履いてください、鷹峰さん

学園の人気者で才色兼備の生徒会長、鷹峰は下着を脱ぐことで、「未だ穢れ知らぬ乙女(エターナル・バージンロード)」という、したことをしなかったことにできる特殊能力の持ち主。なお、この能力は小学5年生の時のチーム対抗リレーで2位となり、その屈辱感から失禁して下着を脱いだ時に発現した。しかし、脱いだ下着が消えてしまうことや、鷹峰の胸を見た相手にはそれ以降はその能力が無効化する欠点があった。そんなある日、ごく平凡な男子高校生の白田は、ひょんなことから鷹峰の胸を見てしまう。これがきっかけとなり、鷹峰は白田を自らの下着を管理するクローゼット係に任命。そして鷹峰は、さまざまなシチュエーションで白田に対して下着を履かせて欲しいと命じている。

「未だ穢れ知らぬ乙女」の発動には、鷹峰が身につけているブラジャーやパンツを脱ぐことが必須となる。都合の悪い出来事が起こったらすぐに下着を脱ぐ必要があり、必然的に教室や街中など人が集う場所が多い。鷹峰は堂々と下着を脱ぎ去り、下着の予備を持ち歩いている白田を容赦なく使い走りにしている。また、下着を身につけていない状態で水たまりの上を跨（また）いだり、理由をつけてはいっしょにお風呂に入ろうとするなど、何かと彼を誘惑して反応を楽しんでいる。一方で、猫のコスプレをした際には猫を演じるふりをしてボソッとかわいらしいことを口にし、白田に恋心を抱いているような素振りも見せるなど、つかみどころのないところが鷹峰の魅力となっている。

鷹峰はつねに自分のペースを絶対崩すことのない冷静なタイプだが、白田の幼なじみで鷹峰をよく知る絵梨依・エバーグリーンの前では取り乱すことが多い。白田と距離が近い絵梨依に嫉妬する素振りを見せたり、彼のことを話して顔を赤らめたりしている。絵梨依が登場するエピソードでは、ふだんのクールな鷹峰とは違う、乙女でピュアな一面を垣間（かいま）見ることができる。