666~サタン~

666~サタン~

世界征服を夢見るジオ・フリード。彼はルビィ・クレセントと出会い、彼女のボディガード兼友人となった事をきっかけに、オーパーツや超古代文明を巡って、大国ステア国やゼノム組織と戦う事となる。

正式名称
666~サタン~
ふりがな
ろくろくろく さたん
作者
ジャンル
ダークファンタジー
 
ファンタジー
関連商品
Amazon 楽天

概要・あらすじ

世界征服を夢見るジオ・フリードは、ルビィ・クレセントと出会い、彼女のボディガード兼友人となった事をきっかけに、天使や悪魔の名を冠したオーパーツや、世界を破壊する力を持つカバラを巡って、大国ステア国ゼノム組織と対立する事となる。全19巻。2部構成で、1~53話が第1部、54~76話(最終話)が第2部となっている。

登場人物・キャラクター

ジオ・フリード (じおふりーど)

第1部では13歳、第2部では17歳の少年。世界征服が夢。補償金のためならなんでも請け負う、仕事請負人。体内にルシフェルが宿っており、幼い頃から迫害されてきた。オーパーツの零式を扱うO.P.T。ルシフェルとルビィ・クレセントにより、左右の手に新たなオーパーツを与えられた。 元々は、ルシフェルの暴走を予期してアダムとイブが作った、カバラとは別の情報記憶体。

ルビィ・クレセント (るびぃくれせんと)

世界一のトレジャーハンターになるのが夢。古代文字を読むことが出来る。父であるゼクト・クレセント教授も、同じトレジャーハンターでありステア国のアタックに所属していた。父の形見のペンダントは、Sクラスのオーパーツ・ソロモンの鍵であり、100以上のエフェクトを有し、天使や悪魔を目覚めさせる能力を持っている。 正体は、正カバラの天使サンダルフォン。

ルシフェル

ジオ・フリードに宿っており、彼の体を乗っ取って現れる。白髪で、額にⅥ6六(あるいは666)の文字が刻まれている。背中に8枚の翼が現れることも。アダムカドモン種に嫌悪感を抱いている。ジオのスピリッツを成長させ、自らの物質化復活の糧とする為、彼の左手にエネルギー吸収のオーパーツ能力ナンバーオブビーストを与えた。 逆カバラの頂点に君臨するセフィロト。

ジン

ジオ・フリードの幼い頃の友人。迫害を受けていたジオをかばっていたが、ルシフェルが両親を殺害した姿を目撃、ジオが犯人だと信じこみ、突き放した。物語中盤で、サバキの手下として登場。黒炎を放つオーパーツを使うO.P.T。ジオとイバラの遺跡での戦いの後、ジオへの誤解がとけ、スピリッツも変質。 オーパーツも青い炎を放つようになった。

クロス・ビアンキーナ (くろすびあんきーな)

ステア国政府の総司令官である少年。強大なスピリッツの持ち主で、Cランクオーパーツである五連の指輪・ジャスティスで、Aランクオーパーツ・メサイアを撃破した。政府には興味がなく、サタンを殺すことを目標としている。幼い頃、妹のリリィと共に両親から捨てられた。サタンに正体や孤独や憎悪を見込まれ、それを成長させる為だけに、妹と彼の近辺半径50キロメートルを吹き飛ばされた。 オーパーツのジャスティスは、妹の遺品。正体は正カバラの天使メタトロン。リリィも本物の妹ではなく、ルビィ・クレセントの細胞から作られたものであった。

集団・組織

ステア国 (すてあこく)

『666~サタン~』の国家。ジオ・フリード達が住む大国で、オーパーツの眠る遺跡を多く有している。軍部特殊機関の中に、自国の遺跡とオーパーツを守るガーディアン、他国のオーパーツを奪取するアタックなどが存在する。ルビィ・クレセントの父ゼクトは、過去にアタックに所属していた。総統は幻のアマテラス・ミコ。 正カバラの10のセフィロトの天使を集めて完成させようとしている。

ゼノム

『666~サタン~』に登場する団体。高ランクオーパーツの所持・密売を行う組織。バクやワイズ、シュリ、ブラウニー博士が所属する。ステア国とは手を組むこともあるが、基本的に組織の意向を重視し、国家に楯突くことも辞さない。逆カバラのセフィロトの悪魔を集めて完成させようとしている。総帥はルビィ・クレセントの養父ゼクト。 悪魔のアスモデウスとベルフェゴールを身に宿している。

その他キーワード

超古代文明 (ちょうこだいぶんめい)

『666~サタン~』の用語。青き星で繁栄した文明。現代では考えられない知識や科学力で栄えたが、衰退、絶滅。不可思議な力を持つオーパーツを多数遺した。

オーパーツ

『666~サタン~』の用語。超古代文明の遺した、不可思議な力を持つ遺産。火や電気、磁力、音など、様々なエフェクトを持っている。オーパーツに力を与える、スピリッツを放出することの出来るO.P.Tのみが、オーパーツを扱える。SS、S、A、B、C、D、Eのランクがあり、特殊・高威力のオーパーツほどランクが高い。 低ランクのオーパーツも、扱いによっては高ランクの物に勝つことが出来る。あらゆる情報を吸収し、原子・分子レベルの構成を記録・再現することで、エフェクトとして発現させる。

エフェクト

『666~サタン~』の用語。オーパーツが発生させる特殊効果。火や電気、磁力、音だけでなく、力を倍増させる、燃え続ける炎を出すなど、様々な種類がある。スピリッツの質により、エフェクトが変化することもある。

スピリッツ

『666~サタン~』の用語。オーパーツのエネルギーとなる、精神エネルギー。O.P.Tのみが放出することが出来る。スピリッツの質や量により、オーパーツの発するエフェクトが変化することもある。自己ではなく、他に分け与える気持ちがスピリッツを動かす力となる。

O.P.T (おぷと)

『666~サタン~』の用語。エネルギーとなるスピリッツを放出することが出来、オーパーツを扱うことが出来る。二万人に一人の割合でしか存在しない。ステア国政府では、人工的にO.P.Tを造り出す研究を行っていた。青き星の超古代文明に生きた、原生種族の末裔の血を引く。

サタン

『666~サタン~』の用語。ルシフェルの通称。逆カバラの頂点に君臨するセフィロトであり、最終記憶兵器。第1話に登場する、同名のスキンヘッドのキャラクターは別人。

アダムカドモン種 (あだむかどもんしゅ)

『666~サタン~』の用語。現代に生きる人間を指す。

零式 (ぜろしき)

『666~サタン~』に登場する武器。ジオ・フリードとルシフェルが使用する。ブーメランの形状をしているオーパーツ。運動エネルギーだけでなく、オーパーツのエフェクトも倍返しにして攻撃できる。ジオが師匠の狼ゼロと共に、岩場の巨大な蛇を倒した際に手に入れた。名前は師匠のゼロにちなんでジオがつけた。 ワイズ・ユーリィのオーパーツブラザーによって一時破損。オーパーツ鑑定人キリンの手により、改として復活、三枚の刃の大型の手裏剣のような形となり、効果も三倍返しとなった。第2部ではジオの手により、改Rとして改造。普段は輪の形をしているが、相手に合わせて刃を形成するようになった。

カバラ

『666~サタン~』の用語。天使によって構成された正カバラと、悪魔によって構成された逆カバラの2種類がある。それぞれ10の天使/悪魔からなり、すべてを集めることにより、世界を手に入れる力を与える。サタン=ルシフェルは逆カバラの頂点。オーパーツの一種である、超古代最終記憶兵器。 情報を吸収していく中で、自我を発生、各セフィロトの中に、人類という優れた有機体の姿・形を模す者が現れた。青き星を滅ぼした、あらゆるものに分かれたエネルギーを一つにするものであり、ビッグバンを再度引き起こす力を持つ。正カバラは1,メタトロン、2,ラツィエル、3,ザフキエル、4,サマエル、5,サドキエル、6,ミカエル、7,ハミエル、8,ラファエル、9,ガブリエル、10,サンダルフォン。 逆カバラは1-i,サタン、2-i,ベルゼブブ、3-i,ルキフグス、4-i,アシュタロス、5-i,アスモデウス、6-i,ベルフェゴール、7-i,バール、8-i,アドラマレク、9-i,リリス、10-i,ナヘマーからなる。

SHARE
EC
Amazon
logo