一度セックスするまで死ねない!

古川奏は28歳。会社の研究室で働く理系女子だ。これまで恋愛に興味がなく、男性と付き合った事もないが、そこそこ幸せだった。ある日、コンビニで立ち読みしている奏のところに車が突っ込んできた。その時、奏の頭に浮かんだのは「一度もセックスをしていない」という後悔の念。幸いけがはなかったが、いつ死ぬかわからないのだから、セックスを経験しなくてはと焦る奏。

周りに誰か紹介してくれないかと頼むが、断られてしまう。企画会議で知り合ったさわやかで経験豊富そうな本田恭一に「私と1回だけセックスしてもらえませんか」とダメ元で聞いてみる奏。事情を聞いた恭一は「俺をその気にさせられるなら」と承諾。奏は色気作戦に出るものの、恭一にからかわれてばかり。

しだいに恭一を本気で好きになってしまった奏は、1回だけと言った事に後悔し始める。