うらら

うらら

『ホタルノヒカリ』で知られるひうらさとるの連載作品。本島からジェット船で20分の小さな島、羽卵白砂島(うらんしらすじま)、通称うらら島が舞台。ファッション誌の編集者としてバリバリ働いていた女性が、編集部のバイト女子に夫を寝取られ、職場にも居づらくなってしまう。夫と別れて、仕事を辞めた女性が、友人の住むうらら島へ身を寄せる。きれいな海と島の人たちに支えられて、傷を癒しながら、人生の再スタートを図る女性のヒューマンドラマ。島に住む男性たちとの新たな恋の行方も見どころのひとつ。講談社「Kiss」2012年No.7から2013年9月号まで連載。

正式名称
うらら
ふりがな
うらら
作者
ジャンル
恋愛
レーベル
講談社コミックスキス(講談社)
巻数
全4巻完結
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夫に裏切られて仕事も辞めた人生どん底の29歳女性が主人公

園田美音は女性ファッション誌「W-GIRL」で働く29歳の女性。自称アーティストの夫に結婚わずか九か月で浮気され、その相手は美音の職場で働く若いバイトのエリカだった。二人から謝られた美音は「しばらく顔を見せないで」と告げ、つらいながらも仕事を続けていた。しかし美音宛てに夫から離婚届と指輪が届き、エリカから「結婚し、赤ちゃんが産まれます」と職場のみんなに一斉メールが送られてきた。しかも彼らの新居は、美音が夫と「次に住みたいね」と話していた、自宅から見えるテラスの広いマンションだった。あまりのデリカシーのなさにキレた美音は、夫を殴り、自宅マンションを解約。家具も処分し、身ひとつで親友の夏子が住むうらら島に向かうのだった。

親友の住むのどかな美しい島で、傷を癒していく

美音は仕事を辞めると話したものの、上司からの提案でとりあえず休職扱いに。籍を汚してしまったと、夫の両親からもらった慰謝料250万円を持って、うらら島に上陸した美音。傷つき、自暴自棄になっている美音を「ゆっくり休め」と自分の地元、うらら島に呼んでくれた親友の夏子。夏子は夫を亡くし、小さい息子の葉を育てるシングルマザー。海辺で「うららキッチン」という、宿泊もできるレストランを営んでいる。葉と遊んだり、うららキッチンを手伝ったり。都会とは違うゆっくりとした時間が流れるうらら島の生活で美音は徐々に自分を取り戻していく。本作はすべてをなくしたと思った女性が、島のスローライフを通して、迷い悩みながらも前を向いて歩いていく成長物語である。

二人の美青年との新たな出会い

うららキッチンには、濱崎卓也という無愛想だがこだわりの強い25歳のシェフが働いている。イケメンだが、はっきり物を言う濱崎に美音は苦手意識を持っていた。また夏子の同級生の久保鮎人(アユ)は女性のように美しい青年。彼は島の1/4を所有する家のボンボンであり、島食のプロデュースもしている。30年ぶりにうらら島で結婚式が行われることになり、そのブレーンを頼まれた美音。新しいアイデアを出し、人脈を使い、トラブルに対処する。仕事が好きだった美音は、活き活きとプランをたて、魅力あふれる女性になっていく。アユからアプローチされた美音は、覚悟が決まるまでプラトニックな関係でいることを条件にアユと付き合い始める

登場人物・キャラクター

園田 美音 (そのだ みね)

ファッション誌「W-GIRL」の編集者で、29歳の女性。自称アーティストで収入の少ない夫の代わりにバリバリ働いていたにも関わらず、夫に浮気されてしまう。浮気相手は「W-GIRL」編集部のバイト、エリカで、彼女は夫の子どもを身ごもっていた。すべてが嫌になり、夫とは離婚。夫の親から慰謝料をもらい、仕事を辞め、うらら島に移住する。真面目で頑張りすぎてしまう性格。内面にモヤモヤを抱えがちで、すぐに落ち込んでしまう。親友の夏子とは美大時代からの付き合い。

濱崎 卓也 (はまざき たくや)

うららキッチンのシェフで、25歳の男性。不愛想で口数の少ない職人気質の凄腕(すごうで)シェフ。東京のイタリアンで働いていたが、夏子に誘われてうららキッチンで働くことに。興味があるのは料理のことばかりで、島のためということでは心は動かない。塩にこだわりがあり、島の塩づくりも手伝っている。加藤玖美という大学生の彼女がいる。

書誌情報

うらら 全4巻 講談社〈講談社コミックスキス〉

第1巻

(2012-07-13発行、978-4063408867)

第2巻

(2013-01-11発行、978-4063408973)

第3巻

(2013-05-13発行、978-4063409086)

第4巻

(2013-09-13発行、978-4063409185)

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