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オレは力だ!
作者・吉田窓の代表作の一つ。原作者は『本気！』ほかで知られる漫画家、立原あゆみ。現代の日本の、大相撲の世界が舞台。同じ日に大相撲・竹ヶ根部屋に入門した小力と大力が主人公。背が低くずんぐりした体型の小力と長身で細身の大力、対照的な二人が、相撲に邁進していく姿を描いた大相撲漫画。当時の松ヶ根部屋への取材を行い、まわしの締め方や相撲部屋のしきたり、新弟子検査の様子などを丁寧に描写している。秋田書店「週刊少年チャンピオン」1991年9月1日増刊号に読み切り版『オレは力だ!』を掲載。その後、立原あゆみを原作者に迎え「週刊少年チャンピオン」1991年44号から1993年44号まで連載。また、同誌1994年26号、27号に前後編の読み切りを発表した。
登場人物・キャラクター
小力 (こちから)
身長は低いが、がっしりした体格の少年。本名は「山本力」。鹿児島県出身。中学時代は喧嘩に明け暮れていた。卒業後は千葉県船橋市の竹ヶ根部屋に入門。大力とは同日の入門となる。新弟子検査では、頭にコブを作って身長を誤魔化し、何とか合格。名古屋場所で初土俵を迎え、不屈の根性で前へ出る相撲を貫く。
大力 (おおちから)
背は高いが痩せている少年。本名は「北垣力」。北海道帯広市出身。中学卒業後、千葉県船橋市の竹ヶ根部屋に入門。小力とは同日の入門となる。陽気で明るい性格だが、負けん気は人一倍強い。新弟子検査では、水をがぶ飲みして体重を増やし、何とか合格する。名古屋場所で初土俵を迎え、ツッパリを武器に戦う。
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