悪魔と契約した殺し屋の復讐劇
本作の主人公は、ある日突然、謎の四人組に殺された少年である。少年の目の前で母親は凌辱(りょうじょく)後に殺され、姉も連れ去られている。一度死んで高校生の翔矢として目を覚ました少年は、女悪魔のアルメリナに悪魔との契約を提案される。悪魔の仕事は、人間の魂を集めて地獄に送ることだが、人間に直接干渉できないため、魂を刈り取る「殺しの代理人」が必要なのだという。こうして少年はアルメリナに情報と力を提供してもらう代わりに、悪人の魂を捧げる契約を交わす。悪魔に魂を売った兵士「売約済み殺し屋(ソールドキラー)」となった少年は四人組への復讐を目指す。なお、肉体の持ち主だった元の翔矢は、難病で余命数年だった妹の莉理(りり)の病気を治すためにアルメリナに魂を提供し死亡している。
二丁拳銃と悪魔の加護が武器
翔矢の武器は、アルメリナが召喚した二丁の拳銃(タウルスPT92)と悪魔との契約による「身体能力強化」「傷の再生」「銃弾の強化」といった様々な能力(加護)である。プロレス同好会で肉体を鍛えていた翔矢は、拳銃とプロレス技、格闘技を駆使して敵を倒していく。殺した悪人の数に応じて新たな能力が解放されるため、ストーリーが進むにつれて強くなっていく点も特徴の一つである。また、翔矢の他にも悪魔と契約した「売約済み殺し屋」が登場。未亡人の魂を好む悪魔、リデルクと契約し、サバット(フランス発祥の格闘技)と散弾銃を武器に戦う鉄騎奏女(てっきかなめ)という女子、男性型の悪魔、トラウコと契約し、フェンシングやジークンドーの技とアサルトライフルで戦う池波亮吾という男性の二人である。翔矢は彼らと利害関係が概(おおむ)ね一致するため共闘することになる。
魔術で悪魔の力を使うヴァイオレーター
魔界の情報網によって得られた手がかりにより、翔矢の仇(かたき)である四人組の正体が明らかになる。元力士の撲殺山、荒咬組組長の荒木翔子、麻薬王の老人、チャン・ルイ、リーダー的存在のアメリカ人、カトブレパスである。彼らは全員「違反者(ヴァイオレーター)」という存在。「聖遺物(レリック)」や「邪遺物(イビルレリック)」を用いて魔術を行い、代償を払わずに天使や悪魔の能力を自分のものにしている。四人とも何らかの形で日本最大規模の犯罪組織「関東八房会」に関係している点も物語の鍵となる。また、本作は過激な異能力バトルとエロティックな展開が特徴で、銃撃による頭部破壊や身体の切断、拷問や監禁、性暴力といったハードな描写が続出する。
登場人物・キャラクター
蒲生 翔矢 (がもう しょうや)
謎の四人組によって惨殺された12歳の少年の魂を宿した、高校2年生の男子。黒縁メガネと短髪が特徴。父親はおらず母親と妹の莉理と暮らしている。女悪魔のアルメリナと契約した「売約済み殺し屋」となり、四人組への復讐を誓う。目的のためなら容赦がないストイックで冷静な性格。メインの武器は、二丁の拳銃(タウルス PT92)。元の翔矢はプロレス同好会に所属し、プロレスラーになる夢を持っていたため鍛え抜いた身体をしている。
アルメリナ
復讐の女神、フリアエの位階に所属する第三位上級悪魔。女性の姿をしており、獣耳や背中の羽が特徴。非常に露出度の高いセクシーな姿をしており、強い性欲を持つことから「サキュバス」と呼ばれることもある。蘇(よみがえ)った翔矢と「殺しの代理人契約」を結び、人間の魂を集める。なお、復讐心を持った魂が大好物。翔矢に二丁の拳銃(タウルス PT92)を与えた他、身体能力強化や傷の再生といった様々な加護を提供する。
クレジット
- 原作
書誌情報
サキュバス&ヒットマン 14巻 秋田書店〈チャンピオンREDコミックス〉
第5巻
(2022-08-19発行、978-4253239851)
第6巻
(2023-01-20発行、978-4253239868)
第7巻
(2023-07-20発行、978-4253239875)
第8巻
(2023-12-20発行、978-4253239882)
第9巻
(2024-06-19発行、978-4253239899)
第10巻
(2024-10-18発行、978-4253239905)
第11巻
(2025-03-18発行、978-4253324113)
第12巻
(2025-09-19発行、978-4253003940)
第13巻
(2026-03-18発行、978-4253012362)
第14巻
(2026-08-20発行、978-4253018999)








