LILI-MEN

LILI-MEN

2016年に渡嘉敷拓名義で『カンブリア』を連載していた渡嘉敷拓馬の、初の週刊連載作品で代表作。殖魔(サキュバス)と人間が激しく戦い続ける世界における、日本を舞台にしている。殖魔の苗床として飼育されてきた主人公のニトが、公安殖魔対策局「マルサ」と協力しながら殖魔との戦いに身を投じる一方で、一人の人間としての幸福を追い求める姿を描いたバトルアクション。講談社「週刊ヤングマガジン」2022年41号から2024年41号まで連載後、同社「ヤンマガweb」で2024年9月から2026年3月まで連載。

正式名称
LILI-MEN
ふりがな
りりーめん
作者
ジャンル
ダークファンタジー
 
バトル
レーベル
ヤンマガKCスペシャル(講談社)
巻数
既刊13巻
関連商品
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殖魔と人間の対立

殖魔は見た目がほとんど人間と変わらず、かつては夜な夜な人間を誘惑して体内に卵を植え付けることで繁殖してきた。しかし現在では、効率化を追求する殖魔たちが人間を「苗床」と呼び、誘拐や計画的な飼育によって繁殖を続けている。一方で人間側は、殖魔の持つ再生能力や戦闘力を脅威とみなし、武力による排除を試みている。殖魔の存在は一般にも認知されており、殖魔と判明した場合は即座に公安殖魔対策局「マルサ」へ通報され、危険度の確認後、速やかに処刑されることが決まっている。

殖魔の四派閥がニトを狙う

殖魔は肉、骨、血、脂肪のいずれかを自在にあやつる能力を持っている。その能力に応じて殖魔は四つの派閥を形成している。ニトが公安殖魔対策局「マルサ」から協力を要請された時点で、血の派閥はすでにマルサによって壊滅させられていた。さらに、マルサの所属員は血の派閥の殖魔を解析することで、血をあやつる力を自らも身につけている。そんな中、ニトたちは集合住宅1棟分の住人が失踪したことをきっかけに、肉の派閥に属する殖魔との全面戦争へと突入していく。一見グロテスクでありながらも、人知を超えた能力バトルこそが本作の大きな魅力となっている。

ニトに宿る「殖魔の王」の驚異的な再生能力

ニトが「苗床」にされた仲間たちを救うために侵入した殖魔の卵は、驚異的な再生能力と破壊力を持ち、肉や骨、血、脂肪を自在にあやつる「混合種」と呼ばれる存在だった。さらに、本来の殖魔は脳を破壊されると再生不可能だが、ニトは脳が爆散しても即座に再生できる。この能力こそが「殖魔の王」と呼ばれる資質であり、この事実を知った殖魔たちはニトの肉体を手に入れようと、あらゆる手段で彼に襲いかかるようになる。

登場人物・キャラクター

ニト

公安殖魔対策局「マルサ」に所属する少年。もとは殖魔(サキュバス)の人間飼育研究施設で育てられたが、卵が着床しなかったため、廃棄される寸前だった。しかし、「苗床」にされた仲間たちを救うため、殖魔の卵の中に侵入した際に、人間と殖魔が融合した存在へと変貌を遂げる。マルサからはA級危険度の殖魔とみなされ、死刑が決定していたが、局長の阿光アマネの要請により協力を求められ、マルサでの活動を開始した。脳を破壊され暴走状態に陥ると、敵味方を問わず、その場にいる最強の相手との戦いに没頭してしまう。しかし本人は戦闘を好まず、人間はもちろん、殖魔であっても善良な者を殺すことを嫌っている。ふつうの人間として生きながら、仲間たちの夢を代わりに叶え、幸福になることを目標としている。

ヒイロ

公安殖魔対策局「マルサ」に所属する女性型の殖魔(サキュバス)。血の派閥に属する研究所で生まれ、そこで特別な扱いを受けて育った。血液を硬化させる能力「特血」に優れており、武装や捕縛、足場の作成など、戦闘のあらゆる場面で活躍している。人間と友好的に接する証(あかし)として、自らの生殖機能を失っている。マルサ内での危険度は最も低いC級に分類されているが、実際の実力は最も危険度の高いS級とされている。人間飼育研究施設に看護師として潜入していた頃からニトと面識があり、非常に面倒見がいい。ニトの生活サポートはもちろん、戦闘不能となった隊長の山田アイが飼っていたペットの世話まで引き受けている。

書誌情報

LILI-MEN 13巻 講談社〈ヤンマガKCスペシャル〉

第1巻

(2023-01-06発行、978-4065303979)

第2巻

(2023-03-06発行、978-4065310557)

第3巻

(2023-06-06発行、978-4065320341)

第4巻

(2023-08-04発行、978-4065326329)

第5巻

(2023-12-06発行、978-4065341025)

第6巻

(2024-03-06発行、978-4065349137)

第7巻

(2024-06-06発行、978-4065358221)

第8巻

(2024-09-05発行、978-4065368749)

第9巻

(2025-01-20発行、978-4065382981)

第10巻

(2025-05-20発行、978-4065396261)

第11巻

(2025-09-19発行、978-4065409732)

第12巻

(2026-01-20発行、978-4065421567)

第13巻

(2026-06-19発行、978-4065438244)

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