この恋はツミなのか!?

24歳の大河は、恋愛経験がないIT企業のプログラマー。ある朝の満員電車で、急ブレーキが原因でバランスを崩し、可愛らしい女性の巨乳に体を押し付けてしまう。そんなハプニングがあった夜、会社の飲み会に渋々参加した大河は、トイレに行く途中、朝の巨乳美女と再会する。トイレ帰りと見られる女性は、スカートがまくり上がりいちご柄のパンツが見えていた。その後、同僚の女性が自分の悪口を言っているのを聞いた大河は、飲み代を置いて家路につくが、ひょんなことから三たび巨乳女性と遭遇する。彼女の名は多恵。癒し系な雰囲気に惹かれた大河は、「お友達になってほしい」と発言し、連絡先の交換に成功する。生まれて初めて恋に落ちた大河は、やがて多恵が将棋の女流棋士であることを知る。

大河は、他人に興味が持てないコミュ障気味の男性。アニメや漫画、ゲームが好きなオタク気質で、24歳になるまで恋愛経験がない童貞男子である。他人と過ごす時間が無駄だと考えており、会社の飲み会にもほとんど参加しない。多恵は、童顔のため若く見えるが32歳の女性。小柄で巨乳が特徴で、ちょっと天然な心優しい癒し系である。そんな多恵だが、実は美人棋士として業界でも注目を集める、将棋の女流棋士だった。ひょんなことから多恵とデートをすることになった大河は、会うたびに彼女に惹かれる一方、彼女との格差も痛感していた。本作は年齢差に加え、生きる世界が違う二人の格差恋愛を描いていく。

年の差を乗り越え、次第に惹かれ合う大河と多恵。そんなある日、多恵が自宅マンションに帰ると、大柄な男性が声をかけてきた。彼女のファンだという男は握手を求めるが、ちょうどその時、大河が現れる。男は「自分の気持ち」といって大きな封筒を残して、逃げるように去っていった。封筒の中身は、隠し撮りした多恵の写真の数々であった。以前にもストーカーに部屋に侵入された経験を持つ多恵は、恐怖でその場に座り込んでしまう。大河はそんな彼女のボディガードとして、ストーカーと戦うことを宣言する。このストーカー事件は、後にさらに大きな事件に発展してしまう。