性犯罪者撲滅を目指す「ピンク処刑人」
愛や友は、性犯罪者(通称「ピンク」)が全犯罪者の約7割を占めるという深刻な現状を受け、警察の手が及ばない再犯者による性犯罪を防ぐために、「ピンク処刑人」として非合法な私刑を行っている。やがて彼女たちは刑事の村岡功の捜査対象となるが、功とその娘も性犯罪未遂の被害に遭ったことをきっかけに、功もまた愛たちに協力するようになる。
性犯罪被害者たちの復讐劇
「ピンク処刑人」の愛は、かつて自身が性犯罪の直接的な被害に遭った経験を持っている。また、友は姉の金林樹里が「道鐘男(ドーベルマン)」から性被害を受け、心神喪失状態に陥った過去がある。さらに、ピンク処刑人のまとめ役である夏八木隆三も、孫娘の楓が道鐘男に誘拐され、殺害されている。このように、メンバー全員がなんらかの形で性犯罪の被害に遭い、その影響で人生が大きく狂わされている。その憎しみは非常に強く、処刑対象となった性犯罪者たちは即座に殺害されるのではなく、性器や四肢を切断された上で海外に売り飛ばされるなど、悲惨な結末を迎えている。
謎の性犯罪組織「道鐘男(ドーベルマン)」
謎の組織「道鐘男(ドーベルマン)」は、主に性犯罪者で構成されており、メンバーは身体のどこかに組織のロゴが刻まれている。彼らは、才能や特殊な能力に優れた女性を拉致し、強姦(ごうかん)して妊娠させたうえで、まるで商品を扱うかのように子供を産ませていることが明らかになる。組織は、関西弁を話す「鴉」と呼ばれる男がマイクロチップを用いて性犯罪者全員を管理しており、替え玉を使った交渉はいっさい認めていない。なお、愛たちはピンクを裁く一方で、道鐘男の組織内で出産させられた樹里と楓の子供を奪還することも目的としている。
登場人物・キャラクター
国枝 愛 (くにえだ らぶ)
「ピンク処刑人」の一人であり、友の相棒を務める女子高校生。年齢は17歳。IQ160の頭脳と抜群の記憶力を誇り、再犯者の特定に大きく貢献している。ミニスカートにルーズソックスというギャル風の服装と、のんびりとした口調が特徴。愛は自ら囮(おとり)となり、性犯罪者の再犯現場を押さえて友に仕留めさせることが多い。過去には義父から性的虐待を受けていたが、友たちの助けによって救われた経験がある。その経験から、ただ守られるだけでなく、自らも積極的に行動し、被害に遭った女性たちに寄り添い支えたいと考えている。
金林 友 (きんばやし ゆう)
「ピンク処刑人」の一人であり、愛の相棒を務める少年。金属製のバットを武器にしており、野球ボールを一撃で使い物にならなくするほどの怪力の持ち主。愛が罠(わな)にかけた性犯罪者の性器や四肢を破壊し、身動きを封じる役割を担っている。過去には姉である樹里が「道鐘男(ドーベルマン)」に誘拐されて1年間にわたり出産を強いられ、子供も奪われた末に心神喪失状態で発見されたという辛い経験をしている。性犯罪者を心から憎み、その怒りから感情的に行動してしまうこともあるが、一方で相棒の愛を心から大切に思い、彼女の心の傷に寄り添うことを誓っている。愛からは「キンキン」と呼ばれている。
書誌情報
撲殺ピンク~性犯罪者処刑人~ 17巻 日本文芸社〈ニチブンコミックス〉
第6巻
(2022-08-29発行、978-4537145427)
第7巻
(2023-01-18発行、978-4537145946)
第8巻
(2023-05-18発行、978-4537146455)
第9巻
(2023-09-08発行、978-4537146943)
第10巻
(2023-12-19発行、978-4537147445)
第11巻
(2024-05-09発行、978-4537148190)
第12巻
(2024-09-19発行、978-4537148923)
第13巻
(2024-12-26発行、978-4537149418)
第14巻
(2025-05-29発行、978-4537172409)
第15巻
(2025-09-29発行、978-4537172973)
第16巻
(2026-02-28発行、978-4537173703)
第17巻
(2026-06-09発行、978-4537174045)








