キャプテン翼 海外激闘編 IN CALCIO 日いづる国のジョカトーレ

キャプテン翼 海外激闘編 IN CALCIO 日いづる国のジョカトーレ

高橋陽一の代表作である『キャプテン翼』の続編の1つ。イタリアに渡ったサッカー選手・日向小次郎と葵新伍の対決を軸に、サッカーに懸ける男たちのドラマが展開される。

正式名称
キャプテン翼 海外激闘編 IN CALCIO 日いづる国のジョカトーレ
ふりがな
きゃぷてんつばさ かいがいげきとうへん いん かるちょ
作者
ジャンル
その他スポーツ
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概要・あらすじ

サッカー選手・日向小次郎葵新伍の2人は、イタリアのサッカーリーグ・セリエC1でしのぎを削っていた。彼らは、U-23オリンピック日本代表にも選ばれており、日本代表としてはチームメイトだが、このイタリアの地では上位リーグ昇格を目指すライバル同士でもあった。それぞれのチームが1位・2位で迎えたセリエC1最終節、上位リーグ昇格をかけてついに2人の日本人がイタリアのピッチ上で激突する。

登場人物・キャラクター

日向 小次郎 (ひゅうが こじろう)

イタリアセリエC1「ACレッジアーナ」に所属するサッカー選手の男性で、ポジションはFW。高校時代には選手権3連覇、ワールドユースでは大空翼らとともに世界一の栄冠に輝いた実績を持つ。かつてセリエAのサッカーチーム「ユベントス」に所属していたが、ゴール量産を目指して「ACレッジアーナ」にレンタル移籍して来た。鍛え抜かれた強靭な脚力から繰り出される「タイガーショット」や「雷獣シュート」を武器にセリエC1得点王を狙う。

葵 新伍 (あおい しんご)

イタリアセリエC1「FCアルベーゼ」に所属するサッカー選手の男性で、ポジションはMF。大空翼に憧れ、少しでも彼に近づきたいという思いからイタリアに渡った。学生時代は目立った実績を残していないが、ワールドユースでは日本代表として選ばれ、世界一獲得に貢献した。「FCアルベーゼ」では持ち前の運動量を活かして攻守に活躍しており、ボバングとともに中心選手となっている。

大空 翼 (おおぞら つばさ)

日本国内における日向小次郎の最大のライバルにして、永遠のサッカー仲間の男性。現在はスペインリーグ「バルセロナ」に所属し、ポジションはMF。日向や葵新伍とともにU-23オリンピック日本代表に選ばれ、キャプテンを務めている。高橋陽一の「キャプテン翼」シリーズ全体を通しての主人公。

赤嶺 真紀 (あかみね まき)

日向小次郎が、ワールドユースアジア予選の際に立ち寄った沖縄で知り合った女性。日向とは互いに憎からず想っており、現在も頻繁に連絡を取り合う仲でもある。オリンピック女子ソフトボール代表として、日向とともにオリンピックに出場することを約束する。

吉良 耕三 (きら こうぞう)

かつて日本代表選手としてメキシコオリンピックにも出場した経験を持ち、その当時に海外からプロ入りのスカウトを受けたほどの男性。日向小次郎が小学生時代に所属していた「明和FC」の監督であり、日向にサッカーを教えた恩師でもある。U-23オリンピック日本代表監督として、代表選手に選出した日向と葵新伍の試合を視察しにイタリアを訪れる。

ボバング

イタリアセリエC1「FCアルベーゼ」に所属するサッカー選手の男性で、ポジションはFW。葵新伍とともに「FCアルベーゼ」を引っ張るチームの中心選手。陽気な性格で、ムードメーカーとしてチームを盛り上げる一方、日向小次郎との対戦に備えて足腰を鍛える努力家の一面もある。U-23オリンピック・アルジェリア代表にも選出されており、チームメイトの葵とは国際大会においてはライバルという関係でもある。

ユリアーノ・ゴッツァ (ゆりあーのごっつぁ)

イタリアセリエC1「ACレッジアーナ」に所属するサッカー選手の男性で、ポジションはDF。かつてセリエAでプレイした実績もある高いテクニックの持ち主で、チームではキャプテンを務めている。引退後のことを視野に入れ、サイドビジネスとしてイタリア料理店を経営しており、日向小次郎のイタリアでの生活を物心両面から支えている。

赤井 止也 (あかい とめや)

日向小次郎や葵新伍とともにイタリアでサッカー修行を行っている男性。かつてワールドユース日本代表として世界一獲得に貢献した。U-23オリンピック日本代表にも選ばれていたが、試合中の怪我によりオリンピック出場を断念した。同じイタリアで戦う同志として、吉良耕三らとともに日向と葵の試合を観戦する。

片桐 宗正 (かたぎり むねまさ)

日本サッカー協会の男性で、吉良耕三と同じくかつて日本代表選手だった経歴を持つ。サッカーの試合で目を負傷し、それが原因で選手生命を絶たれた後は、日本サッカー協会で後進の強化・育成に努めてきた。吉良らとともに日向小次郎と葵新伍の試合を観戦する。

マッツァンティーニ

セリエAのサッカーチーム「ユベントス」のフィジカルコーチを務める男性。かつて「ユベントス」に入団してきた日向小次郎の身体測定を行った際、左右のボディバランスが極端に悪いことを指摘し、日向の成長のきっかけを作った人物。セリエC1「ACレッジアーナ」へ移籍した日向にトレーニング用のノートを渡し、日向はその礼としてゴールをあげた数だけピザを贈ることを約束する。

マチルダ 尽之助 (まちるだ じんのすけ)

セリエC1「ACレッジアーナ」の監督を務める男性で、ウルグアイ国籍を持つ日系人。「ACレッジアーナ」のオーナーに請われて監督に就任した。当初、マチルダ尽之助本人はセリエAのチームを指揮できると勘違いしていたが、今では現状を認識し、チームのセリエB昇格を目指して奮闘している。かつてワールドユースでウルグアイユースを率い、日向小次郎ら日本代表と対戦した経験もある。

集団・組織

ACレッジアーナ

イタリアの田舎町「レッジョ・エミリア」を拠点とするサッカーチームで、セリエA「ユベントス」からレンタル移籍して来た日向小次郎が所属している。セリエC1のチームながらセリエAのクラブチームにひけをとらないスタジアムを所有している他、全面芝のグラウンドやトレーニング設備の整ったクラブハウスなど、練習環境も充実している。

FCアルベーゼ

イタリア北部にある町「アルバ」を拠点とするサッカーチームで、町全体がサポーターともいうべきクラブチーム。サッカー好きの老人バルボがトトカルチョで当選した大金を寄付したことから、チーム強化に着手することとなった。外国人選手であるボバングや葵新伍を獲得して戦力を増強、セリエC1からセリエBへの昇格を目指している。

場所

アルバ

イタリア北部の町で、特にこれといった名所や名産もない田舎ではあるがサッカーが盛んな町でもある。「霧の町」という異名をとるほど深い霧が発生することも多く、その霧の深さによりサッカーの試合でまともにボールが見えなくなることまである。

その他キーワード

タイガーショット

日向小次郎が中学3年生当時に、大空翼に勝つために編み出したシュート。沖縄でサッカースクールを開いていた吉良耕三のもとで、荒海に向かってシュートを打つ特訓を経て誕生した。その威力はゴールポストに当たればボールがパンクするほど強烈で、並みのキーパーでは反応すらできないほどのボールスピードを誇る。

雷獣シュート (らいじゅうしゅーと)

日向小次郎がワールドユースアジア予選を勝ち抜くために開発した、タイガーショットに代わる新必殺シュート。わざと爪先を地面に擦らせることで足をより強くしならせ、その反動を利用してシュートを放つ。タイガーショットよりも球威が強く、ブロックした選手を吹き飛ばすほどの威力を持つが、足に大きな負担がかかることから乱発できないのが難点。

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