概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
アンナ・デュ・セネット
セネット侯爵家の令嬢として育てられた少女。物語開始時の年齢は13歳。栗色の髪と瞳を持ち、名門貴族で金髪が多い家族とは容姿が異なり、一族が得意とする魔法もうまく使えなかったため、幼い頃から周囲に出生を疑われていた。13歳の誕生日に妖精のクリューと出会い、自分が赤ん坊の頃に妖精の悪戯によって本来のセネット家の娘と取り替えられた庶民の子であることを知らされる。両親はアンナを腫れ物のように扱っていたが、唯一兄のヘンリーだけは彼女を愛し、彼女が家族に認められるように奔走していた。そのため、アンナは何度もヘンリーに出生の秘密を打ち明けようとしたが、勇気を出せずに言い出せないまま1年が経過する。やがて取り替え子の事実が明らかになると、アンナが1年間秘密にしていたことも発覚。ヘンリーは取り替え子であったことではなく、自分に秘密を打ち明けなかったことに激怒した。優しかった兄の態度が一変したことに絶望しながら、アンナは実の家族のもとへ送られ、エドモンドとの婚約も解消された。一方、将来に備えてクリューから料理や生活魔法を学んでいたため、庶民の生活にも次第に順応していく。アネットとは一度顔を合わせただけだが、実母から彼女の話を聞くたびに共感を深め、もう一人の自分のような存在だと感じている。
アネット
妖精のいたずらによってアンナと取り替え子となった少女。庶民の娘として育てられていたが、本来はセネット侯爵家の令嬢。金髪に翡翠(ひすい)色の瞳という、セネット家に代々受け継がれる特徴を持つ。貴族の子として生まれながらも、14歳まで庶民の生活を送り、幼い弟が二人と妹が一人いる。両親とは明らかに異なる容姿のため、幼い頃から父親に存在を拒絶され、やがて父親は育児を放棄して失踪し、母親と共に弟妹を養うために懸命に働き続けた。非常に努力家で、真実が明らかになる前から必死に勉強し、庶民でありながら貴族も通う名門校「マンチェス学院」に特待生として合格している。青髪の妖精から出生の秘密を知らされても、理不尽な境遇を嘆くことなく前向きな姿勢を変えない、バイタリティあふれる性格の持ち主。取り替え子であった事実が判明すると、本来の身分に戻されてセネット侯爵家に迎え入れられる。実の家族からは愛情を注がれる一方で、態度の変わりやすい彼らを冷ややかに見ており、家に居場所がなかったアンナに対してもある種の共感を抱いている。兄のヘンリーがアンナに抱く思いの真意を見抜き、彼を説得してアンナとの和解の道を示した。庶民として育った経験から、この国の抱える致命的な欠陥に気づいており、ヘンリーにそれを伝え、国の変革に力を貸している。青髪の妖精に気に入られているが、アネット自身は青髪の妖精を毛嫌いしている。
クリュー
アンナと契約を結んだ妖精。黄色い髪を短く整えた少年のような風貌をしているが、性別は不明。手のひらに乗るほど小さく、背中には羽根が生えている。アンナを取り換えた青髪の妖精の友人。青髪の妖精は気まぐれで無邪気、どこか残酷な妖精らしい性格だが、クリューはそんな同族を冷めた目で見つめる変わり者。妖精のいたずらに巻き込まれる人間に同情はするものの、手助けはせず淡々とした態度を貫いている。アンナの13歳の誕生日に偶然出会い、彼女が赤ん坊の頃に貴族の赤ん坊と取り換えられた事実を伝えた。なお、「チェンジリング」とは本来、妖精の赤ん坊と人間の赤ん坊を取り替える話であるが、妖精側には特にこだわりがなく、たまたま妖精の赤ん坊がいなかったため、人間同士の赤ん坊を取り替えただけ。ふだんは「姿隠しの魔法」で姿を隠しているが、なぜかアンナだけは彼の姿を見ることができたため、彼女に興味を持ち、事情を打ち明けた。不安を感じたアンナから妖精と人間の契約を持ちかけられ、追いかけっこでアンナが勝ったら契約を受け入れるという条件を提示。アンナが勝利したため、渋々ながら契約を結んだ。ただし、この契約は絶対的なものではなく、クリューが嫌気が差した場合、契約者を危険な場所へ誘導して殺してしまう危険性があることも説明している。名前は明かされておらず、アンナが「クリュー」と名付けた。アンナの願いに応じて、庶民として生きていけるようにさまざまな魔法を教えている。ちなみに、妖精が律儀に契約を履行しながら契約者の面倒を見ることは非常に珍しいことである。
クレジット
- 原作
-
小鳥遊 郁
- キャラクターデザイン
-
椋本 夏夜
書誌情報
貴族から庶民になったので、婚約を解消されました! 8巻 KADOKAWA〈フロース コミック〉
第1巻
(2020-11-05発行、978-4040659909)
第2巻
(2021-05-01発行、978-4046804266)
第3巻
(2022-02-04発行、978-4046810700)
第4巻
(2022-10-05発行、978-4046818140)
第5巻
(2023-07-05発行、978-4046826336)
第6巻
(2024-06-05発行、978-4046837455)
第7巻
(2025-04-16発行、978-4046848031)
第8巻
(2026-04-03発行、978-4046601223)








