「仮面ライダーSPIRITS」シリーズの後日譚(たん)
前作『新 仮面ライダーSPIRITS』および前々作『仮面ライダーSPIRITS』は、特撮テレビドラマ『仮面ライダー』から『仮面ライダーZX(ゼクロス)』までのシリーズを原作とした、村枝賢一による人気作品。連載は「マガジンZ」から「月刊少年マガジン」へと掲載誌を移しながら、25年間にわたり続けられ、コミックスは合計58巻が刊行される長寿シリーズとなっている。本作の物語は前作のエピローグにあたり、巨大組織「BADAN」との戦いを終え、それぞれの日常へと戻った仮面ライダーの変身者たちの後日譚が描かれている。
悪の組織「BADAN」との戦いを終えた仮面ライダーたち
本作では、「仮面ライダーZX」に変身する村雨良や、「仮面ライダー1号」こと本郷猛、「仮面ライダー2号」として戦った一文字隼人など、かつて「BADAN」と激しい戦いを繰り広げた仮面ライダーたちのその後の生活が、連作エピソード形式で綴られる。彼らは平穏を取り戻した世界を巡りながら、自身の存在意義を改めて見つめ直すなど、それぞれ独自の行動を続けている。なお、村雨以外の仮面ライダーたちは一時的に変身能力を失っていたが、のちに起こった事件をきっかけに再び変身することができるようになった。
仮面ライダーと生き残った怪人たちの戦い
仮面ライダーたちの活躍により、「BADAN」をはじめとする悪の組織は次々と壊滅した。しかし、所属していた怪人たちがすべて滅びたわけではない。かつてBADANの中心人物として村雨と対立した「タイガーロイド」こと三影英介や、母国再建のためにショッカーの技術を求めて、のちに「バッタ男」となったハンス・シュミットなど、生き残った怪人やかつての関係者が現在も各地に潜伏している。各組織を統括していた大首領JUDOが倒されたことで、彼らの活動は大幅に制限されるようになったが、中には仮面ライダーの変身者に対する個人的な感情や因縁から、独自の行動を起こす者もいる。
登場人物・キャラクター
村雨 良 (むらさめ りょう)
「仮面ライダーZX」に変身する青年。悪の組織「BADAN」の総統である「大首領JUDO」の器となるべく、脳以外の身体組織を改造された過去を持つ。しかし、「仮面ライダー1号」こと本郷をはじめとする仲間たちと共にJUDOに立ち向かい、みごと勝利を収めた。現在は湘南で暮らしながら、反BADAN勢力「SPIRITS」に所属するゴードンのリハビリのため、ロッキー山脈まで同行するなど、仮面ライダーとしてではなく一人の人間としての生活を送っている。なお、ほかの仮面ライダーとは異なり、現在も仮面ライダーZXへの変身能力を保持しているが、JUDOのような超常現象を引き起こすことはできない。
本郷 猛 (ほんごう たけし)
「仮面ライダー1号」に変身する青年。初代の仮面ライダーであり、非常に高い知能と運動能力を併せ持ち、仲間の仮面ライダーたちからは頼れるリーダーとして慕われている。ふだんは穏やかで紳士的だが、自身と深い因縁を持つ犯罪組織「ショッカー」に対する怒りは凄まじく、かつての構成員からも恐れられている。悪の組織「BADAN」との戦いを終えたあとは、変身能力を失った。そんな中、かつてショッカーとかかわりのあった知人のハンスを訪ねるため、オーストリアのウィーンへと赴く。
クレジット
- 原作
前作
仮面ライダーSPIRITS (かめんらいだーすぴりっつ)
サッカー漫画『俺たちのフィールド』などで知られる村枝賢一の代表作の一つで、のちにシリーズ化される「仮面ライダーSPIRITS」シリーズ第1作。石ノ森章太郎原作作品である『仮面ライダー』の世界観に基づき... 関連ページ:仮面ライダーSPIRITS
新 仮面ライダーSPIRITS (しん かめんらいだーすぴりっつ)
村枝賢一による「仮面ライダーSPIRITS」シリーズ2作目。石ノ森章太郎の『仮面ライダー』および、それを原作としたテレビ特撮シリーズや関連雑誌で展開された「仮面ライダー」の世界観を再構築し、10人の「... 関連ページ:新 仮面ライダーSPIRITS
書誌情報
新 仮面ライダーSPIRITS ロンリー仮面ライダー編 1巻 講談社〈KCデラックス〉
第1巻
(2026-04-16発行、978-4065429778)
新 仮面ライダーSPIRITS ロンリ-仮面ライダー編 特装版 1巻 講談社〈プレミアムKC〉
第1巻
(2026-04-16発行、978-4065429808)








