50歳の誕生日に訪れた新たな挑戦
50歳の誕生日を迎えた純子は、誰にも祝われることなく自宅で一人バースデーケーキを味わっていた。しかし、それだけでは物足りなさを感じ、軽くお酒を飲もうと、いつものファミレスへ向かった。そこで偶然、近くの席で同年代のクミコ&ユウコが漫才のネタ合わせをしているのに出くわす。その軽快なやり取りに心を奪われた純子は、彼女たちの会話に触発され、これまで踏み出せなかった新たな挑戦への決意を固めた。
母親の80歳の誕生日に帰省
純子は母親の80歳の誕生日を祝うため、久しぶりに実家を訪れた。実家には母親のほか、兄夫婦と大学生の甥のレンが二世帯住宅で暮らしており、温かく気配り上手な純子の帰省をみんな心待ちにしていた。純子自身も家族を大切に思っているが、離れて暮らしているためか、実家では自然と気を遣ってしまう。また、自分がいないあいだに少しずつ変わっていく実家の様子に、ふと寂しさを感じるのだった。
純子が共感するお笑い女性コンビ
クミコ&ユウコは、お笑い芸人を目指す女性コンビで、二人とも純子と同じ50歳。彼女たちは、純子がよく訪れるファミレスでネタ合わせをしている。彼女たちの漫才は「中年あるある」をユーモアたっぷりにしゃべり、純子にとって非常に共感できる内容だった。明るく前向きな二人の姿に心を惹かれた純子は、彼女たちの掛け合いをこっそり聞くために、頻繁にファミレスへ通うようになる。さらに、自身の同窓会での漫才披露を依頼したことをきっかけに、正式に言葉を交わすようになり、そこから新たな友情が芽生えていく。
登場人物・キャラクター
純子
大阪の会社に勤務する女性。年齢は50歳。家族や幼なじみからは「ジュン」と呼ばれている。かつて結婚していたが現在は離婚し、一人暮らしをしている。穏やかで気配り上手な性格のため、興味のない話題にも笑顔で相槌(あいづち)を打つなど、処世術に長(た)けている。最近は老眼や疲れやすさなど、体の衰えを感じて「以前のようにはいかない」と密かに悩んでいた。しかし、立ち寄ったファミレスでクミコ&ユウコのユーモアあふれる漫才に出会い、今の状況も決して悪くないと気づき、日常のささいな出来事に楽しみを見出すようになる。
川井
純子と同じ会社に勤務する女性。純子より一回り若いものの、社内では気軽に話せる親しい間柄。三連休を利用して台湾旅行に出かけることもあり、ほとんど寝ていなくても連休明けにまったく疲れを見せないほどの体力を誇り、最近体力の衰えを感じている純子からは密かに羨ましがられている。純子と同様に大のお笑い好きで、特にM-1グランプリの鑑賞を楽しみにしている。また、ピラティス・メソッドにも関心があり、オンライン講習を受けている。







