孤食ロボット

孤食ロボット

個性豊かなアンドロイドたちが、ご主人様のために料理をし、心を癒す姿を、オムニバス形式で描いた心温まるSFグルメコミック。「Girls Jump」2012年3/1号、「ジャンプ改」2013年3月号から2014年11月号まで不定期に掲載され、その後「Cookie」2015年1月号より連載中の作品。

正式名称
孤食ロボット
ふりがな
こしょくろぼっと
作者
ジャンル
料理
レーベル
ヤングジャンプコミックス(集英社)
巻数
既刊9巻
関連商品
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あらすじ

第1巻

料理が苦手な高木希巳は、人間は仕事さえできればいいのだと考え、毎日外食をしつつ日々の激務をこなしていた。そんなある日、高木は行きつけの飲み屋で発行されているポイントカードがいっぱいになり、現金で割引かプレゼントかのいずれかを選ぶ事になった。現金での割引率が今ひとつだと感じた高木は適当にプレゼントを選ぶと、後日自宅へ孤食ロボットがやって来る。高木は得体がしれない上に、日々の食事に対して口出しをする孤食ロボットに対してわずらわしさを覚える。そんな中、高木は同じ職場に勤務している永田春から、たまには二人で飲みに行かないかと誘われた。実は密かに永田が気になっている高木だったが、どうせ料理上手な女がいいのだろうと荒れてしまう。その後、悪酔いをして自己嫌悪に陥っている高木に対して、孤食ロボットは「料理ができない事を引け目に感じているのならば、失敗してもいいからがんばろう」と励ます。(第1話「高木さんとロボット」。ほか、6エピソード収録)

第2巻

バーテンダーになりたいと、水商売に足を踏み入れた田島トシキだったが、勤務している店の経営方針が変わり、スナック風のホストクラブ「たのしいホストクラブまさる」に勤務する事になる。しかし、奮闘するトシキよりも後輩の織田保治の方が周りからの評判がよく、このまま続けていていいものか悩み始める。そんな中、トシキの家で同居している孤食ロボットが、パスタを作らないかと声をかけて来る。初めて孤食ロボットと作ったパスタは美味しいとは言えなかったが、孤食ロボットは独自にインターネットで情報を集め、次回こそは成功させようと努力をする。トシキは仕事から帰宅すると孤食ロボットと共に美味しいパスタづくりを研究する日々が続き、調理の工程の中でも「手際」「タイミング」「集中力」が大切なのだとコツをつかんでいく。(第8話「トシキさんとパスタ」。ほか、5エピソード収録)

第3巻

矢口豊(桜もち)の部署では数年ぶりに新人の塩野良太が配属されて来た。矢口にとって初めての後輩にあたる塩野は、何事も器用にこなし、人の嫌がる業務にも積極的にかかわろうとする。矢口は上司や先輩から塩野と比べられているのではないかと感じる場面が多くなり、居心地の悪さを覚え始めていた。そんな中、塩野の歓迎会を兼ねた花見が企画され、塩野の提案によって手作りの品を一人一品持ち寄るルールが設けられる。矢口は塩野には絶対に負けたくない思いから闘志を燃やすのだった。矢口はさっそく孤食ロボットに塩野を出し抜くメニューを相談したところ、「桜もち」はどうかと提案を受ける。こうして花見の前日、丸々一日を費やして矢口と孤食ロボットによる桜もちづくりがスタート。矢口は初めて、かつ手間のかかる工程だらけの桜もちづくりに対し、最初は苦戦するものの、だんだんと楽しさを覚えていく。(第14話「矢口さんと桜もち」。ほか、5エピソード収録)

第4巻

街田史織が勤務しているカフェでは、春限定メニューとしてサクラを使ったラテを打ち出していた。しかし、ここのところ頻繁にやって来る男性客から、来店するたびにイチゴのメニューはないのかと質問され、小杉の闘争心に火がつく。小杉は街田を誘い、いっしょにイチゴを使ったメニューを店長に提案しようと声をかけられる。本来は案出しなど自分の考えを主張する場面が苦手な街田だったが、孤食ロボットのおかげで楽しくメニューを提案できるようになる。そうして試行錯誤を重ねてできあがった「イチゴとヨーグルトの春限定ドリンク」だったが、男性客はありきたりな味だと、がっかりとした表情を見せる。街田は絶対にあの男性客を満足させるのだと奮い立ち、今度はイチゴジャムを使ったワッフルづくりに挑戦する。(第20話「シオリさんとイチゴ」。ほか、4エピソード収録)

第5巻

行方美芳は年下の彼氏に突然ふられ、大きなショックを受けていた。対してこれまで自分と気の合う友達だと思っていた高木希巳は、私生活も仕事も順調にいっており、美芳はいら立つ気持ちを希巳の孤食ロボットにぶつけてしまう。孤食ロボットを気持ちが悪いと言い切られた希巳は美芳に対して怒りを覚え、仲たがいのような状態に陥ってしまった。後日、希巳と顔を合わせた美芳は謝罪し、希巳はそれを受け入れる。しかし美芳は希巳の見えない場所で孤食ロボットに対し、「絶対にいつか主と離れていくくせに無責任ではないのか」「主が単身者じゃなくなったら返品されるだけの関係だ」といった旨の暴言をぶつける。(第25話「行方さんとロボット」。ほか、6エピソード収録)

登場人物・キャラクター

高木 希巳 (たかぎ のぞみ)

エピソード「高木さんとロボット」「希巳さんと魚肉ソーセージ」「希巳さんと西京焼き」「希巳さんと餃子」に登場する。長い黒髪で、前髪を眉毛の上で切り揃えた女性。デザイン会社に務めて忙しい日々を送っている。そのため、自炊することはほとんどなく、食事は基本的に外食で済ませている。休日は一日中部屋で寝て過ごすことが多く、不摂生な生活を送っている。 仕事仲間との行きつけの店、和風レストラン○×食ベル食堂で貯まったポイントを使い、プレゼントを選んだ結果、自宅に孤食ロボットが届けられる。

永田 春 (ながた はる)

エピソード「高木さんとロボット」「希巳さんと魚肉ソーセージ」「希巳さんと西京焼き」「希巳さんと餃子」に登場する。黒髪で、ストライプのワイシャツの上から黒いカーディガンを着用した男性。高木希巳と同じデザイン会社に勤めている。一人暮らしだが、趣味は料理をすること。週末に思いきり料理をして、ストレスを発散している。同僚の希巳とは仲が良く、ときどき仕事帰りに一緒に飲みに行って、憂さを晴らしている。

佐倉 (さくら)

エピソード「佐倉さんとお味噌汁」に登場する。黒髪の短髪の会社員の男性。普段はスーツを着用しているが、休日はジーパンにシャツなど、ラフな格好が多い。単身赴任7年目。妻と8歳と6歳の子供を家に残して、淋しい一人暮らしを続けている。自炊をすることはなく、仕事帰りに毎日のように、和風レストラン○×食ベル食堂で食事をしている。 ポイントカードのポイントが貯まり、プレゼントを選んだ結果、赴任先の自宅に孤食ロボットが届けられる。

矢口 豊(小松菜の煮びたし) (やぐち ゆたか)

エピソード「矢口さんと小松菜の煮びたし」に登場する。会社員の男性。普段はスーツを着用している。休日はジーパンを好んで履き、シャツの上から長袖のセーターを着ていることが多い。就職をきっかけに両親のもとを離れ、一人暮らしをしている。自炊はせず、外食や○×フードカンパニー系列のお弁当で、食事を済ましている。○×フードカンパニー系列のポイントカードの、プレゼントとして送られて来た孤食ロボットに強く勧められ、自炊をはじめる。

小橋 (こはし)

エピソード「小橋さんと豆腐の白あえ」に登場する。黒髪を真ん中で分け、眼鏡をかけた中肉中背の男性。襟付きの半袖シャツを着用しており、外出の際には、長袖のカーディガンを羽織る。妻に突然離婚届けを突きつけられ、娘夫婦の家へと家出されてしまう。妻の去り際に、離婚したい理由を尋ねると、手作りの白あえを食べてくれなかったから、と告げられる。 妻に出て行かれてからは、外食時に○×フードカンパニー系列の飲食店を頻繁に利用。そこから、プレゼントの孤食ロボットが届けられる。

多恵 (たえ)

エピソード「多恵さんと昆布」「多恵さんとうどん」に登場する。前髪を真ん中で分け、長い髪を後頭部で束ねてお団子にしている女性。普段は、ジーパンに長袖の水玉柄のシャツやパーカーを着用している。ミュージカル劇団に入ることが目標。ダンススタジオに通いながら、劇団のオーディションを定期的に受け続けている。共に劇団員を目指していた友人のユウちゃんと、2人暮らしをしていた。 しかし、ユウちゃんが劇団に入る夢を諦めたため、実家から近く、家賃の安いアパートに引っ越す。一人暮らしを始めた矢先、以前ユウちゃんと一緒に貯めていた○×フードカンパニー系列の飲食店から、プレゼントの孤食ロボットが届けられる。

立居 由美 (たてい ゆみ)

エピソード「立居さんと塩豚」に登場する。事務員の女性。普段は長い髪を下ろしているが、仕事中は髪を後頭部でまとめてポニーテールにしている。40歳目前ながら彼氏はおらず、一人暮らしで将来に不安を感じている。仕事の休憩中に、清掃員の原口と雑談しているとき、一人暮らしの人のため、食事メニューを考えてくれるロボットがもらえる、という話を聞いて、○×フードカンパニー系列の飲食店のポイントを貯めはじめた。 半年かけて、ようやく孤食ロボットを入手。しかし、その代償に3キロ太ってしまった。

原口 (はらぐち)

エピソード「立居さんと塩豚」に登場する。清掃員の女性。清掃着を身に着け、頭に三角巾を巻いている。立居由美が働いている会社の清掃員。夫との2人暮らしで、ときどき息子夫婦が遊びに来ている。昼は近隣の清掃員仲間と共に、近くの公園で食事をしている。清掃の仕事中に、立居によく話しかけられ、つい雑談をしてしまう。○×フードカンパニー系列の飲食店で、食事メニューを考えてくれるロボットがもらえる、という話を立居に伝えた。

藤田 (ふじた)

エピソード「藤本さんとタケノコ」に登場する。白髪で、前髪が少し後退している男性。チェック柄の長袖シャツの上から、Vネックの長袖セーターを着用している。妻が長い入院生活の末に先立ち、1人慎ましく生活をしている。自炊はせず、外食には○×フードカンパニー系列の飲食店に通うことが多い。食事をしながら、ため息ばかりついている藤田を気遣った店員から、新しいサービスとして導入を目前に控えていた孤食ロボットを1台プレゼントされる。

田島 トシキ (たじま としき)

エピソード「トシキさんとパスタ」に登場する。大学を卒業後、都市部から若干離れた街で一人暮らし。たのしいホストクラブまさるで、ホストのアルバイトをしている23歳の男性。黒髪で、目にかかるほど前髪が長く、仕事中はスーツを身に着けている。お酒は嗜む程度で、あまり飲めない。元々はバーテンダー志望だったが、本格的なバーでの修行を長く続けることができず、現在に至っている。 学生時代に、他の大学との飲み会の幹事をして、○×フードカンパニー系列の飲食店のポイントをコツコツと貯め、プレゼントで孤食ロボットを手に入れる。

オーナー

エピソード「トシキさんとパスタ」に登場する。「たのしいホストクラブまさる」のオーナー兼マスターを務める男性。髪をオールバックにまとめ、腕まくりした長袖シャツの上に、ピンストライプのベストを着用している。田島トシキの雇主で、昔は有名繁華街でホストをしていた。最近、アルバイトの田島の表情が暗いことを心配し、彼に今の仕事への不満を尋ね、接客のやる気のなさを指摘した。

織田 保治 (おだ やすはる)

エピソード「トシキさんとパスタ」に登場する。「たのしいホストクラブまさる」でアルバイトとして働く男性。短髪でタレ目。仕事中はスーツを着用している。店では田島トシキの後輩にあたる。他にもアルバイトを掛け持ちしていて、ときどき別の仕事の影響で、遅れて出勤してくることもある。いつもにこやかな表情で誰からも愛され、「ポジ雄」と呼ばれている。

野上サヨ (のがみ さよ)

エピソード「サヨさんとポテサラ」「美弥子さんと勝負」に登場する。入社2年目の24歳の女性会社員。肩までの黒髪で、前髪を眉毛の上で左に流している。長袖のブラウスとカーディガン、半袖のストライプシャツの上から五分丈の丸首シャツを着用し、スカートを履いていることが多い。会社の先輩の牛田に片想いをしていた。最近、彼が結婚したという話を聞き、そのショックから立ち直れずにいる。 ○×フードカンパニー系列の飲食店のプレゼントで、孤食ロボットを手に入れてから、1か月が経っている。好きな食べ物はポテトサラダだが、甘い物も好んで食べる。最近は隠れ肥満気味だということを、友人との飲み会に連れて来た孤食ロボットにばらされてしまう。

牛田 (うしだ)

エピソード「サヨさんとポテサラ」に登場する。会社員の男性。短髪でスーツを着用している。野上サヨと同じ会社の先輩。新入社員時の野上を気にかけ、ときどき仕事帰りに飲みに誘っていた。好きな食べ物はポテトサラダ。さまざまな店でポテトサラダを食べ比べていて、相当なこだわりを持っている。付き合っていた彼女と最近結婚し、社内で報告したため、野上の動揺を誘ってしまう。

マキオ

エピソード「マキオくんとノラロボ」に登場する。おかっぱ頭で、前髪を目の上で切り揃えた幼い少年。八分丈のパンツを好んで履き、長袖シャツの上からTシャツを重ね着していることが多い。母親と公園の散歩中、母親が友人と話をしていたのを聞いて、孤食ロボットに興味を持つ。その後、公園で遊んでいたところ、偶然にも野良の孤食ロボットを発見し、家に来ないかと誘う。

ヨコイ

エピソード「多恵さんとうどん」に登場する。黒髪でショートカットの女性。多恵と同じダンススタジオに通い始めた新人研究生。音大の卒業生で、この度、ダンススタジオで行われるミュージカルの主演に大抜擢された。明るく挨拶する、笑顔が素敵な女性。レッスンに対する真面目な姿勢も評価されており、新人ながら主演に選ばれたことに、周囲も納得していた。

鳴子 (なるこ)

エピソード「鳴子さんとお寿司」に登場する。長髪で、前髪を目の上で左に流している女性。外出時は、白いブラウスに丈の長い黒いカーディガンを羽織って、赤いプリーツスカートを履いている。部屋では、トレーナーに七分丈のパンツといった、動きやすい服装が多い。婚活中だったが、付き合って2か月の男性に、早々にフラれてしまった。カヨと一緒に飲みに行った○×フードカンパニー運営の居酒屋「隠し包丁界」のポイントカードが、ちょうど貯まったのでプレゼントをもらう。 後日、自宅に大きな小包で孤食ロボットが届けられる。

カヨ

エピソード「鳴子さんとお寿司」に登場する。黒髪でショートカットの女性。前髪が長く、やや右に流した前髪を耳にかけている。七分丈のワンピースの上からベストを着用している。鳴子の友人で、○×フードカンパニー運営の居酒屋隠し包丁界で、別れたばかりの彼氏の話を聞いてあげていた。自身には、付き合っている彼氏がいる。 先日、婚約指輪をプレゼントされ、結婚することが決まった。

街田 史織 (まちだ しおり)

エピソード「シオリさんとハンバーグ」に登場する。カフェの店員をしている26歳の女性。肩まで伸びた髪が、ゆるくウェーブしている。仕事中は制服を着ているが、普段着はワンピースやスカートを履いていることが多い。好きな食べ物は肉で、仕事帰りに外食をすることを楽しみにしている。○×フードカンパニーが運営している飲食店のポイントが貯まったので、プレゼントをもらうことに。 自宅に、大きな小包で孤食ロボットが届けられる。

矢口 豊(桜もち) (やぐち ゆたか)

エピソード「矢口さんと桜もち」に登場する。30歳の男性会社員。仕事中はスーツに身を包んでいるが、休日はジーパンを履いていることが多い。新入社員歓迎会を兼ねた花見の席に、各々1品ずつ料理を持ち寄らなければならなくなり、困っていた。そこへ、孤食ロボットから桜餅を作ることを提案される。食生活が偏りがちな矢口 豊(桜もち)を心配し、仕事場へ一緒に行こうと、会社用のかばんに忍びこもうとする孤食ロボットに、手を焼いている。

塩野 良太 (しおの りょうた)

エピソード「矢口さんと桜もち」に登場する。この春、新卒で矢口豊と同じ会社に入社したばかりの男性会社員。現在は電話応対の研修を受けている。黒髪で、光るほどのつるつるの肌の持ち主。仕事中はスーツに身を包んでいるが、休日はチェックのズボンの上に黒いダッフルコートを着用している。昔ボーイスカウトをしていたことがあり、明るく元気で社内での好感度は高い。 花見をしながら新入社員歓迎会を行う、という話になった際に、みんなで1品ずつ料理を作って持ち寄ろう、とアイデアを出す。

美弥子 (みやこ)

エピソード「美弥子さんと勝負」「美弥子さんと焼きそば」に登場する。1DKのマンションに住んでいる24歳の女性。長い髪を後頭部で束ねてまとめ、前髪を額がみえる位に短く切り揃えている。野上サヨとは高校時代からの友人。飲み屋で彼女の失恋話を聞いていたときに、半同棲を続けていた彼氏と、半年前に別れたことを告げる。現在は、○×フードカンパニー系列の飲食店のプレゼントで手に入れた孤食ロボットと共に生活をしており、互いの孤食ロボットと共に、野上と料理対決をすることになる。

中島 (なかじま)

エピソード「中島さんのマタギ」に登場する。食品メーカーに勤め、所属部署では部長の地位に就いている男性。スーツに身を包み、サイドと襟足をツーブロックに刈り上げた髪型。誰からも頼られる性格で、よく後輩の相談話を聞いている。過去に社内の女性との浮気が原因で、離婚している。元妻との間には娘が1人いて、定期的に会って一緒に食事をしている。 半年前から、○×フードカンパニー系列の飲食店のプレゼントで手に入れた孤食ロボットと共に、生活をしている。

成東 歩美 (なるとう あゆみ)

エピソード「アユミさんとクリームシチュー」に登場する。商社で働いている。真面目で明るい性格の40歳の女性。長い黒髪を後頭部で束ね、白いブラウスの上からジャケットを羽織っている。昼は公園でお弁当を食べることが多く、時には近所のスーパーでアルバイトしている同級生と、食事を共にすることもある。独身で、○×フードカンパニー系列の飲食店のプレゼントで手に入れた孤食ロボットと共に、生活をしている。

集団・組織

○×フードカンパニー (まるばつふーどかんぱにー)

国内大手の飲食店を運営する企業。飲食店だけでなく、居酒屋、弁当販売、デリバリーなど、幅広い企業展開をしている。各系列チェーンで配布しているポイントカードで3000ポイント貯めた客に、孤食ロボットをプレゼントしている。

場所

和風レストラン○×食ベル食堂 (わふうれすとらんまるばつたべるしょくどう)

○×フードカンパニーが運営する和風レストラン。全国展開をしているチェーン店で、老若男女幅広い客層に利用されている。夜遅くまで営業しているので、仕事帰りの会社員の利用客も多く、飲み会目的で使われることも少なくない。

たのしいホストクラブまさる

田島トシキと織田保治が勤めているホストクラブ。都市部から若干離れた街の、国道沿いにある個人経営店。オーナーがマスターを兼任している。カウンター席が6席とテーブル席が2つある。年配の女性客が多い、スナック風のホストクラブ。

隠し包丁界 (かくしほうちょうかい)

○×フードカンパニーが運営する和風居酒屋。引き戸に暖簾のかかった店構えで、全国展開をしているチェーン店。店の外の壁には、主な食事のメニューが掲示されている。店内にはカウンター席とテーブル席があり、カウンター越しに、職人が調理をしている姿を見ることができる。メニューは、焼き鳥から刺身などの魚料理まで豊富。仕事帰りの会社員から若い女性まで、広い客層から親しまれている。

その他キーワード

孤食ロボット (こしょくろぼっと)

○×フードカンパニーから派遣される食事サポートロボット。意思を持って言葉を話すことができる。どんぐりのような被り物をかぶり、上着にショートパンツを履いている。どの孤食ロボットも見た目はほぼ同じだが、目つきや顔立ち、性格が異なる。派遣先の客の、外食や家庭での食事をより良くするための案内をし、健康管理をサポートするアンドロイド。 お試し期間は1週間。もしも客に不快感を与えてしまった場合は回収となり、スクラップにされてしまうこともある。大きなダンボールの梱包で届き、中には孤食ロボットと共に、説明書が添えられている。エネルギーが切れると白目になり、動かなくなってしまう。そのときは、最寄りの○×フードカンパニー加盟店へ持って行ってチャージをする必要がある。 チャージ自体は無料。

書誌情報

孤食ロボット 9巻 集英社〈ヤングジャンプコミックス〉

第8巻

(2022-08-25発行、 978-4088923628)

第9巻

(2023-07-25発行、 978-4088928173)

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