ぱンすと。

ぱンすと。

岡田和人の代表作の一つで、同氏の『いびつ』と世界観を共有している。現代日本の高校を舞台に、ストッキングフェチの男子高校生、小玉大地が、ミステリアスな養護教諭の加具矢雫の性的な手ほどきに翻弄されながら、自らの性癖をこじらせていく姿を描いたセクシーコメディ。秋田書店「ヤングチャンピオン」2016年No.21から2023年No.15まで連載の作品。

正式名称
ぱンすと。
ふりがな
ぱんすと
作者
ジャンル
教師
 
ラブコメ
レーベル
ヤングチャンピオン・コミックス(秋田書店)
巻数
全15巻完結
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ストッキングフェチから始まるセクシーコメディ

物語は、男子高校生の大地がストッキングフェチであることを、養護教諭の加具矢に知られてしまうところから始まる。加具矢は大地の性的嗜好や、包茎であることを知り、恋愛や性的な経験に乏しい彼を上から目線で弄んでいく。本作は、当初はフェチ要素を前面に押し出したエロティックなコメディが展開されるが、大地の純粋で熱い思いに絆(ほだ)された加具矢が自身の感情と向き合うようになり、次第にラブコメディとしての様相を呈していく。

謎多き養護教諭、加具矢

大地が通う高校の養護教諭を務める加具矢は、名前以外の年齢や家族構成など、すべてが謎に包まれたミステリアスな女性。冷静という言葉だけでは片付けられないほど落ち着いた態度で、思春期特有の暴走しがちな大地を、事務的に弄んでいく。加具矢の正体にまつわる謎や、彼女に思いを寄せる大地、そして大地を慕う幼なじみの伊吹アカリが織りなす複雑な三角関係の行方が、本作の大きな見どころとなっている。

多彩な官能的フェティッシュ描写

大地がストッキングフェチであることから、加具矢のストッキング姿は物語の重要な要素となっている。また、年上の女性が年下の男性を性的に翻弄する展開も、本作の大きな魅力の一つ。ほかにも、二人の関係を描くエピソードでは、濡れて肌に張り付いた衣服や、衣服越しに浮かび上がる乳首など、フェティッシュで際どいセクシーな描写が豊富に盛り込まれている。さらに、大地に思いを寄せながらも気持ちが伝わらない美少女、アカリの積極的なアプローチによるパンチラや胸チラ、そして彼女の特徴である貧乳など、作中にはさまざまなフェチ要素が散りばめられている。

登場人物・キャラクター

小玉 大地 (こだま だいち)

高校1年生の男子。各自が好きなテーマを研究する「諸種同好会」に所属している。おとなしく消極的な性格で、高圧的な態度を取られると、自分に非がなくてもつい謝ってしまう癖がある。幼い頃から女性のストッキング姿に強い興奮を覚えており、ある日、保健室のベッドで養護教諭の加具矢が足を組み替える際に、ストッキング越しに下着が見えることに気づいた。これをきっかけに保健室に入り浸るようになったが、ある日、加具矢の足を組み替える姿をスマホで撮影しようとして見つかってしまう。一時は保健室への出入りを禁じられたものの、のちに加具矢が大地に興味を持ったことで出入り禁止は解除され、それ以来、加具矢に性的に弄ばれながら、性癖をさらにこじらせていく。なお、幼なじみの女子、アカリから好意を寄せられているが、自身の性的嗜好が彼女に合致しないこともあり、まったく気づいていない。

加具矢 雫 (かぐや しずく)

大地が通う高校の養護教諭を務める女性。黒髪のショートヘアで、スレンダーながらも豊かな胸を持つ妖艶な美女。若々しい外見とは裏腹に年齢不詳で、すでに結婚しており、子供がいるという噂もある。クールで基本的に取りつく島がなく、授業をサボって保健室で寝ようとする生徒には厳しく対応するため、生活態度の悪い生徒たちからは「オツボネ」と呼ばれ、嫌われている。ある日、体調不良を理由に何かと保健室を訪れる大地がストッキングフェチであることを見抜く。それ以来、事務的な対応ながらも彼に対して性的な手ほどきを行うようになる。年下を好む傾向はあるものの、大地に対する行動は自らのカウンセリングが人間にどのような影響を与えるかを観察するためのものに過ぎない。のちに大地の懇願を受け、彼が所属する「諸種同好会」の顧問に就任する。

書誌情報

ぱンすと。 全15巻 秋田書店〈ヤングチャンピオン・コミックス〉

第13巻

(2022-11-18発行、978-4253304849)

第14巻

(2023-04-20発行、978-4253304856)

第15巻

(2023-09-20発行、978-4253304863)

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