現代と異世界が交わる純愛ファンタジー
本作は、異世界を舞台に呪いと純愛を描いたファンタジー・ロマンス。現代日本で平凡なOLとして暮らしていた春は、異世界へ転生し、重い呪いに苦しむ美しい公爵、エルドと出会い、物語は始まる。二人の距離が徐々に縮まる中で、エルドを蝕む呪いの秘密や、春に秘められた力の謎が少しずつ明らかになっていく。かつて恋に恵まれなかった春が、エルドから激しく溺愛され、やがて世界を超えた強い絆を築いていく過程も、本作の大きな魅力となっている。
恋に悩むOLが異世界で運命の男性と出会う
自己肯定感も恋愛運もまるでない春は、いつか素敵な恋をしたいと密かに願っていた。ある日、春は怪しげな占い師に恋愛相談をし、勧められるままに謎めいた宝石を購入する。その石は、選ばれた者にだけ「運命の出会い」をもたらすと言われていた。宝石を握りしめて眠りについた春が目を覚ますと、見知らぬ異世界へと転移していた。そこで彼女が出会ったのは、魔女の呪いで全身にアザが広がり、絶望の中で死を待ちながら灰色の毎日を送るエルドだった。突然の異世界やエルドの存在に戸惑いながらも、やがて春は自分が彼の呪いを浄化できる唯一の存在、「癒しの魂」を持っていることに気づく。
惹かれ合う二人にせまる影
エルドは、自身の呪いを解く鍵が春であることを知るが、「癒しの魂」の力を発揮させるためには、持ち主である春とのあいだに真実の愛を育む必要があった。最初は春に冷たく接していたエルドだったが、彼女の強く優しい人柄に惹かれ、やがて深く愛するようになる。一方、男装の騎士としてエルドに仕えることになった春も、当初は元の世界へ帰ることを望んでいたが、呪いに苦しむ彼を見捨てられず、次第に深い信頼と愛情を抱くようになる。そしてついに、エルドの告白に春が応え、二人の思いが結ばれようとしたその瞬間、春は何者かに連れ去られ、エルドの前から姿を消してしまうのだった。
登場人物・キャラクター
花里 春 (はなさと はる)
現代の日本で暮らす、ごくふつうの会社員の女性。年齢は23歳。茶色のセミロングヘアで、優しく純粋な性格の持ち主。過去の恋愛に悩んでいた折、占い師の勧めで不思議な石を購入する。その石の力によって異世界へと転移し、そこでエルドと出会う。春自身がエルドの呪いを浄化できる「癒しの魂」の持ち主であることが判明し、元の世界に戻る方法が見つかるまで、男装の騎士としてエルドに仕えることになる。過酷な呪いを背負うエルドを見捨てられず、共に行動するうちに、次第に彼に恋心を抱くようになる。
エルド
異世界で暮らす貴族の青年。公爵の地位を持つ元騎士団長。魔女の呪いによって全身にアザが広がり、近い将来に死が訪れるという過酷な運命を背負っている。呪いの影響や冷酷な振る舞いから周囲に恐れられているが、実は一途で思いやりのある性格の持ち主。エルド自身の呪いを解く唯一の方法は、「癒しの魂」を持つ者に心から愛されることであり、その運命の相手である春と出会う。やがて二人は惹かれ合い、熱烈に愛し合うようになる。
書誌情報
愛でて春~呪われた公爵騎士様は溺愛する~ 3巻 小学館〈フラワーコミックス〉
第1巻
(2025-06-26発行、978-4098730902)
第2巻
(2025-10-24発行、978-4098732425)
第3巻
(2026-03-26発行、978-4098733354)







