流れ星レンズ

地味でおとなしい花籠凛咲が、遠い人だと思っていたイケてるモテ男子・夕暮統牙に勇気を出して告白。両思いになり、付き合い始める。初カレ初カノ同士で、手つなぎ、電話番号の交換、初デートなど一つ一つが大イベントとなり、全てが初々しく新鮮。キュンキュンする演出も秀逸で、物語に引き込まれていく。中学生ならこんな恋愛がしたいという理想が詰まった少女漫画の王道的作品。

統牙は男女ともに憧れる、学年で一番人気のイケメン。気の合う仲間とつるみながら、やんちゃもしている。スポーツもできて、オシャレで、性格も男前。モテるがあまり恋愛に興味がなかった。

凛咲は、友達思いのおとなしい女の子。いままで男の子と付き合ったことはなく、彼氏のいる友達をうらやましく思っていた。

そんな二人の出会いは学校の廊下。外から飛んできたボールで窓ガラスが割れ、近くを歩いていた凛咲は驚く。割れた窓から、謝りながら顔を出したのは、統牙だった。顔見知りになった二人は、会えば話をするようになり、次第に距離を縮めていく。

付き合い出してしばらくたっても、好きな気持ちがどんどん大きくなっていく凛咲と統牙。そんな中、凛咲のクラスメート・蜂野真が凛咲に近づく。蜂野のことを頭がよく人当たりのよい優等生だと思っていた凛咲だが、裏の顔は腹黒で毒舌だった。頭が弱そうだからと統牙を嫌悪しており、統牙と付き合っている凛咲のこともバカにする。なのに今度は凛咲と仲よくなりたいと言ってきて、凛咲は困惑する。さらに蜂野は、凛咲の髪と首元を触ったと統牙を挑発してきて、二人の仲を壊そうとする。