概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
ニア・リストン
アルトワール王国の貴族であるリストン家の令嬢。生まれつき死病に冒されており、髪は雪のように白くなっている。4歳の頃に一度亡くなるが、その際に治療を行っていた術師の禁断の術「反魂の法」によって、別人の魂を入れて強制的に復活させられる。この際に名も知れぬ大英雄の魂がニア・リストンの体の中に入り込み、本物のニアは息を引き取った。図らずも体を奪ってしまったニアへの罪滅ぼしのため、彼女の家族への恩返しを誓っている。生前に習得していた「氣」の技術により、病魔に打ち勝って健康体となり、その後は実家のリストン家が行っている事業である「魔法映像(マジックビジョン)」の広告塔となる。これは近年開発された魔法の力で映像と音声を配信するもので、ニアの治療にも魔法映像を使って、有力な術師が集められた。リストン家はリアの治療もあって莫大な金額を魔法映像の事業に注ぎ込んでおり、彼女は自らの治療の過程を見せることで、魔法映像の有用性を示していく。また、本物のニアの代わりに親孝行すべく、さまざまな企画を立案し、未だ文化として未熟な魔法映像を盛り立てる。一方で、素の性格は血沸き肉躍る戦いを求めるバトルジャンキーで、いつもは貴族令嬢の仮面をかぶっているが、時折物騒な素顔をのぞかせる。王都でチンピラに絡まれて以降、自分からマフィアにケンカを売りに行き、嬉々として裏稼業の人間を血祭に上げている。ニアの知名度は魔法映像もあって非常に高いが、ニアが直々に裏の人間に口止めしているため、王都の裏界隈では「スノーリリー」の名で呼ばれ、アンタッチャブルな存在として扱われている。
リノキス・ファンク
ニア・リストンの侍女。ニアが幼い頃から仕えている。長く伸ばしたライトブラウンの髪を三つ編みにした、そばかすがチャーミングな若い女性。ニアを敬愛しているが、その思いは日増しに強くなっており、かなり重い愛を彼女に向けている。護衛も兼ねているため、ニアが突然強大な力を宿すようになったことに気づいている。彼女が英霊の魂を宿す「英霊憑き」であることを確かめたあとも、彼女に変わらず忠誠を誓っている。ただし、ニアより弱い護衛という身分にはかなりヘコんでおり、のちに彼女に直訴して弟子入りする。その後は「氣」の技術を習得することで加速的に強くなる。ニアの素の性格も知っているため、バトルジャンキーの彼女を正論で叩き伏せ、止められる数少ない人間の一人。一度、ニアがリノキス・ファンクの説得を無視した結果、大きなトラブルになったため、ニアも彼女の言葉にだけは耳を傾けるようにしている。のちに魔法映像の事業を成功させるため、ニアによって資金稼ぎを行う役目を課せられる。そのため、仮の身分をかたり、冒険者「リーノ」として活動し始める。リーノにはそのほかに「最強の冒険者」として名声を得ることも役目として課せられており、化粧とヘアメイクで別人レベルの美人に仕立てられている。本人の努力もあり、冒険者としても頭角を表していく。また時折、ニアが「リーノの弟子」として付いて行くこともあり、その場合はニアが魔獣を倒し、リーノがその素材を換金する役割を担っている。
クレジット
- 原作
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南野 海風
- キャラクター原案
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磁石
書誌情報
凶乱令嬢ニア・リストン 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録 5巻 スクウェア・エニックス〈ガンガンコミックスUP!〉
第1巻
(2023-05-06発行、 978-4757585546)
第2巻
(2023-09-07発行、 978-4757587823)
第3巻
(2024-02-07発行、 978-4757590380)
第4巻
(2024-07-05発行、 978-4757593268)
第5巻
(2024-12-06発行、 978-4757595484)
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