冥府の王と美少女オタク青年が織りなすドタバタコメディ
本作は、地獄から逃げ出した犯罪者を捕らえるために地上へ降り立った冥府の王、秦広王と、その騒動に巻き込まれたごくふつうの青年、高乃が織りなす物語。一見バトル漫画のような設定ながら、美少女アニメオタクである高乃の個性的なキャラクターと、犯罪者の魂が引き起こす騒動が絶妙に絡み合い、ユーモアあふれるドタバタコメディが展開される。
冥府の王たちが巻き起こす数々のトラブル
閻魔大王の尻拭いを任された冥府の王は、秦広王を含めて九人存在する。秦広王は犯罪者の魂を地獄へ送る際、周囲の生者に影響を及ぼさないよう細心の注意を払いながら術を行っている。一方、その友人である別の冥府の王、宗帝王は、そうした配慮に著しく欠けていた。彼は生者を巻き込む危険を顧みず平然と術を使うため、高乃が地獄へ転送されそうになるなどトラブルが頻発する。高乃にとって、一瞬たりとも気が抜けない日々が続いている。
登場人物・キャラクター
小野村 高乃 (おのむら たかの)
美少女アニメをこよなく愛する青年。年齢は20歳。セミロングの黒髪で右目を隠し、眼鏡をかけている。ある日、同人ショップで人気アニメの同人誌を購入し帰宅途中、ウサギの覆面を被りチェーンソーを持った通り魔に襲われ、冥府の王、秦広王とその部下の山田に出会う。暴力的な山田の態度に恐怖を感じて逃げ出すが、すぐに追いつかれてしまい、必死に「なんでもするので命だけはとらないでくれ」と懇願した結果、二人を自宅に住まわせることになる。親からの仕送りで自堕落なニート生活を送っていたが、ロリコン犯罪者の魂と向き合ううちに自分との共通点を見出し、深く反省するようになる。秦広王たちからは「たかのん」と呼ばれている。
秦広王 (しんこうおう)
冥府を司る十人の冥府の王「十王」の一人。緑色のロングウルフカットで、「王」と刻まれた冠をかぶっている。閻魔大王が地獄から逃がしてしまった108人の犯罪者の魂を回収するため、閻魔大王を除く九人の王と共に、友人であり部下でもある獄卒の山田と共に現世へやってきた。現在は高乃の家に居候しながら、日々犯罪者の魂を捜索している。楽観的かつ天然な性格で、物覚えが悪い一面もあるが、犯罪者に対してはいっさいの容赦がない。高乃と山田からは「秦ちゃん」と呼ばれている。







