ふたりバス

ふたりバス

豊林サカネの代表作で、初の連載作品。現代日本の田舎(いなか)町を舞台に、公立中学校に通う桧木春平と、私立中学校に進学した幼なじみの高屋川あんの日常や恋愛模様を、ほのぼのとした雰囲気で描いた青春ラブコメディ。小学館「週刊少年サンデー」2025年49号から連載。

正式名称
ふたりバス
ふりがな
ふたりばす
作者
ジャンル
ラブコメ
 
日常
レーベル
小学館
巻数
既刊2巻
関連商品
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田舎のバスで紡ぐ青春ラブコメディ

本作は、人口約3000人の田舎町「畔野(あぜの)町」に暮らす二人の中学生の日常と、甘酸っぱい恋愛模様を軸に描かれた、温かく懐かしい雰囲気の青春ラブコメディ。別々の中学校に通うことで少し疎遠になっていた春平とあんは、通学時のバスの中で再び出会い、かつての親しい関係を取り戻していく。田舎のバスという静かな空間で深まる二人の関係が、幼なじみから新たな形へと移り変わっていく様子を、大自然に囲まれたのどかで美しい風景と共に丁寧に紡ぎ出している。

疎遠になった幼なじみと、少しずつ距離を縮めていく

田舎町に住む中学生の春平は、幼稚園からの幼なじみであるあんと、小学校以来疎遠になっていた。あんは同級生の中で唯一私立中学校に進学しており、二人が顔を合わせるのは、通学に利用する町営バスの中だけだった。しかし、あんが乗っていると分かっていても春平から話しかけることはなく、互いに無言のまま静かな時間が流れていた。そんなある日、いつものようにバスに乗っていた春平は、車窓から見慣れた自動販売機が撤去されているのに気づき、思わず声を上げてしまう。それに反応したあんと久しぶりに言葉を交わした二人は、その些細(ささい)な出来事をきっかけに少しずつ会話が増えていく。

幼なじみの春平とあんの成長物語

バスでの出来事をきっかけに、春平とあんは再び会話を交わすようになった。やがて、ある休日を境にバスの外で話す機会が増え、かつての気まずい沈黙から解放され、小学生時代のような親しい関係を取り戻していく。そんな中、春平は胸が高鳴る不思議な感覚を覚えるようになる。ある日、あんといっしょにバスを待っていた春平は、自分たちが成長していること、そしてあんに対する気持ちが友情を超えたものであることに気づく。それ以来、恋愛未満だった二人の関係は少しずつ変化し、中学生ならではの等身大の成長が描かれている。

登場人物・キャラクター

桧木 春平 (ひのき しゅんぺい)

畔野町立畔野中学校に通う2年生の男子。小学生の頃は同級生のあんと仲がよかったが、彼女が私立中学校へ進学したため、現在は疎遠になっている。自宅は学校から片道40分もかかる場所にあり、早起きが必要なため寝不足気味で、近所にコンビニがないことも悩みの一つとなっている。通学に利用するバスの中で、あんといっしょになることが多く、長いあいだ無言の時間が続いていたが、ある出来事をきっかけに再び言葉を交わすようになる。

高屋川 あん (たかやがわ あん)

私立集ヶ丘学園中学校に通う2年生の女子。濃い茶色のロングヘアをアンダーポニーテールにしている。小学生の頃は同級生の春平や牟田るる果と仲がよかったが、私立中学への進学を機に次第に疎遠になってしまう。まじめな性格の優等生で、通学中も熱心に勉強に励んでいる。クールな性格のため、春平以外のかつての同級生からは、他人を見下していると誤解されることが多い。

書誌情報

ふたりバス 2巻 小学館

第2巻

(2026-05-18発行、978-4098545889)

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