Honey Days

高瀬春香は15歳の高校1年生。イケメン俳優で、彼氏にしたい芸能人ナンバーワンの神野啓介は幼なじみで実は恋人。2年前から付き合っていて、親公認のラブラブな2人だが、付き合っていることは世間には内緒にしていた。ある日、啓介が撮影のため、春香の学校にやってきた。共演相手はユウキ有栖という可愛いアイドル。ユウキ有栖は撮影以外も腕を組んだり、顔を近づけてしゃべったりと啓介にべったりだった。人前でイチャついたことがない春香は、ユウキ有栖に嫉妬してしまい、撮影を見ずに教室に戻ってしまう。教室で春香は「啓介の彼女はワタシです」と声に出せない不満をノートに書き綴る。そこへ心配した啓介が春香を探しにきて、ノートの中を見られてしまう。啓介に自分の闇の部分を見られ、嫌われると思った春香だが、啓介は「みんなに付き合っていることを公表しよう」と言ってくれた。春香は啓介のその言葉だけで満足し、公表しなくていいと啓介に伝える。撮影現場に戻ろうとする啓介をもう少しだけ一緒にいたいと引き止めてしまう春香。啓介はそれなら一緒に住もうと提案する。売れっ子俳優の啓介はお金の心配もなく、早々に物件を決めてきてしまう。

新しい部屋に置くベッドを買いにショッピングに出かける2人。ベッドそっちのけでクッションを選び始める春香。店内でママと間違えたふりをして春香に抱き着いてきた小さな男の子相手にも啓介はやきもちを焼く。そんな中、偶然、クラスメイトの夏芽に会う。夏芽はSNSで神野啓介が彼女らしき人と買い物してるという書き込みがあったので見に来たのだという。ゴシップではないのかと残念がる夏芽。春香と夏芽が話をしている間に街の女の子たちがざわつき始め、神野啓介に気づいてしまう。手を引いて逃げる啓介だが、その手は春香ではなく知らないおばあさんのものだった。啓介とはぐれ、もみくちゃにされた春香は知らない男性に靴を拾ってもらう。お礼を言って立ち去ろうとするが、その男性は自分の車で送ると春香の手を強引にひく。戻ってきた啓介が男性の手をひねり、「人の彼女に手を出すな」と言ったところで、啓介を探していたファンの集団が戻ってきてしまった。啓介は春香を抱きかかえ、「監督、このまま走ります」と叫び、撮影のふりをしその場を切り抜けた。

結局、ベッドは買えなかったものの、2人の甘い同居生活はスタートしたのだった。