機動戦士クロスボーン・ガンダム

機動戦士クロスボーン・ガンダム

ガンダムシリーズの中でも『機動戦士ガンダムF91』の続編という位置付けの作品。『F91』の主人公であった シーブック・アノーがキンケドゥ・ナウと名前を変えて登場。『F91』では敵方だったクロスボーン・バンガードが、『F91』にも登場したヒロインベラ・ロナが率いる宇宙海賊となって主人公トビア・アロナクスと行動をともにする。原作は『機動戦士ガンダム』からガンダムシリーズの中心的存在である富野由悠季。作画は『マップス』で知られる長谷川裕一。

正式名称
機動戦士クロスボーン・ガンダム
ふりがな
きどうせんしくろすぼーんがんだむ
原作者
富野 由悠季
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
関連商品
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概要・あらすじ

トビア・アロナクスたちは、地球圏から交換留学生として木星に向かっていたところを宇宙海賊に襲われる。宇宙海賊はクロスボーン・バンガードと名乗り、木星人が木星帝国として地球連邦を転覆しようと陰謀を企んでいることをトビアに明かす。クロスボーン・バンガードのエースパイロットキンケドウ・ナウと統領ベラ・ロナとともに、トビア木星帝国と戦う。

登場人物・キャラクター

トビア・アロナクス

快活な少年だが、過去にコロニーの開発事業に従事していた両親を事故で喪っている。地球圏からの留学生として木星に近付いたところをクロスボーン・バンガードの襲撃を受けた。クロスボーン・バンガードのエースパイロットであるキンケドゥ・ナウによってニュータイプの素質を見出された。

ベルナデット・ブリエット

クラックス・ドゥガチの娘で本作のヒロイン。木星帝国の独裁者である父のもとを離れ、母親の故郷でもある地球の姿をみずから確認したいと思い密航していたが、ひょんなことから宇宙海賊クロスボーン・バンガードの旗艦マザー・バンガードに乗り込み、主人公トビア・アロナクスらと行動をともにすることになる。

クラックス・ドゥガチ

木星帝国の総統。一代で木星を“国”.と呼べる規模まで繁栄させた冷酷な独裁者。九つのバイオユニットに自分の人格を移植している。普段は水槽の中の玉座に座るアンドロイドの姿で現れる。ある理由に基づき、地球を死の星に変えようとしている。

キンケドゥ・ナウ

十年前のコスモ・バビロニア戦争の際、レジスタンスの若きエースとして活躍した。現在は宇宙海賊クロスボーン・バンガードのエースとしてクロスボーン・ガンダムX1に搭乗している。コスモ・バビロニアのエースだったザビーネ・シャルとはライバル関係にある。前作にあたる『機動戦士ガンダムF91』では本名のシーブック・アノーを名乗っていたが、とある理由により本作では偽名のキンケドウ・ナウをもっぱら使用している。

ベラ・ロナ

宇宙海賊クロスボーン・バンガードの統領であり、クロスボーン・バンガードの旗艦マザー・バンガード艦長。クロスボーン・バンガードの創始者であり、10年前に独立をはかって戦争を始めたコスモ・バビロニアの国王マイッツァー・ロナの孫娘、すなわち王女だった。コスモ・バビロニアの貴族主義を否定する思想の持主。 本作中での年齢は28歳。

ハロ

『機動戦士クロスボーン・ガンダム』に登場するオウム。ベラ・ロナの肩に乗っていることが多い。「ボウヤダカラサ」など、本筋とは無関係なガンダムシリーズのセリフをわめいていることが多い。

ザビーネ・シャル

宇宙海賊クロスボーン・バンガードのパイロット。クロスボーンガンダムX2に搭乗している。隻眼が特徴。元はコスモ・バビロニアのエースであり、コスモ・バビロニア戦争の際は、レジスタンスの若きエースだったキンケドゥ・ナウとライバルだった。熱烈な貴族主義者で、木星帝国を打倒しコスモ・バビロニアを再興することを目論んでいる。

バーンズ・ガーンズバック大尉

木星帝国のパイロット。ザビーネ・シャルを驚かせるほどの腕前を持つ。主人公トビア・アロナクスと同じくらいの息子がいたが、採集基地の事故で喪っている。

ウモンじいさん

宇宙海賊クロスボーン・バンガードの技術長。かつて1年戦争の際には、ボールに搭乗してドム6機を落としたこともあるニュータイプ。

カラス先生

トビア・アロナクスの留学生時代の恩師。その正体は木星帝国の特殊工作員。力のある者だけが生き残るという得意な思想の持ち主で、トビアの才能を見込んで自分の生徒にしようとしている。

シェリンドン・ロナ

宇宙海賊クロスボーン・バンガード統領ベラ・ロナのいとこにあたる。コスモ・バビロニア崩壊後も貴族主義を再建しようとする人々に支持されている。クロスボーン・バンガードと木星帝国の戦いをやめるようにとベラを説得しようとする。

集団・組織

木星帝国 (もくせいていこく)

『機動戦士クロスボーン・ガンダム』に登場する架空の組織。一代で“国”と呼べる規模にまで木星を反映させたクラッスス・ドゥブナを独裁的な総統とする。水も空気も自分たちで作り出さなければならないという過酷な環境条件のもと、地球圏へと進出しようという強烈な願望を抱いている。

宇宙海賊クロスボーン・バンガード (うちゅうかいぞくくろすぼーん・ばんがーど)

『機動戦士クロスボーン・ガンダム』に登場する架空の組織。前作『機動戦士ガンダムF91』で、秘密裏に設立された同名の軍事組織「クロスボーン・バンガード」が母体。その創設者であるマイッツァー・ロナの孫娘であるベラ・ロナが、『F91』で描かれた戦乱のあとで木星帝国の陰謀に気付き、対抗するために再度組織したのがこの宇宙海賊クロスボーン・バンガードである。

その他キーワード

クロスボーン・ガンダムX1

『機動戦士クロスボーン・ガンダム』に登場するモビルスーツ。キンケドゥ・ナウが搭乗するクロスボーン・バンガードのガンダム。額の海賊マークが特徴。

クロスボーン・ガンダムX2

『機動戦士クロスボーン・ガンダム』に登場するモビルスーツ。ザビーネ・シャルが搭乗するクロスボーン・バンガードのガンダム。クロスボーン・ガンダムX1と性能は同じだが、機体が黒く塗装されていることが特徴。

クロスボーン・ガンダムX3

『機動戦士クロスボーン・ガンダム』に登場するモビルスーツ。トビア・アロナクスが搭乗するクロスボーン・バンガードのガンダム。胸部の海賊マークが特徴。両手にビームを無効化するIフィールド発生機能が搭載されている。

クレジット

原作

原案

デザイン協力

カトキ ハジメ

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