異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する ～レベルアップは人生を変えた～

中学卒業後の春休み。祖父が遺した家で隠し倉庫を見つけた天上優夜は、不思議な扉から異世界へと足を踏み入れる。そこはアルセリア王国の「大魔境」と呼ばれる危険地帯に建てられた家で、優夜は亡くなった賢者から、家の所有権や武器などを引き継ぐ。異世界で次々とスキルを得てチート級のレベルアップを果たした優夜は、現実世界に戻った際、一晩で高身長のイケメンに変身。異世界で得たスキルのおかげで、超人的な運動能力・戦闘能力も自分のものになっていた。完全無欠に生まれ変わった優夜は、その後も現実世界と異世界を往来。無双しながらさらに成長していく。

高校入学後、別人に変身した優夜は、学校中の注目を浴びる。また、学校からの帰りに、雑誌の撮影現場で人気モデルの御堂美羽の相手役に抜擢（ばってき）されたことから、世間から注目される。また、以前不良から助けた宝城佳織が、超エリート校の王星学園の理事長の娘だったことから、王星学園に編入。人生が大きく好転する。一方異世界でも、アルセリア王国第一王女のレクシア・フォン・アルセリアを魔物から救い、一目惚（ぼ）れしたレクシアからプロポーズされた。現実世界でも異世界でも、虐待を受けていた優夜の、痛快な逆転人生が魅力の一つ。

アルセリア王国第一王女のレクシアは、国王と側室となった元奴隷のハイエルフの母との間に生まれた娘。かつて、魔力を制御できずに、正室の息子である第一王子に大怪我を負わせたこともあり、王家の主力派閥から疎まれている。レクシアのことを「汚れた血」と忌み嫌い、亡きものにしようと暗殺者を手配しているのは、王都の別荘区画に住む謎の男。レクシアを助けたことで彼女から求婚された優夜の敵対勢力となる。また、現実世界では、優夜のことを「クソ兄貴」と蔑む双子の弟妹が、超エリート校の王星学園に編入した優夜に嫉妬して嫌がらせを仕掛けてくる。