初恋ダブルエッジ

初恋ダブルエッジ

『大正ロマンチカ』で知られる小田原みづえの作品。現代日本を舞台に、恋にあこがれながらも男性恐怖症の女子高校生、天野謡と、イケメンギター職人の戸野田譜が織りなす日常と波乱に満ちた初恋のピュアラブコメディ。双葉社のレーベル「KoiYui」で2014年4月から2017年11月にかけて配信の作品。

正式名称
初恋ダブルエッジ
ふりがな
はつこいだぶるえっじ
作者
ジャンル
ラブコメ
レーベル
ジュールコミックス(双葉社)
巻数
全8巻完結
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年の差恋愛と音楽が織りなすラブコメディ

本作は、男性恐怖症を抱える女子高校生の謡と、ギター職人の譜による年の差恋愛を軸に描かれるラブコメディ。謡の突然の一目惚(ぼ)れから始まった初恋は実を結び、二人は恋人同士となる。しかし、謡の消えないトラウマや年齢差といったさまざまな試練が、幸せへの道を阻んでいく。そうした困難を二人で乗り越えていく中で生まれる変化や、切なくも愛おしい関係の行方が見どころとなっている。また、作中では音楽や楽器も重要なテーマとなっており、これらが二人を強く結びつける大切な存在となっている。

男性恐怖症女子が理想のイケメンと出会う

ある日、謡は理想的な容姿を持つギター職人の譜と出会う。男性はみなオオカミのような存在で、どうせなら理想のイケメンに食べられたいと考えた謡は、出会ったばかりの譜にいきなり「付き合ってください」と告白する。年上の譜は当初、呆(あき)れて相手にしなかったが、謡から壊れたギターの修理を依頼されたことで、彼女が2年前の暴行未遂事件をきっかけに男性恐怖症になっていることを知る。この日を境に、「男嫌いだけど幸せな恋がしたい」という一見矛盾した謡の恋が動き出し、二人の日常は大きく変わり始める。

トラウマを乗り越えた恋愛の行方

謡は譜を通じてバンドに参加し、ギターの腕を活かして初ライブをみごとに成功させる。トラウマで閉ざされかけていた彼女の高校生活は、譜や周囲の人々との出会いによって鮮やかな彩りを取り戻し、やがて二人は交際を始める。謡の男性恐怖症も徐々に和らいでいくが、深く刻まれたトラウマは簡単には消えず、二人の前に現実の壁として立ちはだかる。譜は重い問題や周囲からの指摘に直面し、男性に触れられない謡とのすれ違いも増えていく。さまざまな出来事を経て、過去は変えられなくとも未来は変えられると覚悟を決めた譜と、彼と共にトラウマを乗り越えようと奮闘する謡の姿が見どころとなっている。さらに、つねに謡に寄り添ってきた弟の修平が抱える特別な思いも、二人の恋にさまざまな影響を与えていく。

登場人物・キャラクター

天野 謡 (あまの よう)

男性恐怖症を抱える女子高校生。年齢は17歳。面倒見のよい弟、修平がいるが、血のつながりはない。2年前の冬に遭った暴行未遂事件が深いトラウマとなっており、それ以来、男性を避けて反抗的な態度を取ることが多く、自分のことをハリネズミに例えることもある。現在も男性が近くにいるだけで体調を崩すほどだが、友人たちが次々と彼氏を作っている影響もあり、理想の相手と素敵な恋をしたいと願っている。トラウマに怯(おび)えながらも、思い立ったらすぐに行動に移す抜群の行動力を持つ。恋を通じてトラウマを克服し、自分を変えたいという強い思いから、出会ったばかりの譜に告白する。

戸野田 譜 (とのだ けい)

ギター工房「夢弦」に勤めるギター職人の男性。愛称は「との」。端正な容姿のイケメンで、初対面の謡から一目惚れされるほどだが、当初は彼女の突飛なアプローチをクールにあしらっていた。実は、かつて謡が暴漢を殴って壊してしまったギターを製作した本人であり、自分の作った楽器が結果的に彼女を守ったことを喜んでいる。この不思議な縁をきっかけに、職人としての仕事を通じて謡との距離を縮めていく。多くの困難が伴う恋だと理解しながらも、やがて彼女の思いを受け入れ、交際を始める。

書誌情報

初恋ダブルエッジ 全8巻 双葉社〈ジュールコミックス〉

第1巻

(2014-02-14発行、978-4575335415)

第8巻

(2017-10-17発行、978-4575336856)

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