今日もネコ様の圧が強い

今日もネコ様の圧が強い

うぐいす歌子の代表作の一つ。舞台は現代日本のとある民家。スミレと金之助に飼われている3匹のネコたちが、自由気ままに過ごす日常を描いている。人間にとっては当たり前のかわいがり方や生活習慣に対し、猫たちが驚いたり、時には怒ったりする様子を、愛らしくユーモアたっぷりに綴ったコミックエッセイ。作者がSNSにて発表していた作品で、KADOKAWAより2025年1月に単行本第1巻が刊行。

正式名称
今日もネコ様の圧が強い
ふりがな
きょうもねこさまのあつがつよい
作者
ジャンル
エッセイ
 
レーベル
その他(KADOKAWA)
巻数
既刊2巻
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かわいくも理不尽な3匹のネコたち

本作は、スミレと金之助が飼っている3匹のネコに焦点を当てている。愛らしい見た目や仕草とは裏腹に、彼らの態度は非常に傲慢で傍若無人。時には人間を見下すような視線を向けることもあるが、まさにそれが猫好きにはたまらない魅力となっている。お腹を見せて甘えてくるのに触ろうとすると噛みついたり、高い場所で助けを求めて鳴くくせに、誰も来なければ自分で降りてしまうなど、猫を飼ったことのある人なら思わず共感してしまうエピソードが豊富に盛り込まれている。

人とネコの「温度差」コメディ

本作の主人公は3匹のネコだが、脇役である飼い主のスミレや金之助とネコたちのかかわりにも注目してほしい。噛みつかれたり威嚇されたりしても、二人は終始デレデレとした笑顔でネコたちを見守り続ける。一方で、ネコたちはそんな二人の態度が理解できず、呆れた表情を浮かべている。この両者の「温度差」が絶妙な笑いを生み出し、作品全体にほのぼのとしたユーモラスな雰囲気を醸し出している。

登場人物・キャラクター

キジネコ様 (きじねこさま)

スミレと金之助に飼われているキジトラ柄の短毛ネコ。非常に好戦的な性格で、撫でたり抱き上げたりできるのは寒い日だけに限られている。活発で好奇心旺盛なため、高い場所に登っては物を落とすのが日課となっている。おそらく自分が家の中で一番偉いと思っているらしく、家の中を我が物顔で歩き回っている。執念深い一面もあり、おやつを取り上げられると3日ほど怒り続けることもある。クロネコ様とは犬猿の仲で喧嘩(けんか)が絶えないため、居住スペースは分けられている。

クロネコ様 (くろねこさま)

スミレと金之助に飼われている黒い短毛のネコ。見た目は強面(こわもて)だが、実は臆病な性格で、保護されてからしばらくはなかなか姿を見せなかった。慣れてくると撫でられるのを好み、手足を触らせてくれたり、爪切りもおとなしく受け入れている。おやつが大好きだが、太りやすいため量は制限されている。キジネコ様とは犬猿の仲で喧嘩が絶えないため、居住区は分けられているが、コネコ様のことは甲斐甲斐(かいがい)しく面倒を見ている。

コネコ様 (こねこさま)

スミレと金之助に飼われているサバ白のハチワレネコ。近所の床下で保護された当初は猫風邪をひいていたため、ケージで隔離されていたが、回復すると誰よりも元気に走り回るようになった。人間を見ると一応威嚇はするが、顔周りを撫でられると途端に大人しくなる。クロネコ様には初対面から心を許しており、ずっとあとをついて回って甘える姿を見せている。

書誌情報

今日もネコ様の圧が強い 2巻 KADOKAWA〈その他〉

第1巻

(2025-01-08発行、978-4046839879)

第2巻

(2026-01-15発行、978-4046851697)

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