概要
燕女学園に通う2年生の女子。卓球部に所属している。茶髪のショートヘアで、頭の上の左右それぞれで髪をお団子にまとめており、熊の形をした髪留めを上下逆さまに付けている。基本的におとなしい性格で、普段は穏やかな口調だが、特技の腹話術を活かして、熊の髪留めである「クマの助さん」がしゃべっているという体で、乱暴な口調を用いる事がある。
また、「クマの助さん」を別人格と認識していっしょに相談をするなど、二重人格者の気がある。教育熱心な母親により幼い頃から多くの習い事に通わされていたが、どんなものでもすぐに極めてしまう器用さが災いして、どんな事に対しても熱中できずにいた。そんな中、母親に言われて小学生の頃に卓球を始めるも、当初はほかの習い事と同様に熱中する事はなかった。
しかし、初めて出場した大会で上矢あがりと対戦し、彼女に敗北。そこで初めて挫折を味わった事により、彼女に勝つための練習に熱中するようになる。また、それと同時に、あがりを気になる存在として認識するようになり、会っていないあいだもあがりに関する日記をつけるなど、彼女に対する思いを募らせていく。その後、市立雀が原中学校に進学して卓球部に所属した事により、偶然あがりと再会した。
しかし、その時には既にあがりを上回る実力を身につけており、彼女に大勝した事で卓球に対する熱が急激に冷めてしまう。そんな中、あがりが負けて悔しそうにする顔を見て興奮する事に気づき、それからは彼女の悔しそうにする顔や泣き顔を見るために卓球を続けていた。
だが、あがりとなかよくなった事を機に、彼女の泣き顔を見て喜ぶ事に戸惑いを覚え、それからはあがりや周囲に悟られぬように、自らの実力を隠すようになった。しかし、その頃には卓球をする事自体が楽しくなっており、思い切り卓球をプレイできない事にストレスを覚え始め、部活動とは別に隣町の卓球場まで通って、そこで他人を相手に全力をぶつけてストレスを発散する、という生活を送るようになる。
そんな中、燕女学園の卓球部部長の神楽坂狐姫に出会い、彼女と卓球をする事に喜びを見出すようになった。その一方、狐姫との卓球と比べ、あがりとの卓球に極度の退屈さを覚え始め、誤って長いあいだ隠してきた本来の実力をあがりにさらけ出してしまう。これを機に雀が原中学から燕女学園に転校し、卓球部に入部した。
雀が原中学卓球部にいた頃までは、卓球でのプレースタイルをカット主戦型としており、横に曲がるカットボールを武器にして戦う選手だった。しかし、燕女学園に移籍してからはドライブ主戦型のプレースタイルに変更し、スピードドライブを武器にした攻撃的な卓球を得意とするようになっている。のちに、スピードドライブをあがりに破られた事を機に、さらにプレースタイルを変更。
カット主戦型を軸にしつつ、スキあらばドライブ主戦型に切り替えてスピードドライブを打っていく、攻守に優れたプレースタイルを手にしている。ちなみにフリルの付いたパンツを愛用している事から、元チームメイトの出雲ほくとには「フリルぱんつ」というあだ名で呼ばれている。
登場作品
灼熱の卓球娘 (しゃくねつのたっきゅうむすめ)
市立雀が原中学校の卓球部を中心に描いた卓球漫画。萌え系のかわいい絵柄ながら、熱血要素やスポ根展開などが多く含まれている。「ジャンプSQ.19」2014年1月号から2015年2月にかけて掲載され、その後... 関連ページ:灼熱の卓球娘
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