概要・あらすじ
豪徳寺一声は、公立校に通う17歳の男子高校生。12歳で世界有数の財閥、豪徳寺グループを引き継いだ一声は、頭脳明晰・スポーツ万能の天才であった。ある日の午後3時、一声は、今まで経験したことがない"ある感覚"に捕らわれていた。それは「おパンツが見たい」という激しい感情だった。子供の頃から自分に仕えてくれているメイドの伊藤ちとせの「腰」に目が吸い寄せられ、スカートの奥にあるはずのおパンツを見たくて仕方がないのだ。抗いがたい衝動に駆られた一声は、その思いを素直に口にした。「余はパンツが見たい」と。最初は笑いながら受け流していたちとせも、一声の激しい命令口調に、冗談ではないと悟り、厳しい顔で一声を睨み返し、パワハラだと言って拒否する。その様子を見た一声は、スマホでもう一人のメイド、菜々子に、札束が入ったジェラルミンケースを持って来させる。そして、100万円の札束を、ちとせの身長と同じだけ積み上げた。一声は、パワハラではない証拠に、業務外の正当な報酬の支払いを申し出たのだ。一声が前言を撤回することはない。小さい頃から彼に仕えるちとせは、そのことをよく承知していた。ちとせは、一声の前に立ち、軽蔑の表情を浮かべながら、スカートを徐々にまくりあげるのだった。
登場人物・キャラクター
豪徳寺 一声 (ごうとくじ いっせい)
公立校に通う17歳の男子高校生。額のあたりでクロスする長い前髪と胸元の飾り(ジャボ)が特徴。12歳で世界有数の財閥、豪徳寺グループの当主となる。両親は海外赴任中。頭脳明晰・スポーツ万能の天才で、凡人とはかけ離れた感覚を持つ。ある日突然「おパンツが見たい」という衝動に駆られ、以来、様々な女子のおパンツを見ることに血道を上げる。一人称は「余」で、高飛車な物言いをする。
伊藤 ちとせ (いとう ちとせ)
豪徳寺家に仕えるメイド。幼い頃より、豪徳寺一声の世話をする。黒髪のショートボブが特徴。一声の「おパンツが見たい」という突然の衝動に、最初に応えた女性。以来、一声が他の女性に衝動を起こすたびに、嫌々ながらもアドバイスをするようになる。
クレジット
- 原作
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40原
- 脚本
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新木 伸
書誌情報
嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい ~余はパンツが見たいぞ~ 全2巻 集英社〈ヤングジャンプコミックス〉
第1巻
(2019-09-19発行、 978-4088913988)
第2巻
(2019-12-19発行、 978-4088914732)