偽物ヒーローの活躍を描いたバトルアクション
本作の舞台となっているのは超能力を持った悪党、ヴィランが存在する世界。ヴィランの脅威に対抗するには国の軍隊が介入し、街の出入りを厳重に管理したり市民の行動を規制したりするのが普通である。しかし、ネオヨークは軍の介入を拒否。ヒーローのゴールデンマンが街を守り、他の街のような各種制限が必要ないため「自由の街」と呼ばれている。そんなある夜、廃工場の火災で救助活動をしていたゴールデンマンが忽然と姿を消す事件が発生。その後、火災現場からゴールデンマンのスーツを手にした青年(後にセロという本名が判明)が現れるが、異常な強さを持つセロは一切の記憶を失っていた。街の治安を維持するためには、ヒーローが必要である。そう考えたゴールデンマンのサポートチームの面々は、記憶喪失のセロをゴールデンマンとして送り出すことにする。本作は、自分をゴールデンマンだと信じた「偽物ヒーロー」を軸にしたヒーローエンターテインメントである。
チーム・ゴールデンマンVS.個性的なヴィラン
圧倒的な身体能力を持つセロのサポートをするのが、「チーム・ゴールデンマン」。世界有数の巨大財閥の当主である教授を司令官に、ゴールデンマンスーツを開発した天才メカニックのブルース、しっかり者の秘書リーチ、料理上手なトレーナーのイワクといったメンバーが所属している。一方、街を襲うヴィランたちも、様々な超能力を持った個性的なキャラクターばかりである。ムカデアームでの遠距離攻撃を得意とするDr.センティピードは、ゴールデンマンの大ファン。彼のデータを徹底的に研究しているストーカー気質の怪人である。また、最強のヴィランと謳(うた)われる花魁トルーパーは、空間に自在に亀裂を作る特殊能力の持ち主。カムロという一撃必殺の斬撃で街を破壊する天災のような存在だが、観光好きでSNSにハマっている変わったキャラクターでもある。
ヒーローアクション×サスペンス
バトルアクション要素が強い本作だが、ストーリーが進むにつれ、セロの正体や本物のゴールデンマンの行方、ネオヨークにあるという「裏」の存在が徐々に明らかになりサスペンス要素が強くなっていく。花魁トルーパーや「裏」のヴィランとの出会いで、自分が本物のゴールデンマンではないことを知ったセロは、自分を騙(だま)していたチーム・ゴールデンマンの謝罪を受け入れ、二人目のゴールデンマンとして正式に活動を開始する。そんな中、メカニックのブルースは、自身の故郷でもある萬壽街(ばんじゅがい)のボスが、ネオヨークの「裏」を知っているのではないかと推測する。萬壽街はネオヨークの一角に古くから存在する独自の文化形態を持つ街で、排他的で非友好的な住民が住んでいる。セロとブルースは「裏」の存在の手がかりを得るため、萬壽街を訪れる。
登場人物・キャラクター
セロ
廃工場の火災現場から、ゴールデンマンのスーツを持って現れた記憶喪失の青年。圧倒的な怪力と頑丈さ、格闘センスを持ち戦闘力は非常に高い。 チーム・ゴールデンマンに騙され、自分がゴールデンマンだと思い込み、ヒーロー活動を開始する。自身が本物のゴールデンマンではないことが判明した後は、二人目のゴールデンマンとなる。ゴールデンマンの本名である「モロボシ」と呼ばれていたが、後に「セロ」という本名が判明した。
ブルース
チーム・ゴールデンマンに所属する天才女性メカニック。ゴールデンマンスーツの製作者で、セロを支える重要な役目を持つ。ネオヨークの一角にある独自の文化形態を持つ萬壽街の出身。ツートンカラーのセミロングヘアとストリート系の外見が特徴で、キャップを被(かぶ)っていることが多い。
クレジット
- 原作
書誌情報
ゴールデンマン 11巻 講談社〈ヤンマガKCスペシャル〉
第1巻
(2024-05-07発行、978-4065355992)
第2巻
(2024-08-06発行、978-4065365472)
第3巻
(2024-11-06発行、978-4065374641)
第4巻
(2025-02-06発行、978-4065384626)
第5巻
(2025-05-07発行、978-4065396247)
第6巻
(2025-08-06発行、978-4065405345)
第7巻
(2025-11-06発行、978-4065414095)
第8巻
(2026-02-06発行、978-4065425305)
第9巻
(2026-05-01発行、978-4065435359)
第10巻
(2026-09-04発行、978-4065447567)
第11巻
(2026-09-04発行、978-4065447543)








