隼人とジャスティスの出会い
本作はハイテンポなギャグを織り交ぜながら、正義のヒーローと悪の組織のバトルを描いた物語である。宇宙からやってきたヒーローのジャスティスは、地球に来る途中、秘密結社、アクイーズの攻撃を受け、身体のヒーローパーツがバラバラになってしまう。地球に落ちたジャスティスのパーツは、環境の影響で怪人に変身。顔以外のパーツを失ったジャスティスは、身体を取り戻すために怪人と戦っていたが、そこで出会ったのが活発系スポーツ女子が大好きな男子高校生の隼人だった。ジャスティスが女子であることを知った隼人は、最高の活発系スポーツ女子であるジャスティスに一目惚れ。彼女を守るためにアクイーズからの刺客たちと戦うことになる。
地球基地でヒーロー修行に励む
隼人はスポーツ万能の少年だが生身の人間である。アクイーズの刺客、ティラールに簡単に右腕を吹き飛ばされてしまう。しかし、ジャスティスの右腕が変身した怪人と合体した隼人は、右腕にヒーローの力を宿し、次々と刺客を倒していく。ヒーローパーツの力の源は「ヒーローハート」という人を想う力である。それはヒーローパーツのガゾリンのようなもので、注ぐ量が多いほどパーツは強くなる。隼人の戦いの才能に目をつけた、ジャスティスの仲間のアインは、彼がジャスティスのパーツをすべて集めて使いこなせば、アクイーズ総統を倒せると判断。隼人を地球基地に連れていき、ヒーローとして鍛えようとする。なお地球基地には、アインの他にも、かつての伝説の美女戦士で今は老婆のミココやモグラに憧れる変わったパンダのフェイフェイといった個性的なキャラクターが集まっている。
隼人たちに迫る九星衆
正義のヒーローたちを狙う悪の組織は、アクイーズだけではない。アクイーズは、地球制圧のためのチームであり、火星には別チームが派遣されている。地球制圧に手こずるアクイーズにおかんむりの組織上層部は、あっさり制圧を終えた火星チームを地球に投入する。火星チームは「シュイたん」と呼ばれる女性を総統に、優秀な九人の部下から構成されている。九星衆と呼ばれる彼らは、変身の上の「超変身」ができる強者(つわもの)揃い。強い相手に興奮する異常者で、触れたものを炭にして消し去るヒョウガ、痛みとダメージを他人に移動させるドMの変態女性、さっちゃん、相手の能力を強制的に発動させるスミノといった、クセの強いキャラクターたちが正義のヒーローを襲う。
登場人物・キャラクター
雨宮 隼人 (あまみや はやと)
高校2年生の男子。卓越した身体能力と観察力を持ち、リトルリーグでは4番でエース、中学のバドミントン部では全国優勝3連覇、高校では空手を始めて1年で全国優勝を果たす。活発系スポーツ女子にモテること以外にまったく興味を示さず、眼の前で先輩が怪人に食べられそうになっていても、躊躇(ちゅうちょ)なく帰宅しようとする。正義のヒーローであるジャスティスと出会い一目惚れした後は、一途(いちず)な愛を誓う。ひょんなことからヒーローのパーツを右腕に宿し、悪の組織と戦うことになる。必殺技は「愛の煌めき(ラブグリッツェン)」「愛の守護神(ラブガーディアン)」など。
ジャスティス
地球の平和を守るため、宇宙からやってきた女の子のヒーロー。一人称は「ボク」。地球に来る途中、悪の組織に襲われ身体のヒーローパーツがバラバラになり、頭以外のパーツが地球に落下。地球の環境の影響で怪人と化した自分のパーツを取り戻そうとする。なお、バラバラになったのはヒーローパーツであり、頭以外が変身できなくなっただけで、見た目は普通の人間と変わらない。隼人が右腕を失った際、怪人化していた自分の右腕を操り、隼人と結合させる。
書誌情報
ヒーローハーツ 全4巻 小学館〈裏少年サンデーコミックス〉
第1巻
(2012-11-16発行、978-4091241047)
第2巻
(2013-03-18発行、978-4091242785)
第3巻
(2013-08-16発行、978-4091244000)
第4巻
(2013-11-18発行、978-4091245397)








