概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
ウィステリア・イレーネ=ラファティ
マーシアル王国の貴族であるラファティ伯爵家の養女。《未明の地》へ追放される前の年齢は20歳、現在の年齢は43歳。黒髪のロングヘアと紫色の瞳を持ち、その美貌から「藤の妖精」と称されている。女性としては背が高く、肉付きの薄さをコンプレックスに感じている。幼なじみであり、公爵家の嫡男、ブライト・リュクス=ルイニングに思いを寄せていた。魔法を使えない彼のために、魔女と揶揄(やゆ)されながらも、忌避される《未明の地》の研究に取り組んでいた。しかし、数十年に一度、《未明の地》へ送られる生け贄(にえ)「番人」に妹のロザリーが選ばれた際、ブライトがロザリーと愛し合っていることを知り、失恋を味わう。さらに追い打ちをかけるように、彼からロザリーの身代わりになることを求められる。ウィステリアは道ならぬ恋の罰としてその申し出を受け入れ、《未明の地》へ旅立つが、瘴気に耐える特異体質と自我を持つ聖剣サルティスの助けにより生き延びる。やがて瘴気の影響で不老の肉体となり、変わらぬ姿のまま23年間、孤独な番人として過ごすことになる。そんな彼女の前に、聖剣サルティスを求めるブライトの息子であるロイドが現れ、止まっていた時間が再び動き出す。当初はロイドにブライトの面影を重ね、その一挙手一投足に振り回されていたが、弟子として共に生活するうちに、ロイド自身の魅力に気づく。そして、長年の孤独も相まって、彼女は自らの秘めた思いに葛藤することとなる。
ロイド・アレン=ルイニング
マーシアル王国の貴族であるルイニング公爵家の嫡男。王室騎士団の近衛騎士で、年齢は22歳。魔物討伐で数々の功績を挙げ、複数の個人爵位を有しており、特に高位の「ジェニス子爵」として知られている。抜きんでた長身に銀色の長髪、そして黄金の瞳を持つ。父親は「生ける宝石」と称される美貌のブライト、母親はウィステリアの妹、ロザリーで、若き日の父親に似た容姿をしている。父親が魔法を使えなかったのに対し、彼は剣術と魔法の両方に秀で、「ルイニング家最高の傑作」と称される天才。しかし、その高すぎる身分と才能ゆえに騎士団内では孤立し、自らの力の意味や存在意義に悩みを抱えている。第3王女のアイリーン・シェリル=マーシアルと出会い、自分をほかの誰とも違う視点で見てくれる人柄を感じ取る。婚約を許されるための功績を挙げるべく、失われた聖剣サルティスの奪還に挑む。単身で《未明の地》へ降り立つが、すぐに番人のウィステリアと遭遇し、彼女を魔物と誤認して斬りかかる。しかし返り討ちに遭い、さらに聖剣サルティスからも主として認められないという完敗を喫する。それでも、見たことのない魔法を使うウィステリアに強い興味を抱き、半ば強引に弟子入りして《未明の地》に留まり、彼女との共同生活を始めた。当初は試練の達成や魔法技術の習得が目的だったが、才能を含めて自分自身を理解してくれるウィステリアに触れるうちに、次第に彼女に惹(ひ)かれていく。
クレジット
- 原作
-
永野 水貴
- キャラクター原案
-
とよた 瑣織








