江戸城再建

江戸城再建

西暦202X年の東京が舞台。実現不可能なプロジェクトを可能にしてきた、大手デベロッパーのすご腕社員の堀川昇吾は、皇居東御苑内に、江戸城天守閣を再建しようと決意する。宮内庁、文化庁、内閣府、国民感情など、立ちはだかる壁一つひとつぶち壊し、江戸城再建のプロジェクトに邁進する堀川の姿を描く。各話の間に、歴史紀行作家の黒田涼による、江戸城や江戸に関するコラムが掲載されている。小学館「ビッグコミック」2019年12号より連載を開始。

正式名称
江戸城再建
ふりがな
えどじょうさいけん
作者
ジャンル
その他職業・ビジネス
レーベル
ビッグ コミックス(小学館)
巻数
既刊3巻
関連商品
Amazon 楽天 小学館eコミックストア

概要・あらすじ

202X年東京。大手デベロッパーである天王リーディング都市開発事業部課長の堀川昇吾は、全社企画提案会議にて、驚きのプロジェクトを提案する。それは、皇居東御苑内に江戸城天守閣を再建することだった。しかも、その構想は、徳川三代将軍の家光が造立した日本建築史上最大の建築物「江戸城寛永度天守」を、当時の工法を用いて忠実に再現することだった。「江戸城天守を中心にした、日本の歴史・伝統・文化の再発見・再評価」「日本の伝統的な木造建築技術の継承」「江戸城天守を観光立国のシンボルとする経済成長戦略」「税金による公共事業ではなく、最終的には義援金や援助など、国民自身による事業にすること」。以上の四つを天守再建の意義として説得にかかる堀川だったが、専務の鶴崎厚をはじめとする経営陣は、江戸城再建には懐疑的であった。会議が終わり、堀川はしばらくして社長室に呼び出される。代表取締役である青柳泰司は、江戸城再建プロジェクトは「検討の余地あり」と伝えたあと、堀川の本気度を具体的に示すように指示した。その後、一番強い疑念を抱いていた鶴崎の説得に成功した堀川は、さらに宮内庁、文化庁、内閣府などへとプロジェクトの実現交渉に乗り出していく。

登場人物・キャラクター

堀川 昇吾 (ほりかわ しょうご)

株式会社天王リーディング都市開発事業部課長。うっすら生えた口ひげ、あごひげが特徴の男性で、実現不可能といわれた数々のプロジェクトを成功させてきた辣腕社員。熊本県出身で、熊本地震の際、市民が城の復旧を優先したことに感銘を受ける。皇居東御苑内に、江戸城天守閣を再建するという、無理難題なプロジェクトに邁進する。

青柳 泰司 (あおやぎ やすし)

株式会社天王リーディング代表取締役社長。オールバックの髪型と太い眉が特徴の中年男性。堀川昇吾が提案した「江戸城再建プロジェクト」に一抹の不安を思えるが、堀川の熱意と本気度を買い、最終的には計画にGOを出す。

鶴崎 厚 (つるさき あつし)

株式会社天王リーディング専務取締役。白髪とメガネが特徴の中年男性。堀川昇吾が提案した「江戸城再建プロジェクト」に対し、一番懐疑的であった。しかし二人で話すうちに、堀川の本気度と夢を追う姿勢を認め、「江戸城再建実現の可能性と意義は否定できない」と青柳泰司社長に報告する。

クレジット

監修

三浦 正幸

書誌情報

江戸城再建 3巻 小学館〈ビッグ コミックス〉

第1巻

(2019-12-12発行、 978-4098604562)

第2巻

(2020-03-30発行、 978-4098605545)

第3巻

(2020-08-28発行、 978-4098607068)

SHARE
EC
Amazon
logo