ぼくの輪廻

ぼくの輪廻

嶋木あこの代表作の一つ。現代の日本を舞台に、新人マンガ家の乃木篤朗が前世からの因縁を持つ巨乳の女子、室伏花撫や、篤朗の親友で彼に思いを寄せるゲイの蓮城アキラと共に繰り広げるドタバタラブコメディ。さまざまな時代の記憶と現代の恋愛模様に翻弄される彼らの姿が描かれている。小学館「Cheese!」2016年4月号から2020年12月号にかけて連載の作品。

正式名称
ぼくの輪廻
ふりがな
ぼくのりんね
作者
ジャンル
作家・漫画家
 
恋愛
レーベル
フラワーコミックス(小学館)
巻数
既刊11巻
関連商品
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童貞マンガ家と巨乳女子、ゲイが織りなすドタバタラブコメディ

篤朗は周囲からイケメンと評されているものの、巨乳への強いこだわりが原因で変わり者扱いされ、なかなか彼女ができずに童貞をこじらせている。そんな篤朗に、「前世の恋人だ」と確信してせまるのは、巨乳女子の花撫と、ゲイの親友、アキラの二人。こじらせた童貞マンガ家と巨乳女子、そしてゲイの三人が、それぞれの思いを胸に抱きながら、それぞれの恋を成就させようと奮闘するものの、その空回りする姿が笑いを誘う。

篤朗たちの前世と歴史的三角関係を描く

篤朗たちの最初の前世で描かれているのは、空海とほぼ同時代の僧侶、栄賢であり、物語の舞台はおよそ790年頃に設定されている。その後も、平安中期の平致光や南北朝時代の楠木正行といった実在の人物や歴史的な事件をモチーフに、物語は展開される。これらの歴史ドラマを通じて、篤朗たちの複雑な三角関係がなぜこじれてしまったのかが丁寧に紐解かれていく。また、現代では花撫がマンガ家としてデビューしており、彼女が前世の記憶を作品に反映させたことでネタが重なり、篤朗が知らず知らずのうちに花撫に対して憎悪を募らせるという皮肉な展開も描かれている。

篤朗は本当に「栄賢」なのか

花撫とアキラは、篤朗が見た夢や描いた漫画の内容から、篤朗こそが栄賢であると確信する。そして二人は恋を成就させるため、栄賢に対して猛烈なアプローチを開始する。しかし、肝心の篤朗は前世の自覚がまったく芽生えず、さらに一途だった栄賢とはかけ離れた不誠実な言動を見せたことで、「本当に栄賢なのか」という疑念が浮上する。果たして、篤朗は何者なのか。その謎と、こじれた三角関係の結末が物語のクライマックスを彩る最大の見どころとなっている。

登場人物・キャラクター

乃木 篤朗 (のぎ あつろう)

新人マンガ家の男子大学生。年齢は20歳で、黒髪に眼鏡をかけ、極度の潔癖症である。学内では噂になるほどのイケメンだが、巨乳への異常な執着から変わり者として知られ、一度も彼女ができたことがない。また、水を浴びると全裸になって理趣経を唱えるという独特の癖がある。夢で見た内容をそのまま漫画化したところ、『週刊少年GUMP』で連載が決定した。やがて、「自分はこのマンガの内容と同じ夢を見た。自分はヒロインのヤイだ」と語る花撫が現れる。花撫がアシスタントとして派遣された際、悪質なストーカーではないかと警戒しつつも、彼女が巨乳であることからアシスタントとして雇い入れた。童貞をこじらせており、恋愛や性交渉がどのようなものかをつねに考えている。夢が前世の記憶である自覚はなく、夢の中では「栄賢」「平致光」「楠木正行」「源」と呼ばれている。

室伏 花撫 (むろふし かなで)

篤朗のアシスタントを務める新人マンガ家の女性。特徴的な薄い色の巻き毛と豊かな胸を持つ。幼い頃から禿頭の男性に惹かれていたが、その共通点に気づかず、誰にでもときめいてしまう惚れっぽい性格に悩んでいた。しかし、趣味で描いたBL漫画の登場人物が全員禿頭であることを指摘され、自分のフェチに気づいた。篤朗のデビュー作を読んだことで前世の記憶を取り戻し、篤朗が「栄賢」であると確信した。これまで何度も転生を繰り返し、栄賢と結ばれようとしてきたが、ライバルである「両珍」の魂も同時に転生を繰り返しており、つねにその恋路を阻まれている。マンガ家デビュー後のペンネームは「フナムシデカロー」で、前世では「ヤイ」「済子」「雅次郎」「お加代」と名乗っていた。

蓮城 アキラ (れんじょう あきら)

篤朗の親友であり、ゲイの男性。茶髪をパーマにしている。篤朗を深く愛しているものの、関係を強要することはなく、親友として静かに彼の動向を見守り続けている。前世の記憶を持ち、篤朗が「栄賢」、花撫が「ヤイ」であると確信している。これまで何度も転生を繰り返し、栄賢の魂とヤイの魂が結ばれるのを妨害し続けてきた。現代でも花撫の恋路を邪魔するために漫画を描き始め、現在は花撫の担当編集者、長家圭介の指示のもと、マンガ家として活動している。前世では「両珍」「藤原左樹」「ヨシ子」と名乗っていた。

書誌情報

ぼくの輪廻 11巻 小学館〈フラワーコミックス〉

第1巻

(2016-08-26発行、978-4091385772)

第2巻

(2016-12-26発行、978-4091387936)

第3巻

(2017-04-26発行、978-4091391742)

第4巻

(2017-09-26発行、978-4091395047)

第5巻

(2018-03-26発行、978-4091398819)

第6巻

(2018-07-26発行、978-4098701520)

第7巻

(2019-03-26発行、978-4098704002)

第8巻

(2019-10-25発行、978-4098706600)

第9巻

(2020-02-26発行、978-4098708000)

第10巻

(2020-06-26発行、978-4098710089)

第11巻

(2020-11-26発行、978-4098712038)

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