10年前に別れた恋人同士の、ピュアだけど刺激的な再会ラブストーリー
中学時代、初音と律は恋人同士でありながら、キスもしていないほど純粋な関係を築いていた。しかし、律の転校により離れ離れになり、さらに初音がスマホを水没で壊してしまったことで連絡が途絶え、二人の恋は自然消滅してしまう。それから10年後、絵本編集者となった初音が、先輩から新たな担当作家として紹介されたのは、なんと人気絵本作家として活躍する律だった。思いがけない再会を果たした二人は、空白の時間を埋めるかのように再び惹かれ合っていく。しかし、初音は編集者と作家という立場の違いから恋愛関係になることにためらいを感じていた。一方の律は、初音への思いを抑えきれず、強引にアプローチを始める。大人になってさらに魅力を増した律にせまられ、初音は次第に彼のペースに飲み込まれてしまう。
絵本編集者のまじめ系女子×人気絵本作家の強引男子
初音は仕事に対して真摯に向き合う、まっすぐな性格の持ち主。10年前に交際していた律のことが忘れられず、今でも夢に見るほど大切な存在となっている。何事にもまじめに取り組む一方で、やや鈍感なところがあり、ほかの男性からの好意に気づかないことも多く、無意識のうちに律の心を揺さぶることも少なくない。一方の律は、整った容姿を持つ美しい青年だが、感情をあまり表に出さない。両親の離婚という複雑な環境で育ったため、物事に対する執着心は薄いものの、初音に対しては特別で10年前から変わらず彼女を愛し続けている。初音に甘い言葉をささやきながら、彼女自身も気づいていなかった新たな感情を引き出す。律の深く抗(あらが)いがたい愛情は、次第に初音の心を優しく満たしていく。
人気絵本作家の登場がもたらすすれ違い
再び恋人同士に戻った初音と律は、10年前には叶わなかった誕生日の祝いをしたり、花火大会に出かけたり、放課後によく通ったファーストフード店を訪れたりと、離れていた時間を少しずつ埋めていく。そんな中、心も体も離れられなくなっていく二人の前に、人気絵本作家のひばり愁が現れる。初音にとってひばりはあこがれの存在であり、律にとっても目標とする作家だった。初音が彼の担当編集者になったことで、律と過ごす時間は減り、すれ違いが生じ始める。仕事だから仕方がないと理解を求める初音だったが、律はひばりが彼女に対して担当編集者としてだけでなく、一人の女性として好意を抱いていることに気づいていた。こうして、これまで順調だった二人の関係に、ひばりの存在が初めての波乱をもたらすことになる。
登場人物・キャラクター
式森 初音 (しきもり はつね)
出版社で絵本編集を担当する女性。年齢は20代半ば。中学時代に同級生の律と交際していたが、自身の不注意でスマホを水没させてしまい、遠距離恋愛中だった律と連絡が取れなくなったことを後悔している。大人になった今も律のことが忘れられず、恋愛経験はあまり多くない。仕事にはまじめに取り組む一方、熱中するあまり視野が狭くなってしまう不器用な一面も持っている。
御門 律 (みかど りつ)
絵本作家として活動している男性。年齢は20代半ば。中学時代に同級生の初音と交際していたが、親の都合で急に引っ越すことになり、きちんと別れを告げられないまま音信不通になってしまったことを今も後悔している。ふだんはクールで落ち着いた印象を与えるが、初音のことになると感情が高ぶり、熱くなりやすい。絵本作家としてのペンネーム「うい」は、初音の名前に含まれる「初」の字に由来している。
書誌情報
10年ぶりの初カレがすごい 6巻 講談社〈BE LOVE KC〉
第1巻
(2022-09-13発行、978-4065292518)
第2巻
(2022-11-11発行、978-4065296691)
第3巻
(2023-01-13発行、978-4065304198)
第4巻
(2023-04-13発行、978-4065317150)
第5巻
(2023-09-13発行、978-4065332191)
第6巻
(2024-03-13発行、978-4065349014)








