僕の妻は発達障害

僕の妻は発達障害

漫画家夫婦であるナナトエリ・亀山聡の代表作の一つで、しのみやクリニック所属の精神科医・四宮滋子が監修を務めている。関東地方を舞台に、漫画家のアシスタントである北山悟と、発達障害と診断された妻・北山知花の日常を描いた生活ドラマ。自分に自信を持てないながらも、愛する妻を献身的に支える悟と、自分自身のコンプレックスや悟への負い目を感じながらも、自らの体質改善とともに周囲となじもうと努力する知花の葛藤やひたむきさが見どころ。作中では、発達障害に真摯に向き合い、世間から誤解されがちな事柄なども丁寧に描写されている。新潮社「月刊コミックバンチ」2020年2月号に短期集中掲載されたのち、同年5月号から正式連載の作品。2022年6月にフジテレビ系列で『僕の大好きな妻!』のタイトルでテレビドラマ化。北山悟を落合モトキ、北山知花を百田夏菜子が演じている。

正式名称
僕の妻は発達障害
ふりがな
ぼくのつまははったつしょうがい
作者
ジャンル
夫婦
レーベル
バンチコミックス(新潮社)
巻数
全8巻完結
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

北山 悟 (きたやま さとる)

漫画家のアシスタントを務めている男性。丸眼鏡をかけている。年齢は30歳。妻の北山知花と二匹の猫と暮らしている。コミュニケーション障害に加え、これといった取り柄がないために自分に自信が持てないでいる。漫画家としてはプロデビューのチャンスに恵まれず、現在もアシスタントの地位に甘んじている。しかし、アシスタント仲間たちからは、まじめな勤務態度と結婚していることから、しっかりした人だと思われている。知花とは社会人サークル「猫見会」で知り合い、自らプロポーズして結婚した。知花のことを深く愛しており、彼女の突飛な行動や互いの考え方のズレなどに悩まされながらも、彼女を支えてあげたいとつねに考えている。のちに彼女が発達障害と診断されるが、愛する気持ちにはいっさい変わりがない。また、他人に知花のことを紹介する際は、彼女を持ち上げることも謙遜することもなく、ありのままを告げている。

北山 知花 (きたやま ちか)

北山悟の妻。結婚後に発達障害と診断された。年齢は32歳。北山知花自身もふつうの人とは違うことを自覚しているが、悟からは「変でもまったく問題はない」とはっきり宣言されている。独特な思考や口数の多さから、周囲からは変な人と思われることが多い。かつてアパレルショップの販売員を務めていたが、悟と結婚してからは専業主婦となった。しかし現状をよしとしておらず、派遣社員として働こうと考えているが、発達障害の弊害によるミスが多いため、なかなかうまくいっていない。悟のことを大切に思いつつも、自らのおかしな振る舞いや私生活でのミスを気にして、悟に迷惑をかけていることを申し訳なく思っている。だが、悟が支えてくれることに安心感も感じており、自分なりに彼に報いようと日々努力を重ねている。

クレジット

監修

四宮 滋子

書誌情報

僕の妻は発達障害 全8巻 新潮社〈バンチコミックス〉

第1巻

(2020-10-09発行、 978-4107723222)

第4巻

(2022-06-09発行、 978-4107724953)

第5巻

(2022-10-07発行、 978-4107725363)

第6巻

(2023-05-09発行、 978-4107725974)

第7巻

(2024-06-07発行、 978-4107727206)

第8巻

(2024-06-07発行、 978-4107727213)

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