この恋、茶番につき!?

この恋、茶番につき!?

テレビドラマ『おっさんずラブ』のコミカライズを担当した山中梅鉢のオリジナル作品。舞台は狭山茶を栽培する花ノ木園。ストーカーになってしまった元婚約者から逃れるため、仕事を辞めて生家である茶農園に戻ってきた花ノ木茶子。そこには不愛想で口の悪い男、加佐志一心と兄の娘、ふたばが住んでいた。ひょんなことから一心と偽装夫婦を装うことになった茶子の日常を描いたドタバタラブコメディ。一緒に住む茶子の姪、ふたばのかわいさが場を和ませる。また、お茶の栽培、手もみ方法、イベント出展など茶農園での日常も詳しく描かれている。講談社「BE・LOVE」2020年11月号より連載。

正式名称
この恋、茶番につき!?
ふりがな
このこい ちゃばんにつき
作者
ジャンル
ラブコメ
レーベル
BE LOVE KC(講談社)
巻数
既刊14巻
関連商品
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実家に住み込む茶職人、一心と姪のふたばとの出会い

ストーカーになった元婚約者から逃げるため、4年ぶりに実家に帰った茶子。しかし茶農園の後を継いだはずの兄、やぶきの姿は見えず、実家には兄の娘、ふたばと住み込みで働いている一心という見知らぬ男が住んでいた。茶農園だけでは食べていけず、やぶきは離れで小説を書いており、農園とふたばの世話は一心がすべて引き受けているという。農園を手伝う代わりにしばらく家においてもらおうと考えていた茶子に「どうせ嫁に行くまでのつなぎだって、なめてんだろ?」と一心は冷たく言い放った。彼にはなにか裏があると疑った茶子は、茶農園を手伝いながら一心を見張ることにする。

不愛想な男×負けず嫌いな女の偽装結婚の始まり

一心は、不愛想で口は悪いものの、仕事熱心で働き者。夜でも2時間おきに農園を見回り、お茶の栽培に懸命に取り組んでいる。また彼はふたばの面倒もよくみていて、周りからも信頼されていた。茶子は女だからと下に見られがちな現状を飲み込んで、自分をごまかし、作り笑いがうまくなっていた。しかし一心に対しては、負けずに自分の意見を言い返す。ある日、茶子の元婚約者が花ノ木園まで茶子を追いかけてきたため、茶子は一心の腕をつかんで「私はもうこの人と結婚した」と嘘をついた。一心は否定もせず、元婚約者を捕まえて、警察に連絡した。すぐに「二人が結婚した」という噂はご近所中に広まってしまう。次々と来る縁談話にうんざりしていた一心は「今度はこっちに合わせろ」と、結婚したという嘘をそのままつき続け、偽装夫婦になる。

ふたばを中心に展開していく家族愛の詰まったラブコメ

偽装とはいえ急に夫婦になった二人は、意見があわずに喧嘩(けんか)ばかり。ふたばは「離婚して茶子が出て行ってしまうのでは?」と不安になる。母を亡くしたふたばにとって、家族がいなくなることは、とてもつらく悲しいことだった。自分たちの嘘でふたばを傷つけてはいけないと、ふたばが小学生になるまでは、家の中でも仲良し夫婦を演じようと決めた二人。一緒に生活するうちに、お茶作りに真摯に取り組むまっすぐな一心のことを茶子は本気で好きになっていく。本作は誤解やハプニング、修羅場が次々と発生し、コントのようなお笑いから甘い恋模様、シリアス展開までの緩急が秀逸な作品である。

登場人物・キャラクター

花ノ木 茶子 (はなのき ちゃこ)

28歳の女性。スポーツインストラクターをしていたが、ストーカーになってしまった元婚約者から逃げるため、借りていた部屋を解約。仕事も辞め、実家の花ノ木園に戻ってきた。負けず嫌いで、一本気な性格。女だからと男性から差別を受けることが多く、笑ってやり過ごすうちにストレスを溜め込んでいた。両親はすでに他界しており、兄のやぶきが花ノ木園を継いでいる。兄が副業をしなければならないほど、花ノ木園の経営状態が悪いことを知り、役に立とうと奮闘する。

加佐志 一心 (かざし いっしん)

花ノ木園で住み込みで働いている男性。茶子の兄、やぶきから農園のこと、娘のふたばの世話まで家のすべてを任されている。ガタイがよくて、口ひげ顎ひげのある無骨な男性。寡黙で無愛想で、口も悪いが、お茶作りには真摯に向き合っている。茶子の父に恩があり、お茶作りのための努力は惜しまない。女は役に立たないなどと茶子に冷たく当たる。以前はプロの総合格闘家だった。

花ノ木 ふたば (はなのき ふたば)

茶子の姪。茶子の兄、やぶきの娘。4歳の女の子で、母親はすでに他界している。人懐っこくて、初めて会った茶子ともすぐに打ち解ける。小説の執筆で忙しい父のやぶきに代わって身の回りの世話をしてくれる一心にも懐いている。痴話喧嘩ごっこなどをしたがるちょっとおませな女の子。

書誌情報

この恋、茶番につき!? 14巻 講談社〈BE LOVE KC〉

第1巻

(2021-04-13発行、978-4065229590)

第2巻

(2021-08-12発行、978-4065245200)

第3巻

(2021-12-13発行、978-4065262399)

第4巻

(2022-04-13発行、978-4065274323)

第5巻

(2022-08-12発行、978-4065286128)

第6巻

(2022-12-13発行、978-4065303924)

第7巻

(2023-04-13発行、978-4065316528)

第8巻

(2023-08-10発行、978-4065327739)

第9巻

(2024-01-12発行、978-4065342442)

第10巻

(2024-06-13発行、978-4065358863)

第11巻

(2024-11-13発行、978-4065375679)

第12巻

(2025-03-13発行、978-4065388068)

第13巻

(2025-08-12発行、978-4065405239)

第14巻

(2026-02-13発行、978-4065424797)

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