ピエロマン

ピエロマン

高橋伸輔の代表作の一つ。『ハカイジュウ』で知られる本田真吾が原作を担当している。現代日本を舞台に、漫画家の山村虎時は、自身の作品「復讐道化(リベンジクラウン)」の主人公、ピエロマンに扮した何者かによって、周囲の人々が次々と殺害されてしまう。罪を着せられた虎時が、警察の追跡を逃れながらピエロマンの正体にせまるバイオレンスサスペンス。日本文芸社「週刊漫画ゴラク」2022年8月19日・26日合併号から2025年6月20日号にかけて連載の作品。

正式名称
ピエロマン
ふりがな
ぴえろまん
原作者
本田 真吾
作画
ジャンル
作家・漫画家
 
サスペンス
レーベル
ニチブンコミックス(日本文芸社)
巻数
全10巻完結
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復讐に翻弄される漫画家、虎時

漫画家の虎時は、自身の漫画「復讐道化」の実写映画化が発表され、幸福の絶頂にあった。しかしその直後、漫画の主人公のピエロマンが引き起こした事件に巻き込まれ、殺人犯として追われる身となってしまう。ピエロマンは虎時に強い恨みを抱いており、同じく彼に敵意を抱く人物と協力して復讐の罠を仕掛けていく。その動機は、虎時が無意識のうちに周囲を見下す言動を繰り返していたことに起因している。逃亡を続ける中で、虎時は自らの過去の行動と真摯に向き合わざるを得なくなる。

ピエロマンと虎時の因縁

ピエロマンは虎時に対して強い恨みを抱くだけでなく、周囲の人々が彼に抱く不満や怨念までも見抜いていた。さらに、ピエロマンは虎時が「復讐道化」を描く以前から彼を知っており、虎時の作品は自分の模倣に過ぎず、それを自覚していないことも罪であると断言する。実際、虎時は幼少期に残酷なピエロの絵ばかりを描いていた時期があったが、本人にはその記憶がまったくない。失われた過去の記憶を取り戻し、真相にせまるため、虎時は逃亡生活を余儀なくされる。

北関東連続児童殺人事件の謎

虎時が過去の調査を進める中で浮かび上がってきたのは、彼が30年前に起きた未解決事件「北関東連続児童殺人事件」に遭遇し、生き延びたのではないかという疑惑だった。この事件で父親を失った刑事の敷島龍一の協力を得て、虎時はピエロマンの正体にせまる。しかし、この敷島との出会いこそが、物語をさらなる混沌と複雑な展開へと導いていく。

登場人物・キャラクター

山村 虎時 (やまむら とらじ)

漫画家の男性。年齢は38歳。自身の漫画「復讐道化」の実写映画化が発表された矢先、主人公のピエロマンに扮した何者かによって妻を殺害されてしまう。その後も、アシスタントや編集者など関係者が次々と惨殺される事件が起こる。さらに、ピエロマン本人がメディアを通じて「自分は山本虎時である」と声明を発表したことで、虎時は連続殺人事件の容疑者として警察に追われる身となる。さらに、前妻とのあいだにもうけた娘、新藤朱音がピエロマンに誘拐され、「虎時が警察に捕まった時点で朱音を殺す」と脅迫を受ける。実は、虎時は無意識のうちに他人を見下す言動を繰り返しており、そのため周囲から大小さまざまな恨みを買っていた。

ピエロマン

虎時が描く漫画「復讐道化)」の主人公、ピエロマンそのものの姿をした、鋭い牙を持つ謎のピエロの人物。虎時の妻を殺害したことを皮切りに、アシスタントや編集者など彼にかかわる者たちを次々と惨殺し、メディアを通じて「自分は山村虎時だ」と公言している。全力で突っ込んできたバイクに撥(は)ねられても無傷という強靭な肉体を持ち、虎時が漫画家になる前から面識があると語り、彼に対して強い恨みを抱いている。また、自分と同じく虎時に敵意を持つ人物に接触し、巧みに犯行への協力をうながしている。

クレジット

原作

本田 真吾

書誌情報

ピエロマン 全10巻 日本文芸社〈ニチブンコミックス〉

第1巻

(2023-01-27発行、978-4537145960)

第2巻

(2023-04-28発行、978-4537146363)

第3巻

(2023-07-19発行、978-4537146752)

第4巻

(2023-10-27発行、978-4537147179)

第5巻

(2024-01-29発行、978-4537147605)

第6巻

(2024-05-29発行、978-4537148282)

第7巻

(2024-08-19発行、978-4537148718)

第8巻

(2024-11-09発行、978-4537149180)

第9巻

(2025-03-28発行、978-4537149890)

第10巻

(2025-07-17発行、978-4537172645)

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