あらすじ
仮面女子の憂鬱
26歳で営業の佐久総一は、イケメンだが無表情。今日も「学歴があっても根性も愛想もない」と課長にどやされていた。24歳の花園まりえはタイミングを計り、課長ににこやかにお茶を出す。一息ついた課長は、そこで気が済んで説教をやめるのだった。周りはまりえの出すお茶を「魔法のお茶」と呼び、佐久はまりえに軽く会釈した。会社でのまりえは清楚で優しく気が利く女性。メイクに1時間半かけて特殊メイクのように顔を作る。彼女はメイクで変身し演技する事で、自分に自信が持てるようになり、オドオドする事もなくなった。大学の友達と会うためにギャル風にメイクをし、夜の街を歩いていたまりえは、通りがかった佐久に気づかれてしまう。佐久は同僚たちに黙っていてくれたが、代わりに「相手を安心させる笑顔を教えて欲しい」とまりえに演技指導を頼む。