ファンタジー世界に銃を持ち込んだ冒険譚(たん)
本作の舞台は、剣と魔法が存在するファンタジー世界だが、主人公のダイスケは、現実世界から現代兵器である銃を持ち込むことができる。そして彼は、サバイバルゲームで培った射撃技術と野戦の知識を駆使し、圧倒的な戦闘力を発揮してモンスターや悪人を相手に文字通り「銃無双」していく。この爽快感あふれる展開こそが、本作最大の魅力となっている。
ダイスケが授かった特殊能力
異世界を混沌から救うために召喚されたダイスケは、異世界の看視者であるクリムから、自身が所有するエアガンが異世界では実銃になるという能力を授けられ、弾の種類もゴム弾から榴弾(りゅうだん)まで自由に切り替えて撃つことができる。当初はその目的や能力に半信半疑だったものの、心優しいダイスケはクリムの願いを快諾する。これにより、ダイスケは異世界のどこからでも転移ゲートを通じて自宅のクローゼットにアクセスできるようになり、世界を自由に行き来しながら、コレクションしているエアガンを自在に取り出せるようになった。そのため、戦況に応じて瞬時に最適な銃を選んで使用することも可能。また、転移ゲートを通ることによって異世界で負った傷を完全に癒やすこともできる。さらにダイスケの会社の名刺は異世界で特殊な能力を持ち、縁を結んだ相手に名刺を渡すと、いつでも自室のクローゼットから転移ゲートを使ってその人物の近くに現れることができる。
実在する銃の知識も身につけられる
40歳になるまで、趣味のサバイバルゲームに収入の大半を費やしてきたダイスケは、多数のエアガンを所有している。異世界でそれらを実銃として扱う際には、まるで口上のように各銃の詳細な特徴を語る。丁寧な銃の描写と共に、専門的なミリタリー知識も自然と身につく構成となっている。
登場人物・キャラクター
ダイスケ
槻田商事株式会社のデザイン企画部で課長を務める独身サラリーマン。年齢は40歳。多くの人と接してきた経験から人を見る目は確か。趣味のサバイバルゲームに熱中しており、銃器に関する造詣が深く、年齢に反して敏捷性をはじめとした身体能力も優れている。心優しく正義感が強い性格と卓越した銃器の扱いを評価され、異世界の看視者であるクリムからエアガンを本物の銃に変える能力を授かり、ファンタジー風の異世界を救うために召喚された。以後は、仕事を終えたあとに異世界にふらりと現れては、出会った人々と協力しながら世界を救う戦いに身を投じていく。異世界では「ダイスケ」と呼ばれているが、本名は「古河大介」。名乗る際には必ず自分がサラリーマンであることを伝えるため、やがて「サラリーマン」という名が異世界で一人歩きし、超人的な強者として知られるようになる。能力値は5段階評価で、体力4、魔力0、防御力3、優しさ5、攻撃力は上限を超える10。
レナ
異世界で生きる若き女性剣士(ソードマン)。自身の師匠であり、自分が使う剣の元の持ち主でもある「白騎士オリバー」の行方を追って旅を続けている。卓越した剣技を誇るだけでなく、弱き者には優しく、困っている人を救うためなら自らの身を犠牲にすることもいとわない熱血女子。異世界にやってきたダイスケが初めて出会った人間であり、この世界のことをよく知らない彼を心配して、近くの村まで送り届けた。その途中、村の近くで人間を殺すことだけを目的に存在するモンスター「ガーゴイル」と遭遇。自分の力では太刀打(たちう)ちできないと理解しつつも、村に被害が及ばないよう単身で立ち向かったところを、ダイスケに助けられた。それ以来、ダイスケのことを「戦いの神」と称え、「様」付けで呼び慕うようになる。能力値は5段階評価で、体力5、魔力2、防御力4、まじめさ5、攻撃力5。
書誌情報
異世界召喚おじさんの銃無双ライフ 10巻 芳文社〈芳文社コミックス〉
第1巻
(2022-12-15発行、978-4832239623)
第2巻
(2023-05-16発行、978-4832239951)
第3巻
(2023-09-14発行、978-4832203273)
第4巻
(2024-01-16発行、978-4832203594)
第5巻
(2024-05-16発行、978-4832204034)
第6巻
(2024-09-13発行、978-4832204355)
第7巻
(2025-02-14発行、978-4832204799)
第8巻
(2025-08-12発行、978-4832205369)
第9巻
(2025-12-12発行、978-4832205741)
第10巻
(2026-05-14発行、978-4832206175)








