概要
『その男、ワガママにつき』に登場するキャラクター。26歳の男性で、鷺沼女子高等学校の物理教諭。実父は婿養子となるのを嫌い出奔、戸籍上では父の私生児となり、母との血縁はないことになっている。椿誠の名前でザムザ・クラブのオーナーもしている。先生としては謹厳実直なキャラクターで通しているが、ザムザ・クラブの経営者としては遊び人。
ザムザ・クラブの土地は、祖父・椿から借りている。三年間、教師としてつとめあげることができれば、土地や権利を譲渡してもらえる。三年間つとめた後も、教職には残り、椎汝の担任となっていた。PTAから繁華街での不純異性交遊(椎汝と共に、元彼女にイヤリングを返しにいった)の指摘や、大熊杏奈からの執拗な追求を受け、何度か別れの危機を迎える。
最後のデートと銘打ったデートの際に、南アフリカ共和国原産の、2.5カラットのピンクダイヤの婚約指輪を瞬間接着剤で椎汝の指につけ、強引に復縁。見合い話が持ち上がった際、一時椎汝を遠ざけたが、見合い相手だった大熊杏奈を木に縛り、実家に来た椎汝と共に、その場から立ち去った。
椎汝の父母が不在の際に、彼女の自宅で行為をする直前までいくが、拒否されて処女は重いと感じ、一時別れを告げた。しばらく、遊び人の女性と共にいたが、椎汝から再度アプローチを受けて復縁。非常勤講師である江口丈二から椎汝へのアプローチに腹を立てていた。
丈二と椎汝の遊園地デートに、杏奈と共に乗り込み椎汝を奪還。元の鞘に収まった。椎汝がアルバイトを希望した時には、金が欲しいならとカードを与えて大反対したが、押し切られた。その後、アルバイト先が自分が出資したアイナ・ルアナと判明し、再度反対するが、拒否され、アルバイト期間中は他人という取り決めをした。
椎汝が翠と共に、大学生にクルーザー上で輪姦されそうになった時に駆けつけ彼女を助けた。不純異性交流で謹慎処分を受けた生徒の敵を討とうとする生徒達に、性教育の授業を妨害されかけるが、自らの機転で回避。恋と愛、性について説得力のある言葉を投げかけた。ザムザ・クラブ五周年イベントで、椎汝が誠の昔の恋人達にあおられ、「愛してる」と言ってくれるようせがまれた時、左頬を叩いてしまった。
自の行いを深く悔い、椎汝に別離を宣言。アメリカへの一週間の研修旅行へと旅立った。帰国後、椎汝が鮎川と関係を持とうとしている場面に遭遇。ザムザ・クラブで酒を煽っているところに、椎汝が駆けつけ、愛を確かめあった。
椎汝が妊娠した際には、祖父である椿五十六と話を付け、結婚を許可してもらった。
登場作品
その男、ワガママにつき (そのおとこ わがままにつき)
普通の女子高生・田辺椎汝は、17歳の誕生日に出会ったザムザ・クラブのオーナーと、担任の先生である宇野誠が同一人物であることに気づく。そのことを黙っている代わりに、彼に恋人になるよう要求する椎汝。誠はそ... 関連ページ:その男、ワガママにつき
関連リンク
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