アダルトショップの2代目はうぶな女子高校生
シングルファーザーの家庭で育った杏咲は、同じ団地に住む幼なじみの護やその家族の支えを受けながら、健やかに成長してきた。しかし、ある日突然、父親が急逝し、父親がアダルトショップ「BOOKS MASATO」を経営していたことを知る。性的な知識に乏しく、そうした世界とは無縁に生きてきた杏咲は大いに戸惑うが、すでに予定されていたAV女優のサイン会と閉店セールだけはやり遂げようと決意する。当初は店を閉めるつもりだった杏咲だが、AV女優の美桜あいりをはじめ、多くの人々に父親が愛されていたことを知り、自ら店を継ぐ決心をする。幼なじみの護や親友の中津川彩奈らの協力を得て、アダルトグッズの知識や接客、経営について学び、未知の世界へと飛び込んでいく。
厳格な風紀委員長が抱える葛藤と成長
杏咲は、学校では厳格な風紀委員長を務めるまじめな優等生。かわいらしい顔立ちと抜群のスタイルを誇り、アダルト業界の関係者からも一目置かれている。しかし本人は自分の容姿に無頓着で、幼なじみの護をはじめ周囲の人たちに、無意識のうちに下着や豊かな胸を見せてしまうハプニングも多い。やや頑固な性格で、困っていても素直に周囲に頼れない不器用な一面もある。また、アダルト業界や関連グッズの知識は乏しいものの、強い責任感から一人で問題を抱え込み、空回りしてしまうことも少なくない。それでも、アダルトショップ「BOOKS MASATO」の経営を通じて、多くの人に支えられていることを実感し、徐々に素の自分を出せるようになっていく。幼なじみの護への恋心は認めていないものの、彼が後輩の紬や、自分に似たミステリアスな美少女、紫希えりなと親しくしている姿に思わず嫉妬するなど、年相応のかわいらしい一面も垣間(かいま)見せる。
護を巡る手強いライバルたち
護は決して目立つタイプではないものの、誠実で穏やかな人柄から多くの女性に人気があり、告白されることも少なくない。商店街の焼き鳥屋の娘で、生徒会で杏咲と共に活動している後輩の紬は、酒屋でアルバイトをしている護に密かに思いを寄せている。彼女は小麦色の肌が特徴的なギャルで、ふだんは軽いノリだが、恋愛に関しては一途(いちず)な一面を持つ。また、彼女が尊敬する杏咲も護に好意を抱いているのではないかと感じており、心が揺れ動いている。さらに、突然護の前に現れたえりなは、杏咲と瓜二つの美少女で、何かと体を密着させたり、服を脱いで積極的に誘惑するなど大胆なアプローチを仕掛けてくる。護自身は幼い頃から杏咲に好意を抱いているため、よそ見をするつもりはないものの、魅力的な美少女たちからの誘いに心が揺らぐこともある。
登場人物・キャラクター
清水 杏咲 (しみず あずさ)
高校3年生の女子。生徒会の風紀委員長を務めている。年齢は18歳。幼い頃から父親と二人暮らしだったが、父親が経営する店をアダルトショップではなく、一般的な書店だと思い込んでいた。非常に生真面目な性格で、「性的なコンテンツは18歳以上でなければ触れてはいけない」と固く信じていたため、同年代に比べて性的な知識は乏しい。しかし、父親の跡を継いで店長に就任してからは、アダルトグッズに触れたりAVを鑑賞したりするうちに、次第に性的な事柄への関心が高まっていく。
櫻井 護 (さくらい まもる)
杏咲と同じ高校に通う3年生の男子。同じ団地に住む幼なじみで、年齢は18歳。商店街の酒屋でアルバイトをしている。幼い頃から共に育ってきた杏咲に密かに好意を抱いているが、なかなか告白できずにいる。杏咲が性的な話題を避けているため表には出さないものの、自身は相応の興味と知識を持っている。また、杏咲の父親が生前アダルトショップを経営していたことを知っていた。アダルトグッズの使い方にも詳しいため、知識の乏しい杏咲にアドバイスする役割も担っている。
書誌情報
優等生と秘密のお仕事 全10巻 秋田書店〈ヤングチャンピオン烈コミックス〉
第1巻
(2018-11-20発行、978-4253257145)
第7巻
(2022-09-20発行、978-4253257206)
第8巻
(2023-03-20発行、978-4253258340)
第9巻
(2023-10-19発行、978-4253258357)
第10巻
(2024-10-18発行、978-4253258364)








