青年漫画家と女子高校生の同居ラブコメディ
本作は、漫画家の男性と女子高校生の年の差恋愛や共同生活をテーマに描かれている。主人公のうみは、母親の長期出張をきっかけに隣家の広井家に居候することになった。幼い頃からあこがれていた漫画家の翔也との同居生活が始まる中で、彼女の恋心がさまざまな形で変化していく様子が、青春コメディやホームドラマの要素を交えながら展開される。単なるあこがれでは収まらない、甘酸っぱく繊細な感情と、ささやかな関係からやがて純愛へと発展していく二人の恋愛模様が、本作の最大の見どころとなっている。
あこがれのイケメンはエロ漫画家
母親の長期出張により、16歳のうみは広井家で預かってもらうことになった。幼い頃によく遊んでくれた8歳年上の翔也は、うみにとってあこがれの存在だったが、再会した彼はかつての優等生とは打って変わり、だらしない風貌の引きこもり漫画家になっていた。それでも、以前から漫画に興味を持っていたうみは、翔也の仕事に尊敬のまなざしを向けるものの、やがて彼が成人向けの漫画を描いていることを知り、戸惑いとショックを受ける。一時はそのギャップを受け入れられず距離を置いてしまうが、翔也の仕事に対する真摯な姿勢を目の当たりにしたうみは、過去のあこがれに囚われることなく、今の彼と向き合う決意を固める。
不器用な優しさが距離を縮めていく
漫画好きでしっかり者のうみは、一見するとふつうの高校生だが、実は学校ではクラスになじめず孤立していた。そんな彼女を心配した翔也は、さりげなく気遣いながら友達作りを手助けしようとするが、不器用なために空回りしてしまう。しかし、必死に自分を気遣ってくれる翔也の姿に、うみは昔と変わらず優しいままだと気づき、あこがれ以上の感情を抱き始める。やがて新生活にも慣れてきた頃、翔也のサポートもあって、うみはクラスメイトたちとなかよくなり、学校になじめるようになっていた。そんな中、翔也は初めてのサイン会が決まるが、当日の服装に悩んでいた。ふだんはだらしないスウェット姿で過ごしている翔也の服装を心配したうみは、彼の服選びに付き合うことになるのだった。
登場人物・キャラクター
狭山 うみ (さやま うみ)
翔也のとなりに住む女子高校生。年齢は16歳。黒髪のロングヘアで、クールでマイペースな性格から学校では少し浮いた存在。好きな漫画を読むことがささやかな楽しみとなっている。幼い頃に優しく接してくれた翔也を慕い、密かにあこがれていたが、彼が進学のため家を離れて以来、何年も会っていなかった。母親の長期出張により広井家に預けられたことで、実家に戻っていた翔也と再会する。翔也の風貌の変化や、成人向け漫画家という職業に戸惑いながらも、彼の優しい一面に触れるうちに次第に惹(ひ)かれていく。
広井 翔也 (ひろい しょうや)
うみのとなりに住む、8歳年上の青年。愛称は「翔ちゃん」。学生時代は成績優秀で、うみの面倒もよく見ていた爽やかな少年だったが、現在は金髪のプリン頭にスウェット姿というだらしない風貌に変わっている。現在は家に引きこもりがちな漫画家で、広井家に預けられたうみと7年ぶりに再会を果たす。当初は自身の執筆ジャンルを隠していたが、のちに成人向け作品を描いていることを知られてしまう。これにより、うみを一時的に失望させてしまうが、仕事には真摯に取り組んでいる。








