踊る千年家族

踊る千年家族

『鈍色のカメレオン』(春日井明名義)で知られる春日井晶の連載作品。舞台は現代の日本。スコットランド生まれのテオドール・ベンフィールド(テオ)は、七人兄妹だが、全員が不老不死だった。1000年の時を生きる七人兄妹が、家族を守るために敵と戦う姿を描いたアクション・コメディ。少年画報社「ヤングキングアワーズ」2021年5月号より連載。2026年7月TBSほかにてTVアニメ化決定。

正式名称
踊る千年家族
ふりがな
おどるせんねんかぞく
作者
ジャンル
アクション
 
ギャグ・コメディ
レーベル
YKコミックス(少年画報社)
巻数
既刊9巻
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不老不死兄妹の物語

ベンフィールド家の人間には不老不死の呪いがかけられており、約1000年間を同じ姿のまま生き続けている。四男のテオは、静かに生きることを望み、一人で日本に根を下ろし、コンビニバイトをしながら平和に暮らしていた。そんなテオのもとに七人兄妹のうちの三人が迎えにくる。次女のライネがさらわれたため、アメリカに救出に向かうという。ある組織に囚われたライネは、拘束され何度も殺されるという、非道な人体実験の被験者にされていた。不老不死の肉体と卓越した戦闘能力でライネを救出した兄妹は、しばらく家族で暮らすことを選択。テオの安アパートに全員で住むことになった。本作は殺されてもすぐに生き返る、不老不死の兄妹を軸にしたコミカルなバトルアクションである。一方で、シリアスなストーリーが展開されるエピソードもあり、残酷でグロテスクな描写も多いのが特徴となっている。

兄妹が持つ特殊能力

ベンフィールド家の兄妹は、長男のヘイデン、次男のヒューゴ、長女のイヴ、三男のノエル、四男のテオドール、次女のライネ、五男のアーサーという七人で構成されている。不老不死という共通の要素の他に、それぞれが「ギフト」と呼ばれる特殊能力を持っており、その詳細はストーリーが進むにつれ徐々に明らかにされていく。また、ギフトの他にもユニークな技能を持っている点が特徴。例えばテオは、日本刀を携えた居合い切りの達人であり、ヘイデンは洋弓の名手で遠距離支援を得意とする。末っ子のアーサーは兄妹の頭脳であり、的確な情報収集や作戦立案を行う。普段はケンカばかりしている兄妹だが、家族を守るためには団結して敵に立ち向かう点も大きな特徴である。

兄妹を狙う様々な敵組織

七人兄妹は、裏社会や悪徳病院、国際軍事組織などたくさんの敵に狙われている。第1話でライネを誘拐したのは、ウィルソン博士という人物。不老不死の秘密を解明し、人々を新世界に導くことを目的とする狂信的な研究者だった。クレタというイカれた女性マジシャンは、ヘイデンやイヴを人質にして、テオに「死のマジック」を強要する。それは、剣を刺したり首をはねたりするトリックなしのイリュージョンだった。また、2巻では凄腕(すごうで)の傭兵(ようへい)五人のチームが兄妹を奇襲する。彼らの依頼主は、莫大な資金を持つ大きな組織だが、その正体は謎に包まれている。

登場人物・キャラクター

テオドール・ベンフィールド

スコットランドの山岳地帯出身の男性。不老不死であるベンフィールド家七人兄妹の四男。通称は「テオ」で外見年齢は16歳。家族の中で一番の常識人である。平穏な日々を求めて兄妹から離れ、日本で暮らしていた。コンビニのアルバイトをして生計を立て、築37年、家賃5万円、6畳2間のアパートに住む。日本刀を使った居合いの達人で戦闘力が高い。

ヘイデン・ベンフィールド

スコットランドの山岳地帯出身の男性。不老不死であるベンフィールド家七人兄妹の長男。外見年齢は25歳でメガネと長身が特徴。日本に来る前はイギリスで検事をしていた。年功序列を重んじるタイプで兄妹のリーダー的存在。洋弓を使った遠距離支援を得意としている。

書誌情報

踊る千年家族 9巻 少年画報社〈YKコミックス〉

第3巻

(2022-11-30発行、978-4785972844)

第4巻

(2023-06-29発行、978-4785974312)

第5巻

(2024-01-30発行、978-4785975999)

第7巻

(2025-03-28発行、978-4785978990)

第8巻

(2025-10-30発行、978-4785980580)

第9巻

(2026-07-30発行、978-4785982515)

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