カメラ、はじめてもいいですか?

カメラ、はじめてもいいですか?

しろの代表作の一つ。東京をはじめ日本各地を舞台に、内気な女子高生の池田ミトが、となりに住む美大生の綿矢チサトからモデルを頼まれたことをきっかけに、カメラを通じてさまざまな交流を重ねながら成長していく姿を描いた、ゆるふわホビー系漫画。少年画報社「ヤングキングアワーズ」2019年10月号から連載の作品。2023年7月にテレビドラマ版『カメラ、はじめてもいいですか?』がBS松竹東急で放送された。ミトを田牧そら、チサトを手島実優が演じている。

正式名称
カメラ、はじめてもいいですか?
ふりがな
かめら はじめてもいいですか
作者
ジャンル
その他ゲーム・趣味・実用
レーベル
YKコミックス(少年画報社)
巻数
既刊7巻
関連商品
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カメラと共に楽しむホビーコミック

本作は写真撮影を趣味とする人々をテーマにしており、ミトやチサトをはじめとする登場人物たちが、自然や人物を被写体に思い思いの撮影を楽しむ様子が愛らしい筆致で描かれている。また、作中ではカメラや周辺機器の効果的な使い方が紹介されており、作者、しろのカメラに対するこだわりが随所に感じられる。さらに、単行本のおまけページには、作者をはじめカメラを愛する著名人が執筆する「拝啓、カメラ沼より。」や、さまざまなカメラと周辺機器を紹介する「カメコレ!」など、撮影にまつわる充実したコラムが掲載されている。

カメラとの出会いと新たな挑戦

根暗な自分が嫌いだったミトは、高校に進学してもやりたいことが見つからず、憂鬱な日々を過ごしていた。そんなある日、となりの部屋に住むチサトから声をかけられ、写真のモデルになってほしいと誘われる。一度は断ろうとしたミトだったが、自分を変えたい思いから承諾し、翌日チサトの運転する車で茨城県の波崎ウインドファームを訪れて、その風景に心を奪われる。その後、チサトから完成した写真を受け取ったミトは、自分が思い込んでいた冴えない印象とはまったく違う自身の姿に驚く。これをきっかけに撮影に強い興味を抱いたミトは、チサトの協力を得て、自らも本格的にカメラを始めることになる。

カメラがつなぐ新たな仲間たちとの友情

チサトから富士フイルムX-T20を借りたミトは、彼女に教わった撮影方法を参考にしてさっそく写真を撮り始める。自分でも驚くほどの写真が撮れたことで、ミトは一気にカメラの魅力に引き込まれていく。ある日、放課後に夕日を撮影していたミトは、同じ学校に通うオタク気質の音海モア、やや人見知りな毒島リン子と出会う。三人はカメラの話題でたちまち意気投合し、同好の士として親しくなる。その後、ミトはチサトの家に招かれ、彼女のカメラ仲間である八重樫ナギと知り合う。ミトはカメラがもたらした縁に感謝しつつ、写真への情熱をさらに深めていく。

登場人物・キャラクター

池田 ミト (いけだ みと)

チサトのとなりの部屋に住む女子高校生。かつては父親と二人暮らしをしていたが、高校進学を機に「吉川荘」で一人暮らしを始めた。陰気で自分に自信が持てず、学校生活にもどこか物足りなさを感じていたが、チサトとの出会いをきっかけに、カメラでさまざまな風景や人物を撮影するようになる。その後は、撮影に適した場所を探して自ら行動し、学校で撮影をしている際にモアやリン子と出会う。そして、チサトたちと共に写真撮影に出かけるようになり、次第に明るく前向きな性格へと変わっていく。

綿矢 チサト (わたや ちさと)

ミトのとなりの部屋に住む美術大学に通う女子。才色兼備で心優しく、ミトからはあこがれを抱かれている。一方で、完璧主義で融通が利かない一面もあり、親友のナギからは「自分に対して厳しすぎる」と指摘されることもある。ミトを理想のモデルに近い存在と感じ、彼女を連れて波崎ウインドファームで撮影を行い、ミトがカメラを始めるきっかけを作った。その後もミトといっしょに長野県の美ヶ原高原など、さまざまな場所へ出かけて撮影に励み、絆を深めていく。

書誌情報

カメラ、はじめてもいいですか? 7巻 少年画報社〈YKコミックス〉

第1巻

(2020-07-30発行、978-4785967208)

第2巻

(2021-05-01発行、978-4785968991)

第3巻

(2022-01-28発行、978-4785970727)

第4巻

(2022-09-30発行、978-4785972424)

第5巻

(2023-09-04発行、978-4785974770)

第6巻

(2024-07-30発行、978-4785977238)

第7巻

(2025-08-08発行、978-4785979966)

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