イケメン双子王子と刺激的な王宮ライフ
ヒルマが暮らす国では、次代に継ぐ強力な魔力を持った王位継承者を誕生させることを目的に、国内で一番強い魔力を持った女性が王子と結婚できる習わしがある。ユオ王子に好意を抱いているヒルマは魔力を磨き続け、念願叶ってユオの王太子妃候補になる。しかしユオは双子で、アーム王子という兄がおり、ヒルマは二人と契りを交わすことになる。そして国王は、「強い魔力を持った子供の父親を次期国王にする」と宣言し、ヒルマは二人との夜伽を強いられる。ヒルマは初恋の相手であるユオとの子供を望んでいるものの、アームの魅力にも抗えない。こうして二人の王子から、健気で純粋なヒルマは激しく溺愛されるようになる。
それぞれ違った魅力を持った二人の王子
ヒルマが王太子妃候補になったきっかけをつくったのは、双子の弟のユオ王子。ユオは感情を表に出さない生真面目な性格で、出会った当初はヒルマのことを信用していなかった。しかし、彼女と同じ時間を過ごすうちに心を許し、特別な存在へと変わっていく。ふだんは冷たい態度で塩対応だが、ヒルマの気持ちを優先して何よりも大切にしている。一方、双子の兄のアーム王子は、ちょっとチャラくてドSながら繊細な心の持ち主。最初はユオへのライバル心からヒルマにちょっかいを出していたが、次第に彼女の純真さに惹かれるようになる。二人はヒルマを溺愛しつつ彼女の心を独占すべく、時には強引にせまっている。
登場人物・キャラクター
ヒルマ
孤児院で生まれ育った身寄りのない少女。ユオ王子に一目惚れし、この国で一番魔力が強い人間になればユオと結婚できると聞き、努力を重ねて魔力を磨き続けてきた。その結果、国で最も強い魔力を持つ女性となり、習わしどおりにユオの王太子妃候補になる。しかしユオは双子であり、兄のアーム王子とも契りを交わすことになる。当初は初恋の相手のユオとの子供を望んでいたものの、一途で激しい愛をぶつけてくるアームに心が揺さぶられ、迷いが生じ始めている。ふだんは控えめでおとなしい性格ながら、ここぞという場面で芯の強さを発揮する。
ユオ
ヒルマが住む国の王子で、次期国王候補の一人。アーム王子は双子の兄。ヒルマが王太子妃候補になったことで彼女と知り合った。これまで何度も王位継承争いに巻き込まれて命を狙われてきたため、基本的に周囲の人間を信用していない。ヒルマに対しても最初は王太子妃の座を狙っている計算高い女だと認識していた。しかし、ユオ自身を一途に慕うヒルマに対して心を許し、一人の女性として愛するようになる。冷静沈着な性格で喜怒哀楽を表に出さないが、ヒルマの前では笑顔を浮かべることも多い。いわゆるツンデレ気質の持ち主。アームに対してはライバル意識を抱いているものの、ヒルマを利用してまで王になりたいとは思っていない。
アーム
ヒルマが住む国の王子で、次期国王候補の一人。ユオ王子は双子の弟。ヒルマが王太子妃候補になったことで彼女と知り合った。ヒルマがユオに恋心を抱いていることに気づき、からかい半分と同時に次期国王になるため、彼女にちょっかいを出している。しかし、ヒルマの人柄を知ってからは、本気で彼女を愛するようになる。ふだんは物腰が柔らかで社交的ながら、気まぐれでつかみどころのない雰囲気をまとっており、他者に無理難題を押し付けたり、辱めたりして楽しむドSな一面も隠し持つ。
書誌情報
夜伽の双子-贄姫は二人の王子に愛される- 4巻 小学館〈フラワーコミックス〉
第1巻
(2023-08-25発行、 978-4098722976)
第2巻
(2023-09-26発行、 978-4098723065)
第3巻
(2023-12-26発行、 978-4098724949)
第4巻
(2024-01-26発行、 978-4098724956)
夜伽の双子-贄姫は二人の王子に愛される- 8巻 小学館〈フラワーコミックス α〉
第5巻
(2024-04-25発行、 978-4098726158)
第6巻
(2024-05-24発行、 978-4098726165)
第7巻
(2024-09-26発行、 978-4098727919)
第8巻
(2025-01-24発行、 978-4098730209)