ザッケン!

ザッケン!

『レンタルなんもしない人』(企画原案:レンタルなんもしない人)などで知られるプクプクの連載作品。映画監督の上村奈帆による初の漫画原作(モノガタリラボと共同)である。草野高校という部活動が盛んな高校が舞台。高校1年生の杉野ゆかりは、夢中になれることを見つけられずにいたが、雑草に夢中なクラスメイトの徳田みみとの出会いをきっかけに変化していく。二人の高校生を軸に「雑草研究部(ザッケン)」の活動を描いた青春部活動漫画。小学館「マンガワン」にて2021年8月21日から2023年4月29日まで連載。実写映画化され、2026年4月3日に公開。原作の上村奈帆が自ら脚本・監督を務め、ゆかりを中島瑠菜、みみを大島美優が演じる。

正式名称
ザッケン!
ふりがな
ざっけん
原作者
上村 奈帆
原作者
モノガタリラボ
漫画
ジャンル
部活動
 
友情
レーベル
裏少年サンデーコミックス(小学館)
巻数
既刊4巻
関連商品
Amazon 楽天 小学館eコミックストア

女子高生×雑草×部活動

草野高校に進学したゆかりは、まだ夢中になれることを見つけられていなかった。草野高校は部活動入部が必須だったこともあり、テニス部やバスケ部、吹奏楽部に体験入部してみるが、上昇志向が強い雰囲気に馴染めず、自分は「青春不適合者」だと落ち込んでいた。そんな時に出会ったのが、「雑草研究部(ザッケン)」のみみである。雑草愛に溢れたみみは、地を這(は)うように校内の雑草を見つけては愛(め)でまくり、雑草でお茶を入れたり天ぷらにしたりする。「雑草に夢中でキラキラしているみみと一緒にいたら、自分も変われるだろうか」。ザッケンに興味を抱いたゆかりだったが、じつはザッケンは顧問の定年退職により廃部になるという。そこで、みみとゆかりはザッケンの復活を目指して奔走することになる。本作は、足下に広がる雑草の探求を通じて輝く、女子高生たちの青春部活物語である。

実在する部活動がモデル

作中に登場するザッケンは、実在する東京都立日比谷高校の雑草研究部がモデルとなっている。なお、日比谷高校雑草研究部は、本作に取材協力をしており、部活動の様子は各単行本の巻末にルポ漫画として掲載されている。また、自然農法家の中尾佳貴が植物監修を担当しているため、作中に登場する植物は、詳細かつリアルに紹介されている。各話に登場する植物は、花言葉とともに図鑑のように紹介されており、たびたび登場するドクダミ茶、ドクダミ天ぷら、カラスノエンドウごはん、スベリヒユのなめろうなどの野草料理もレシピ付きで描かれる。

創作のきっかけ

小学館「HugKum(はぐくむ)」掲載の原作者インタビューによれば、漫画原作の企画を考えていた際、日比谷高校雑草研究部の存在を知り、興味を持ったことが創作のきっかけだったという。実際に取材で感じたのは「生徒がみんな、とても澄んだ心を持っている」「それぞれが自分の興味に対して真っ直ぐで素直。一方で、周りの仲間も尊重できる」という雰囲気で、物語に描きたかった世界観だった。「つまらないと思っていたことも、角度を変えて見れば面白いと思えるかもしれないと。雑草はまさにそういう存在」だといい、ちょっと目線を変えれば、何気ない日常の中にも溢れている気付きや幸せを描いている。

登場人物・キャラクター

杉野 ゆかり (すぎの ゆかり)

草野高校1年B組の女子。茶髪のポニーテールが特徴。卒業式で泣いたことがなく、恋愛でも勉強でも何でもいいから夢中になれることを見つければ、高校卒業時には泣けるのではないかと考えている。クラスメイトで雑草マニアのみみと出会い、目線を変えると世界が違って見えるかもしれないことに気付かされる。みみと一緒に廃部寸前だった「雑草研究部(ザッケン)」を復活させ、活動を開始する。

徳田 みみ (とくだ みみ)

草野高校1年B組の女子。黒髪のボブヘアーが特徴で、あだ名は「ドクダミ」。雑草についての豊富な知識を持ち、校内の雑草を愛でまくる、ちょっと変わった女の子。「雑草研究部(ザッケン)」を目当てに草野高校に入学した。しかし、顧問の定年退職によりザッケンが廃部寸前だったため、クラスメイトのゆかりと一緒にザッケンを復活させ、活動を開始する。

クレジット

原作

上村 奈帆 , モノガタリラボ

監修

中尾 佳貴

取材協力

東京都立日比谷高校雑草研究部

書誌情報

ザッケン! 4巻 小学館〈裏少年サンデーコミックス〉

第1巻

(2022-04-19発行、978-4098510870)

第2巻

(2022-08-10発行、978-4098512386)

第3巻

(2023-02-10発行、978-4098516278)

第4巻

(2023-07-12発行、978-4098525515)

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