概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
夏目 悠宇 (なつめ ゆう)
とある高校に通う男子。フラワーアクセサリー作りに励んでいる。集中力に優れ、作業を始めると悪戯されてもまったく気づかない。フラワーアクセサリーを花から育てる本格派で、花に名前を付けて愛でる「お花バカ」でもある。自分の店を持つことを夢見ているが、家族からは30歳までに実現しなければコンビニエンスストアを継げと言われている。同年代が好む話題に興味が持てず、友人は犬塚日葵と真木島慎司だけで、女性と付き合ったこともない。日葵とは中学2年生の頃からの親友で、誰にも理解されない花への情熱を認めてくれたことに感動し、いっしょにアクセサリーを販売する運命共同体となった。日葵から30歳まで独身なら結婚しようと提案されており、互いの家族も半ば公認ながら、夏目悠宇自身は冗談と受け止めている。現在は日葵と立ち上げた園芸部のノルマをこなしながら、アクセサリー作りに勤しんでいる。なお、小学生の頃に植物園で迷子の少女を助けたことがあり、それが初恋だった。のちに日葵の幼なじみの榎本凛音がその時の少女と判明し、二人のあいだでゆれ動くことになる。
犬塚 日葵 (いぬづか ひまり)
夏目悠宇の親友で、同じ高校に通う女子。芸能事務所から声が掛かるほど容姿端麗で、マリンブルーの瞳と毛髪を持つ。悠宇の作ったニリンソウのチョーカーを愛用している。家柄もよく優等生ながら、老若男女を手のひらで転がす魔性の女としても有名。交際経験も豊富だが、恋愛感情が伴わず長続きしない。悠宇の情熱を秘めた瞳に惹かれ、中学2年生の時の文化祭では人脈を生かしてフラワーアクセサリーの販売を手伝い、在庫をすべて売り切った。その後の打ち上げで「恋愛はすべてを壊す毒」「男女の友情は成立する」という持論を語り、友情で結ばれた運命共同体として悠宇の夢を応援することを誓った。また、30歳まで独身なら結婚しようと提案し、この話をネタに悠宇をからかうようになった。悠宇を異性として見ていないと主張する一方で、独占欲が強いため、元彼の真木島慎司とは悠宇を取り合うライバル関係にある。のちに幼なじみの榎本凛音であれば悠宇を任せられると考えて二人の仲を取り持つものの、二人がなかよくなると、喪失感に苛まれるようになる。
クレジット
- 原作
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七菜 なな
- キャラクターデザイン
-
Parum
書誌情報
男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!) 3巻 KADOKAWA〈電撃コミックスNEXT〉
第1巻
(2022-05-09発行、 978-4049144345)
第2巻
(2023-03-10発行、 978-4049149609)
第3巻
(2023-12-08発行、 978-4049154023)