愛してるって言わなきゃ、死ぬ。

16歳の本田あらたは、諸事情でひとり暮らしをする男子高校生。「人と一緒にいても疲れるし裏切られるだけ」と考え、孤独な生活を送っていた。そんなあらたの前に、「叶わせ屋」を名乗る女性が現れる。彼女は、あらたにりんごを握らせ、彼と一緒にいてくれる人を探してあげると言い残して去っていく。その夜、あらたの家に三人の女子高生が訪ねてきた。

三人は、あらたの彼女候補だといい、誰か一人を彼女に指名しろと迫る。わけがわからないまま、彼女たちのペースに巻き込まれ、あらたは三人の女子高生と同居することになった。一見ごく普通の女の子である彼女らは、ある事情を抱えていた。実はすでに死んでいる人間で、あらたの彼女になれた人だけが生き返ることができるのだ。こうして、あらたをめぐる、熾烈なサバイバルバトルが始まった。