魔力枯れのダークエルフ

魔力枯れのダークエルフ

『極東キメラティカ』などで知られる板橋大祐の連載作品。舞台は、すべての民が魔力を持っている異世界。かつて「万能の魔術師」と呼ばれた大魔術師のアミラは、体の魔力が枯渇し、ただのダークエルフになってしまう。魔力を失ったことで、改めて生きる意味と希望を見出そうとするアミラを描いた再生のセカンドライフ・ファンタジー。講談社「月刊ヤングマガジン」2026年1号より連載。

正式名称
魔力枯れのダークエルフ
ふりがな
まりょくがれのだーくえるふ
作者
ジャンル
ファンタジー
 
学園
レーベル
ヤンマガKCスペシャル(講談社)
巻数
既刊1巻
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魔力を全ての基盤とする異世界

本作の舞台は、エルフやドワーフ、ゴブリン、スライム、巨人族、妖精など様々な種族が存在する異世界。全ての民が体内に魔力を宿している点が特徴で、魔力が強く才能に恵まれた者は、魔術師として全ての民の憧れの対象となっている。魔術師は魔法杖を携帯しているのが一般的で、高出力で杖に乗って空も飛べるロングタイプや広範囲効果があるミドルタイプ、魔力消費が少ないショートタイプなど様々な形状がある。また、魔力が弱く魔術師になれない者も、体内の魔力を消費する魔道具を用いて日々の生活に役立てており、魔力があることを前提に世界が設計されている。

魔力の喪失から始まる異色のファンタジー

「万能の魔術師」と呼ばれた伝説の魔術師、アミラが、表舞台から姿を消して200年が経過した。長年行動を共にしてきた特級魔導士のリリセナは、やっとのことでアミラを発見するが、彼女は魔力枯れを起こしたただのダークエルフになっていた。魔力をなくした当初、アミラは絶望に打ちひしがれ引きこもりの生活を送っていた。しかし、やがて「魔力がなくなれば今の世界では価値がない」「魔力がなくなれば何もできない」という常識に疑問を抱くようになる。朝目覚めたら心が躍るような何かを見つけたいと考えたアミラは、魔法に頼らず自分の力で生きることを決意する。それ以来、アミラは自然の美しさや素晴らしさを肌で感じ、小鳥や動物たちと語らう。また、一角兎を解体して料理を作るといった、魔法ではできないことを覚えていく。本作は魔力の喪失から始まるアミラのセカンドライフを描き、生きる意味や日常の再発見をテーマにした異色のファンタジーである。

登場人物・キャラクター

アミラ

かつて「万能の魔術師」と称えられた伝説の女性。200年前に魔力枯れを起こし、ただのダークエルフとなった。魔力をなくしてからは、自分で薪(まき)を集めて火を起こし、畑を作って自給自足生活を送る。また、森のモンスターを相手に百数十年鍛錬し、特級魔導士とも互角に戦える体術を会得した。行方不明になっていたが、長年行動を共にしてきた魔術師のリリセナに発見され、キサロ魔術大学の講師として働くことになる。宝石や骨董品が大好きで浪費癖がある。

リリセナ

「時空の魔術師」の異名を持つ特級魔導士の女性。キサロ魔術大学で教鞭を執る龍人。「万能の魔術師」アミラと肩を並べる実力者で、1500年もの間、魔術界のトップランナーであり続けている。200年前に行方不明になったアミラを探し出し、キサロ魔術大学の講師に誘う。

書誌情報

魔力枯れのダークエルフ 1巻 講談社〈ヤンマガKCスペシャル〉

第1巻

(2026-05-20発行、978-4065430132)

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