちの洗脳施設であるともだちランドのドリームナビゲーターを務める。万丈目胤舟の愛人でもあり、のちに友民党の幹事長になった。また、ともだちの精子を体外受精し、その身にともだちの子を宿した。

敷島教授 (しきしまきょうじゅ)

お茶の水工科大学の教授である男性。ロボット工学の権威で、ともだちに娘を人質に取られたことで、強制的に血のおおみそか事件で使用された巨大ロボットの開発に携わることとなる。その後は、教授を辞めて町工場を営んでいたが、ともだちに反旗を翻したヤン坊・マー坊の依頼を受け、再び巨大ロボットを開発。 ともだちの野望を阻止しようとするカンナたちに協力した。

カツマタ

ケンヂの小学生時代の同級生。理科の実験が大好きな少年だったが、楽しみにしていたフナの解剖の前日に死亡する。以来、夜な夜な幽霊となって理科室に現れるとの噂が立っていた。

集団・組織

友達民主党 (ともだちみんしゅとう)

『20世紀少年』に登場する組織。ともだちの教団の政界進出を機に結成された政党。略称は「友民党(ゆうみんとう)」。党首は万丈目胤舟。教団信者の支持もあって、連立内閣の一員となるなど、政界での勢力を拡大する。血のおおみそか事件以降は、国民の絶大な支持を獲得し、日本の政治権力を一手に担うほどの強大な政党となった。

場所

よげんの書 (よげんのしょ)

『20世紀少年』に登場する書物。ケンヂが小学校のころに考えた、悪の組織による世界征服の方法について記されていた。その内容は、「サンフランシスコで細菌兵器が撒かれる」「空港が爆破される」「2000年12月31日に東京に巨大ロボットが襲来し、世界各地で細菌兵器が撒かれる」といったもので、ともだちはこの書の内容に従い、実際に事件を実行。 また、このよげんの書をもとに、さらなる世界征服の方法を記した、しんよげんの書も存在し、血のおおみそか事件以降は、このしんよげんの書に従って計画が進められた。

イベント・出来事

血のおおみそか (ちのおおみそか)

『20世紀少年』に登場する出来事。2000年12月31日に東京に巨大ロボットが襲来し、世界各地で細菌兵器が散布された事件の通称。この事件により、世界でおよそ15万人が死亡した。小学生のころにケンヂが考えたよげんの書に記されていた計画で、ともだちにより実行された。

クレジット

ストーリー共同制作

書誌情報

20世紀少年 22巻 小学館〈ビッグ コミックス〉

第1巻

(2000-01-29発行、 978-4091855312)

第2巻

(2000-05-30発行、 978-4091855329)

第3巻

(2000-08-30発行、 978-4091855336)

第4巻

(2001-01-30発行、 978-4091855343)

第5巻

(2001-04-26発行、 978-4091855350)

第6巻

(2001-07-30発行、 978-4091855367)

第7巻

(2001-10-30発行、 978-4091855374)

第8巻

(2002-02-28発行、 978-4091855381)

第9巻

(2002-06-29発行、 978-4091855398)

第10巻

(2002-08-30発行、 978-4091855404)

第11巻

(2002-12-25発行、 978-4091866318)

第12巻

(2003-03-29発行、 978-4091866325)

第13巻

(2003-06-30発行、 978-4091866332)

第14巻

(2003-09-05発行、 978-4091866349)

第15巻

(2003-12-25発行、 978-4091866356)

第16巻

(2004-04-30発行、 978-4091866363)

第17巻

(2004-10-29発行、 978-4091866370)

第18巻

(2005-02-28発行、 978-4091866387)

第19巻

(2005-06-30発行、 978-4091866394)

第20巻

(2005-10-28発行、 978-4091866400)

第21巻

(2006-02-28発行、 978-4091801593)

第22巻

(2006-11-30発行、 978-4091808059)

20世紀少年 完全版 11巻 小学館〈ビッグ コミックス〉

第1巻

(2016-01-29発行、 978-4091875365)

第2巻

(2016-02-29発行、 978-4091875495)

第3巻

(2016-03-30発行、 978-4091875501)

第4巻

(2016-04-28発行、 978-4091875549)

第5巻

(2016-05-30発行、 978-4091875556)

第6巻

(2016-06-30発行、 978-4091875563)

第7巻

(2016-07-29発行、 978-4091875570)

第8巻

(2016-08-30発行、 978-4091875587)

第9巻

(2016-09-30発行、 978-4091875594)

第10巻

(2016-10-28発行、 978-4091875600)

第11巻

(2016-11-30発行、 978-4091875624)

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