概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
アイン
ルーペを首に掛けている鑑定士の少年。早くに両親を亡くして冒険者となった。素材の剥ぎ取りや荷物運びが主な役割で、ゴミ拾いと蔑まれていた。ある日、ダンジョン内で仲間のおとりにされて奈落の底に転落。重傷を負うも、世界樹の精霊・ユーリに救われる。この直後、脱出に失敗して左目を失明してしまうが、世界樹の守護者・ウルスラに救われ、世界樹の力の源である「精霊核」の一部を加工した「精霊の義眼」を移植された。これによって「鑑定」の技能(スキル)が「超鑑定」に強化され、動くものを超遅緩状態で認識したり、モンスターの能力(アビリティ)をコピーしたりできるようになった。またウルスラとの修行を経て、体力と魔力が共に成長。精霊核に残されていた力を注ぎ込まれ、左目が「精霊神の義眼」に進化した。右目には賢者の石を仕込まれ、ウルスラと意識を共有できるようになった。さらにユーリに世界を見せてほしいというウルスラの頼みを快諾し、その餞別として、触れて念じるだけで右手の甲に物体を収納できる「無限収納の紋章」と、日本刀のような外見の「精霊の剣」を受け取った。迷宮主(ボスモンスター)を倒して地上へ帰還すると、ユーリへの恩返しとして姉妹探しを提案し、各地を巡るようになった。なお、ウルスラからは世界樹の枝を折って持ち帰ろうとしなかった点を高く評価されているが、ユーリと必要以上になかよくしないように釘を刺されている。
ユーリ
世界樹の意思であり、世界樹の精霊とも言い表される存在。世界樹は魔力の生成に必要な魔素(マナ)を無限に生み出す霊木で、かつては一本の大樹だったが、九人の賢者によって九本に分割され、それぞれに別の人格が宿った。ユーリは九姉妹の五女に相当する精霊で、長い耳、豊かな胸、翡翠色の目、腰まで伸びた金色の髪をした16歳ほどの少女の姿で顕現している。優しい性格の照れ屋で、嬉しいと耳がゆれ動く。世界樹の守り手である大賢者・ウルスラを母親のように慕い、彼女と隠しダンジョンの奈落の底で静かに暮らしていた。ある日、瀕死の重傷を負ったアインを癒しの力を帯びた世界樹の雫で治療し、その命を救う。この際、アインがお礼を述べてくれたことに感動し、自らの力の源である「精霊核」の一部を授与。その後、ウルスラとの修行を経て成長したアインに残りの力を授けて共にダンジョンを脱出し、世界中に散らばった世界樹の姉妹を探す旅へ出発した。平時は精霊核で作られたアインの左目に宿っているが、アインの近くであれば外界へ顕現することが可能で、有事には世界樹の雫を用いて負傷者の治療を行うこともある。アインに惚れ込んでおり、いずれは結婚するつもりでいる。
クレジット
- 原作
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茨木野
- キャラクター原案
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ひたき ゆう
書誌情報
不遇職【鑑定士】が実は最強だった ~奈落で鍛えた最強の【神眼】で無双する~ 15巻 講談社〈KCデラックス〉
第1巻
(2020-11-09発行、 978-4065215722)
第2巻
(2021-03-09発行、 978-4065226469)
第3巻
(2021-07-09発行、 978-4065240380)
第4巻
(2021-11-09発行、 978-4065259924)
第5巻
(2022-03-09発行、 978-4065272770)
第6巻
(2022-07-08発行、 978-4065283851)
第7巻
(2022-11-09発行、 978-4065296400)
第8巻
(2023-03-09発行、 978-4065309247)
第9巻
(2023-07-07発行、 978-4065321775)
第10巻
(2023-11-09発行、 978-4065335130)
第11巻
(2024-03-08発行、 978-4065348741)
第12巻
(2024-07-09発行、 978-4065361191)
第13巻
(2024-11-08発行、 978-4065374207)
第14巻
(2025-01-08発行、 978-4065380598)
第15巻
(2025-03-07発行、 978-4065387177)